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1年の離脱後

世界王者ボアテングがドイツ代表に復帰

 遂に戻ってきた!ジェローム・ボアテングが自身にとり67試合目の代表戦となる、2-0で勝利を飾ったハノーファーでの北アイルランド戦以来、1年振りとなるドイツ代表復帰を果たした。気まぐれな運命は5日(木)ベルファストで戦うことになる難敵北アイルランドを再び彼の対戦相手に選んだようだ。世界王者は「再びチームに加わることができて、また許されて嬉しく思っている。準備は万端だと感じているよ」と語り、既に馴染み深いDFBチームの親愛溢れる出迎えに頬を緩ませた。

 だがボアテングは「常々口にしている様に、トップコンディションを再び取り戻すにはまだ数週間かかる」と試合出場にこだわる様子はない。その為ドイツ代表監督のヨアヒム・レーヴが、ウインザー・パークでチームの耐久性テストを行うとは考え難いと言えるだろう。

 加えてレーヴはW杯予選最終戦へ向けて、半ダース以上のセンターバックを招集している。ボアテングのチームメイトであるマッツ・フンメルスが先発メンバーに選出されるとの見方が有力であり、その隣のポジションをボアテングが欠場したこの数ヶ月間、及び今夏のコンフェデレーションズ・カップで自らの力量を存分にアピールしたニクラス・ズーレ、アントニオ・リュディガー、マティアス・ギンター、そしてシュコドラン・ムスタフィが争うことになる。

「この惑星上に存在する最高のセンターバーックの一人」

 レーヴのアシスタントコーチを務めるトーマス・シュナイダーは、ボアテングが複数箇所の負傷による長期離脱後、未だトップコンディションに程遠いのは自明の理と考えており、「彼はまだかなりの時間を必要とするだろう」との所見を述べた。だが同氏は「コンディションを上げ調子を取り戻せば、ジェロームはこの惑星上に存在する最高のセンターバーックの一人だといえる」と強調する。

 29歳のボアテングは長い苦渋の時を耐えてきた。右大腿部に筋断裂を負った欧州選手権準決勝の対フランス戦(0-2)以降、同選手が出場した代表戦は17試合中2試合。同CB選手は「他の選手がプレーするのをただ見るしかできないのは辛いものだよ。クラブチームの為だけでなく、代表チームの為、ここに来る為にもずっと努力してきたんだ」と語り、彼が過ごした苦難の日々を発言の陰に垣間見せた。

 ボアテングは昨年12月に胸筋の手術を受け、続く今年5月に再び右大腿部を負傷した後「第一に不運なことだし、もちろんそのことについては考え込んでしまう。なぜまた起こってしまったんだろう?ってね」と苦悩したと明かす。だがその後ボアテングは原因追求に苦慮、復帰に向けて努力を重ね、「今こそ僕がこれまでの努力で得た成果を実践する時が来たんだ」と力強く語った。

 

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