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「彼は素晴らしい働きをしている」

キミッヒ、想像以上のクオリティーの高さ

 直近3試合で4ゴール ― まるで絶好調のストライカーの成績のようだが、実際のところ、これはゴールを狙うのが最優先の仕事ではない選手がたたき出した数字だ。その選手とは、ヨスア・キミッヒだ。バイエルンの新しいゴールゲッターとなった同選手は、「たくさんの人が僕に、一度ゴールを挙げたらどんどん入るようになる、と言ってくれていた」と打ち明けた。同選手は、5-0で勝利したFCロストフ戦で2得点(53分、60分)を決めた。

 キミッヒはUEFAによりこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。この試合に出た選手の中で2番目に多いシュート4本を放ち、3本のクロス(最多)を上げ、2ゴール(最多)を決めた若きドイツ代表には、カルロ・アンチェロッティも最初からその信頼を向けており、「彼は大変良いプレーをした。ヨスアはどのポジションでもプレーできるし、大変集中力があり、コンディションも良い。チーム全体にとって良い影響を与えている」と賞賛した。

 マヌエル・ノイアーも「彼が守備や前に向かって攻めていく時に素晴らしいクオリティーを持っていることは、僕たちももちろん知っている。そして今、彼は攻撃でも活躍し始めた。これは僕たちにとって素晴らしいことだ」と、同選手を褒めちぎった。そしてキミッヒ自身も、ノルウェーでのドイツ代表戦とアウェイのシャルケ戦に続き、ホームのファンの前でゴールを決めたことを、「僕たちのファンの前でゴールを決められたのは、素晴らしい体験だ」と当然喜んだ。特に2度目のゴールは、同選手がプロとして初めて決めたヘディングシュートとなった。

「チームを助けたい」

 ロストフ戦当日が誕生日だったトーマス・ミュラーは、「ヨスアは、W杯予選以外の全ての大会で僕よりも多くのゴールを決めている。その成績にふさわしく、彼は今や、僕にとって最も有力なライバルだ」と、にやりと笑った。そして「これから土曜日まで、彼の足首を守り、そのロードホールディング性能を失わせないようにしないといけない。それが上手くいけば、彼はきっと次の試合でも僕たちにとって重要な役割を持つ。ヨスアはいい奴だよ」と、冗談交じりながらもキミッヒへの信頼を語った。

 そして特別な活躍をしたロストフ戦の後でも、キミッヒは謙虚なままだ。21歳の同選手は、「出場できた時は、貢献しようとしている。ボールを持って僕の能力を見せたいし、チームを助けたい」と根本的な心構えを語った。「シュートが決まったときは嬉しいよ」と認めつつも、「でもシュートだけが全てじゃない。満足するためには他のことも必要だ」と述べた。そんなチームメイトのことを、世界最優秀GKのノイアーも「彼はこれまで、素晴らしい働きをしている」と、高く評価した。