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コレオグラフィーと不屈の精神

アリアンツ・アレーナでの奇跡的勝利の数々

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 15日(水)、アリアンツ・アレーナでチャンピオンズリーグ・ラウンド16セカンドレグのリヴァプールFCが開催される。ファーストレグはゴールレスに終わり、FCバイエルンの次ラウンド進出には勝利が絶対条件だ。マッツ・フンメルスは「ホームゲームでの勝利は常に可能だ」と自信に満ちている。その際勝負の鍵を握るのは、これまでも素晴らしいコレオグラフィーの数々でチームの躍進をサポートし続けたファンかもしれない。 fcbayern.comはアリアンツ・アレーナでの奇跡的とも言えるチャンピオンズリーグの試合の数々を振り返る。

2007年3月7日:ロイ・マカーイが10秒で先制

 第1戦を2-3で落とし迎えたレアル・マドリードとのラウンド16第2戦、FCバイエルンにはもはや後がなかった。だがファンの応援に背中を押されたチームは絶好のスタートを切る。ロイ・マカーイが開始10秒で、未だCL史上最速ゴールである先制点を挙げたのだ。アシストを記録したのは現在スポーツディレクターを務めるハサン・サリハミジッチ。66分にはルシオが2-0と点差を広げる追加点を挙げ、83分にルート・ファン・ニステルローイが1点を返すが及ばす、FCBが準々決勝へと進出した。

2010年3月30日:オリッチの不屈の闘魂

 前季のCLファイナリストであるマンチェスター・ユナイテッドと2009-10シーズン、 FCバイエルンは準々決勝で激突。第1戦開始1分でウェイン・ルーニーが早々に先制、試合の流れは相手チームへと傾くかに思われた。だが徐々に調子を上げたFCBは数々の好機を演出、77分にはフランク・リベリーの得点で同点に追いつく。引き分けで終わるかと思われたアディショナルタイムで、勝利を諦めなかったのはチーム、ファンだけでなくイヴィツァ・オリッチだった。同クロアチア人選手はパトリス・エヴラからボールを奪うと、勝ち越し点を叩き込んだのだ(90+2分)。第2戦を2-3で落としたものの、このアディショナルテイムでのゴールが決定打となりFCBは次ラウンド進出を果たした。 

2010年4月21日:「Pack ma’s(行け!)」

 FCバイエルンは2001年のCL制覇以来となる準決勝に進出、オリンピック・リヨンと相見えた。この天王山へ向けてファンは特別な準備を行い、アリアンツ・アレーナは赤と白のコレオグラフィーに彩られた。メインスタンドには「Pack ma’s」の文字が踊り、その激励通りのプレーをチームは披露。アリエン・ロッベンが決めた虎の子の1点を守りきり、1-0で勝利、決勝進出目向けて1勝目を挙げた。

2013年4月23日:バルサ相手に完勝

 2012-13シーズンの準決勝は当時欧州トップチームの呼び声高いFCバイエルンとFCバルセロナの対戦となった。第1戦をホームで迎えたFCBはこの日、ファンですら予想だにしなかった素晴らしい試合を見せる。力を存分に発揮したホームチームは相手に反撃の糸口を与えず4-0で完勝、アレーナは熱狂のるつぼと化した。バイエルンはこの優勢を第2戦で失うことなく、聖地ウェンブリーでの決勝進出を手にした。

 

2015年4月21日:「決して諦めるな!」

 FCポルトとの準々決勝第1戦の結果は忘れるべきものだった。FCバイエルンは1-3と遅れをとり、準決勝進出の望みは既に潰えたかに思われた。だがこの危機を前に、ファンは何をすべきかを心得ていた。南スタンドには「決して諦めるな」の文字がコレオグラフィーで現れ、チームを90分間休むことなく勇気付けた。その労は報われ、FCBは6-1の勝利を飾り準決勝へと駒を進めた。

2016年3月16日:死闘の末の逆転劇

 トリノでのラウンド16第1戦を2-2のドローで終え、ユヴェントスFCをホームに迎え臨んだ第2戦へかかる期待は大きなものだった。ファンはキックオフを前に南スタンドを赤白で彩り、決戦に見合う素晴らしい舞台を演出。だが立ち上がりから本領を発揮したイタリアチームは既に28分、2-0と試合をリードする。このままでは終われないFCBは、全力を賭けて反撃に転じ – アレーナのファンもまた全身全霊を賭けてチームを鼓舞した。トーマス・ミュラーがヘディングシュートで90+1分に2-2の同点に持ち込み、勝負は延長戦へと縺れ込むと、スタジアムは大歓声に包まれた。これに奮起したホームチームは延長戦でも攻撃の手を緩めず、チアゴ(108分)とキングスレイ・コマン(110分)が逆転弾と追加点でこの労に応える。正にアリアンツ・アレーナの真価が発揮された瞬間だった。

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