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「新しい角度からの切り込み」

バイエルンを楽しませるアンチェロッティ

 バイエルンの新監督カルロ・アンチェロッティが、ブンデスリーガ初ゴールを祝福し両腕を空へ突き上げるまで、たったの9分しかかからなかった。だが、喜びはそこで終わらず、試合中に5回も続くことになる。57歳のイタリア人監督は、自身のブンデスリーガ初シーズンの初勝利を、6-0という快勝で飾った。これより上の大勝を開幕戦で飾った監督とチームは他にいない。

 試合終了後、アンチェロッティは「良いスタートを切れた。嬉しいよ。全体的に攻撃的なサッカーができた。コンビネーションプレーも多く、多くの選手を経由して攻めることができた」と内容を総括。トーマス・ミュラーも、「6-0というスコアはもちろん素晴らしい結果。ゲームをしっかり支配し、完全に崩されることもなかった。だから満足している」と試合を振り返った。

 またマヌエル・ノイアーは、この結果を「シグナル」と表現している。そのシグナルが発せられる先は、一つが「仕上がり具合を知る」という意味でチームに、そしてもう一つは、「開幕戦を完全に支配し、6-0で圧倒した」という意味で、対戦相手だと言う。

作法と信頼

 いずれにせよ、注目すべきポイントは、カルロ・アンチェロッティがすでにチームに戦術を叩き込んだところにある。フィリップ・ラームは、「ところどころ守備的なプレーをして、スペースを作った」と説明。ノイアーは、「わざと最初のパスを出させて、それからプレスをかけた。彼は、選手一人ひとりとどのように接すればいいかを心得ている。冷静沈着な雰囲気で、試合中僕たちが自分たちで判断を下せるよう、シンプルに信頼してくれている」と、監督の手腕を絶賛した。

 したがってシームは、いい形でシーズンに入れたことと、楽しくプレーできていることに対して監督に感謝を示していた。トーマス・ミュラーが、「監督が新たな角度から切り込んでくれる。今のところ印象は素晴らしい。みんな楽しんでいるよ」と語り、「6-0。ファンが楽しめるスコアだし、僕たちも楽しかった。満足して家に帰れる」と続けた。