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誇りに胸を張って

トリッソ「責任を担いたい」

 コランタン・トリッソが選んだのは全く新しい世界だった。故郷のクラブチームであるオリンピック・リヨンで10年間を過ごした後、22歳の同選手はこの夏FCバイエルン・ミュンヘンへの移籍を決意した。フランス代表選手である彼は自らの決断の理由について「次のステップへ進む、そのときが来たと感じたんだ」と語った。

 ミッドフィールダーを務める同選手は、ブンデスリーガ最多優勝チームへの加入間もない時期を「最初の数週間はとても良かったね。チームの一員になることが出来たと感じているよ」と総括した。これまでのフィールド上でのパフォーマンスは、彼のこの発言が正しいことを証明している。トリッソはプレーする喜びに溢れ、それはチェルシーFCと戦ったテストマッチでの一場面が如実に物語っていた。

常に溢れる意欲

 試合時間57分、トリッソはペナルティエリア付近へ出されたパスを受け、身体の回転を巧みに使い、一瞬で相手選手2人を置き去りにした。そこにいたのは他でもない、彼同様フランス代表であるエンゴロ・カンテと、2010年ワールドカップ優勝をしたスペイン代表のセスク・ファブレガスだった。

 この試合ではほぼ全てのポジションでトリッソを見ることが出来た。守備的にチームをまとめ、あらゆる球際の競り合いに挑み、攻めに転じ、自らペナルティエリアへの道を探った。右足を利き足とする同選手は、「決して手を緩めることなく、チームやファンのために常に全力を尽くしているよ。これが僕の性格なんだ」と自身のプレースタイルを語った。

 その「性格」にはトリッソがフィールドの内外で責任を担っていきたいと考える姿勢も含まれている。彼は「そのために何が何でもドイツ語を学びたいんだ」と断言した。トリッソは今、彼の新たな舞台を自身の故郷とする為に、最良の道のりを歩み始めたといえるだろう。

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