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2世代

アロンソ、キミッヒ、そして将来

 「バイエルンで君の役割を引き継げるのは誰かな?」― シャビ・アロンソがこの質問にどう答えるかを考えていると、偶然ヨスア・キミッヒがその部屋の扉を開けた。もしかしたらこれは、その答えがキミッヒになるという予兆かもしれない。キミッヒ本人もドーハでの記者会見で、「長期的な僕の目標は、ボランチとしてバイエルンでプレーすることだ」とコメントしている。しかし、同時に「辛抱が必要」だということも理解しているようだ。

 なぜなら、35歳を迎えたシャビ・アロンソがまだまだエネルギーに溢れているからだ。「体は良い。メンタルも良い。今は感触が良いんだ」と、ワールドカップ、ユーロ、チャンピオンズリーグ優勝経験者が現在のコンディションを報告。アロンソの契約自体は今のところシーズン終了で満期を迎えるが、引退に関してはまだ考えていないようだ。「まだ時間はある。デッドラインは存在しないからね。僕の感触次第だ」

「輝かしい未来」

 つまりキミッヒは少なくともあと半年、ボランチとしてのアロンソを勉強する時間がある。キミッヒは、「それがベンチに座ることの唯一のメリット」と、観察というアドバンテージに言及すると、「ミスをした後の動きだ。パスミスをしたとしても、彼はすぐに切り替えて、次の瞬間には致命的なパスを出せるんだ」と、アロンソの「特にパスにおける卓越したクオリティー」を絶賛。そして、「彼のダイアゴナルパス、そのタイミング、そして試合勘は凄い」と続けた。

 だが、キミッヒもここ半年で自身の実力を証明している。右サイドバックとしては、A代表でも出場機会を与えられているくらいだ。そのキミッヒについてアロンソは、「ヨスアはファンタスティックだ。彼はどのポジションでも良い動きをする。これは彼の特別な能力だ。彼には、このクラブで今後何年にも渡り輝かしい未来が待ち受けている」と最高の評価を与えた。

「良い意味のサプライズしかなかった」

 その評価を聞いたキミッヒは、次のようにコメントした。「それは嬉しいね。最初のシーズンは誰も僕に期待していなかった。僕は2部から上がってきたから、(期待がなかった分)良い意味でのサプライズしか起こり得なかった。ここからは、今までのパフォーマンスをさらに確実なものにしていく」

 そして、どのポジションでプレーするかは、フレキシブルなキミッヒにとって今の段階では大きな問題ではないようだ。「どのポジションでプレーするのも好きだ。でも、長期的な目標は、一つのポジションで築き上げていくこと」。彼が今後どのような道を歩むか、楽しみに見ていこう。

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