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フィンランドに2-0

独代表、感動的な代表引退試合で勝利

 先発出場でいつも通りの安定したプレーを見せたヨスア・キミッヒと、途中出場でチームに貢献したトーマス・ミュラーの活躍もあり、ドイツ代表は、欧州選手権後の最初の試合で勝利を収めた。しかし、ドイツが2-0でフィンランド代表に勝利した、この試合における話題の中心には、かつてのバイエルンの選手の姿があった。バスティアン・シュヴァインシュタイガーにとってこの夜は、代表ユニホームを着て試合をする最後の機会だった。試合が始まる前から涙をこらえきれなかった同選手は、メンヘングラードバッハのスタジアムに集まった30,121人のファン(そして、テレビの前の何百万人ものファン)とお別れをした。

 シュヴァインシュタイガーは、「ドイツ代表でプレーできたことは光栄なことだった。そしてファンのみんなの前でプレーできたことは、とてもとても大きな栄誉だった」と、数分間にわたって拍手を受け、“サッカーの神様“と声を張りあげた観客(その中には、ユップ・ハインケスやヘアマン・ゲルラントも含まれていた)に向けて思いを語った。その直前には、大型モニターで、同選手のドイツ代表での栄光のシーンの数々が映し出されていた。「こんな経験をさせてもらえるなんて、とても深い感謝の気持ちでいっぱい。またいつか皆さんと会える日を楽しみにしてる」と同選手は続けた。

 代表121キャップ目の試合で、シュヴァインシュタイガーは、大きく若返ったチームをキャプテンとして引っ張った。マヌエル・ノイアー、マッツ・フンメルス(2人とも出番なし)、トーマス・ミュラー(78分から出場)は、温存された。そして先発した選手のうち、ワールドカップ優勝メンバーは、シュヴァインシュタイガー以外にシュコドラン・ムスタフィと、元バイエルンのマリオ・ゲッツェだけだった。試合が始まると、若いドイツ代表がゲームを支配する。しかし最大のチャンスは、相手のDFアラユーリのクリアミスが自陣ゴールのポストに当たったシーンだった。31分には、ゲッツェもゴール前からシュートを放つが、決まらなかった。

68分で終了

 後半のドイツは、前半よりもチャンスが増え、シャルケのマックス・マイヤーが55分にゴールを決め先制に成功。その後キミッヒが、頻繁に右サイドから攻め始めると、ドイツ代表の攻撃はさらに鋭さを増す。そして、途中出場したメスト・エージルが77分に試合を決定付ける追加点を決めた。しかしこの試合の最大のハイライトは68分に訪れる。シュヴァインシュタイガーがファンの大歓声を浴びながら、ピッチを去ったのだ。

 ミュラーは、「本当に感動していたね。とてもすばらしい瞬間だった」と振り返る。同選手は試合終了後、何年も一緒にプレーした戦友を、ノイアーと共にファンの方へと連れて行った。ファンの前で、シュヴァインシュタイガーは何分間もお祝いをした。「ファンには脱帽だよ。彼らが、バスティに素晴らしい最後をプレゼントした」。お祭りムードに包まれた夜ではあったが、最後にミュラーは、「少し寂しいよ。1つの章が終わるんだね」と、気持ちを表現した。

 今週の日曜日20時45分(日本時間 翌3時45分)から始まる試合は、ドイツ代表にとってのまさに本番、真剣勝負となる。ドイツは、オスロでノルウェー代表とワールドカップ予選を戦う。その場にはもう、シュヴァインシュタイガーはいない。「ありがとう、バスティ!」fcbayern.comより。