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フランクフルト戦での力強いパフォーマンス

『クラーケン・シュタルケ』再び!

 余りに突然、彼は再び姿を見せた。幾人かのバイエルンファンはアイントラハト・フランクフルト戦のスターティングメンバー表にトム・シュタルケの名を見つけた時、驚きのあまり目をこすった事だろう。スヴェン・ウルライヒの試合直前の負傷離脱を受け、ベテランの同選手は突然の実戦復帰を余儀なくされたのである。

 本来であれば今夏でプロキャリアを終えていたはずの36歳の同GKは試合後、「ウォームアップ中にウリがプレーできないと知らされたんだ」と振り返った。だがマヌエル・ノイアーの負傷後、同GKは再びトレーニングを開始し、加えてスヴェン・ウルライヒの戦線離脱で試合出場を果たすまでに至った。これによりブンデスリーガ100試合出場を達成する事になったシュタルケは、「原則としては、もう終わった事だったんだけどね」と軽口を叩いた。

賞賛の嵐

 活躍を見せ素晴らしいセーブの数々でゴールを守り切ったシュタルケは、「とてもうまくいったね」と1-0で収めた勝利に喜びを隠さない。チームメイトも賞賛を惜しまず、ニクラス・ズーレに至っては「トムが練習ぶりは皆が見ていた。毎日意欲に溢れていて、だから彼が後ろを守っても腹痛を起こすことはなかったよ」と語っている。

 トーマス・ミュラーもまた「いきなり出場して、あんな素晴らしいパフォーマンスをみせたことには驚いてはいないよ、それこそがトムの持つクオリティーだ。トムはいつでも起用できるんだ」と同GKを褒め讃えた。ユップ・ハインケスも同様に「36歳であり本来引退した事を考えると、トムは非常に素晴らしいパフォーマンスを見せた」と熱狂的に語った。

 シュタルケ自身は自らのパフォーマンスを過剰評価するつもりはなく、「必要とされれば準備はできている。そういうことを何年もやってきてるからね。力はまだ十分漲っているよ」と話し、9日(土)の試合ではそれを素晴らしい活躍で実証して見せた。だがハビ・マルティネスは「見た目は50歳に見えるけど、28歳並みに元気だよね」と茶々を入れずにはいれなかったようだ。だがそれこそが、バイエルンが『クラーケン・シュタルケ』に信頼を置いている事の証左でもあるだろう。

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