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種明かし

ルシオの高温スパイク

 これは、ニヤけ顔でそっと背後から近づくフランク・リベリーがルシオの足に冷たい水をかける瞬間の写真だ。しかし、なぜリベリーはこんな行動をとったのだろうか?

 この写真が撮影されたのは2008年1月のマルベーリャ合宿だった。オットマー・ヒッツフェールト監督指揮の下、バイエルンはそこでシーズン後半戦に向けた準備を行っていた。当時まだマルセイユから移籍してきて半年のリベリーは、おそらくチームメイトのクールダウンを手伝いたかったのだろう。だから、ルシオのかかとがいつも通り過熱しているところに水をかけた。

 最終ラインでボールを奪取すると、そこから中盤を越えて前線まで走って攻撃参加するブラジル人センターバックの姿は、今でもバイエルンファンの記憶に残っている。そんなプレーをしていれば、スパイクの中は当然高温になる。

 だが、そのルシオの頑張りとリベリーのクールダウン補助は、その年の結果に出た。運動量豊富なルシオの貢献もあり、バイエルンが2008年にリーグとカップ戦優勝の2冠を達成したのだった。

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