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「すごい試合」

『おお、なんて素晴らしいのだろう!』 バイエルンのチャントが鳴り響く

 主審のセバスティアン・ダンケルトが試合終了の笛を吹いた後、バイエルンは肩を組んで『南方の星』の歌に合わせて飛び跳ねた。ドイツマイスターのバイエルンは8-0(3-0)でハンブルガーSVを破り、アリアンツ・アレーナはいつまでも大歓声に包まれた。カール=ハインツ・ルンメニゲは「これはきっと、ブンデスリーガで今シーズン最高のパフォーマンスだった」と、この日の午後に闘志、精度、そして勢いと共に素晴らしい試合を行ったチームを褒め称えた。

 ルンメニゲが言うように、ゲームメーカーとして今季BLで最大の活躍を見せたトーマス・ミュラーは、「とても楽しめた」と試合後に笑顔を見せた。ミュラーは序盤、ゴール16m手前から狙ったアルトゥーロ・ビダルの先制点(17分)を見事なプレーでアシストし、ゴールラッシュの幕開けを告げた。同選手は「いつの時点からか、流れるように全てが上手くいった。ハンブルクはいつの間にか対抗意識をなくしていたが、精神的に当然といえるかもしれない。だが僕たちもプレッシャーをかけ、スペースを使い、素晴らしいゴールを挙げた」と、試合を振り返った。

『おお、なんて素晴らしいのだろう!』

 ロベルト・レヴァドフスキもまた、ワントップとしての役割を十分に果たした。昨季のBL得点王であるレヴァンドフスキは、わずか30分の間に今季3回目のハットトリック(24分/ PK、42分、54分)を成し遂げたが、その得点意欲が衰えることはない。HSV戦で今シーズン17、18、19ゴール目を記録したレヴァンドフスキは、「僕たちには大きなポテンシャルがあるとわかっている。僕たちは得点しても、すぐにまたシュートを決めようとした。すごい試合だったね」とコメント。主将のフィリップ・ラームも「僕たちは多くのゴールを挙げ、守備面では少ししか相手に許さなかった」と満足した様子だった。

 実際にバイエルンは、4-0としたわずか数分後に、ミュラーの献身的なアシストからアラバによってこの日5得点目(56分)を記録した。このシーンについて、ルンメニゲは「あの場面で自らシュートを放つ選手は多くいるだろう」と述べた。しかしミュラー本人は、「このアシストは僕がよく言っていることの典型的な例といえるかもしれない。僕にとってゴールを決めることが全てではない、チームメイトを助けられたら、それも嬉しいんだ」と語った。ミュラーは今シーズン、バイエルンで最も多い11回のアシストを記録している。その後南カテゴリーのバイエルン・ファンが、キングスレイ・コマンが2得点(64分、69分)を挙げる間に『スーパー・バイエルン』を大声で歌い始め、アリエン・ロッベン(87分)がダメ押しのゴールを決めた時には、『おお、なんて素晴らしいのだろう!』が響きわたっていた。

「これ以上良いプレーをするのは難しいだろう」

 特に喜んだのは、ハンブルガーSV戦で監督として公式戦1000試合目を迎えたカルロ・アンチェロッティだろう。FCB監督は「これほど素晴らしい試合になるとは思っていなかった。最高のクオリティーだった!これ以上良いプレーをするのは難しいだろう」と熱い口調で語った。そんな監督に対してアリエン・ロッベンは、「1000試合目に8-0で勝利―これ以上望むことはできないだろう。監督からのお礼に期待しているよ」と冗談を口にした。HSV戦の勝利で監督として591勝目を手にしたアンチェロッティだが、この試合よりも多い得点数で勝ったことは1度しかない。同監督は「レアル・マドリード時代に一度だけ、9-1」で勝利したことがあると告げた。

 今後の試合でHSV戦のようなゴールラッシュが期待できるとは、FCバイエルンの誰も考えていない。アンチェロッティは「より難しい試合が我々を待ち受けている」と予測している。そのうちの1つは、来週水曜日にアリアンツ・アレーナで行われるFCシャルケ04とのDFBポカール準々決勝だ。代表取締役社長のルンメニゲは、「これは全く違うゲームになるだろう。我々は数週間前にここで引き分けた。あの試合でのシャルケのパフォーマンスは、結果に大変見合うものだった。大きなリスペクトと共に試合に臨む」と次の試合を見据えた。そしてラームもこのビックマッチで何が重要となるか承知しており、「良い攻撃をし、しっかりとボールを保持し、しかし強い意志で前に向かう」と意気込んだ。そうすれば、シャルケとの試合でもFCBのチャントがアレーナ中に響くだろう!

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