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大きな成功と重い負傷

トリッソにとってジェットコースターのような1年

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 ワールドカップ優勝メダルを首にかけ、喜びに輝く笑顔。フランス代表のコランタン・トリッソは昨夏、大きな自信と新シーズンへの期待を胸にミュンヘンに戻って来た。

 24歳の同選手はW杯出場によるトレーニングの遅れを素早く取り戻し、DFBポカール第1回戦とブンデスリーガ第2節は短時間の途中出場に止まったが、リーグ第3節レヴァークーゼン戦で先発メンバー入りを果たす。この試合でトリッソは自身の価値を証明し、試合開始から10分に同点ゴールを記録した。

第3節に十字靭帯を断裂

 ロシアで開催されたW杯から好調を維持し、2018-19シーズンでのトリッソの活躍を多くの人々が期待したことだろう。しかしこの第3節で得点から約30分後、大きなショックがFCBを襲った。ケヴィン・フォラントと競り合ったトリッソが膝を痛めて倒れたのだ。そしてこの夜同選手には、恐れていた通り十字靭帯の断裂という診断が下った。

 それからトリッソは難しい時期を過ごすことになった。愛するピッチから離れ、パフォーマンスセンターのトレーニングルームでリハビリに励んだ同MFは1月末にランニングができるまでに回復した。ランニングとはいえ再びピッチに戻り、カムバックに向けて重要な一歩を踏み出した同選手の喜びはひとしおだっただろう。

8カ月後に試合復帰

 そして5月末にベルリンで行われたポカール決勝でトリッソはついにカムバックを果たし、8カ月にわたるリハビリの末にハッピーエンドを掴むこととなった。トリッソはオリンピアシュターディオンで「長い間、この瞬間を待っていた」と感激を露わにした。その後夏の休暇に入る前に行われたカイザースラウテルンリンダウとのテストマッチでも、同選手は更なる実戦経験を積むことができた。

 トリッソにとって2019年の夏季休暇は、昨夏のロシアでの優勝の記憶と共に始まった。フランス代表のチームメイトと共にレジオン・ドヌールを受賞したのだ。これまでにバイエルンで公式戦44試合に出場し、11得点7アシストを記録している同MFはこの良い記憶と共に新シーズンに臨み、2018-19シーズンに果たせなかったことを成し遂げるつもりだ。

ウリ・ヘーネスがポカール決勝でのトリッソのカムバックについて
「新加入した選手のようなものだ」

 W杯優勝後の出場分数はわずか81分だが、トリッソはこの少ない時間で自身の能力を証明し、クラブ責任者の信頼も変わらない。会長のウリ・ヘーネスはライプツィヒに勝利したポカール決勝後、「新加入した選手のようなものだ」と同フランス人選手にかける期待を表現し、監督ニコ・コヴァチも「ボールの扱いが上手く、テクニックに優れ、対人戦に強い。期待していた通りだし、彼がそのような選手だとわかっていた。新シーズンには再び攻撃の一翼を担うチャンスを得るだろう」と”ココ”への称賛を口にした。ジェットコースターのような高低差のある1年を経験したトリッソだが、今後は希望に輝く未来が待っている。

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