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「ミッション完了」

今季最多得点の勝利でリーグ中断期間を迎えたFCバイエルン

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 FCバイエルンのファンが集う南スタンドがこの日最後に沸いたのは、試合終了後のことだった。1.FSVマインツ05戦を終えたチアゴは息子のガブリエルと共に、南スタンド前のペナルティエリア内でサッカーボールを蹴りあった。少年がゴール前へと切り込むと、期待を込めた歓声が声量を増し、ボールがゴールラインを割った途端、スタンドは熱狂に包まれた。それは6-2(2-1)の圧勝を収めた31日(土)の午後を、締めくくるにふさわしい幕引きだった。

 碧天の下、炎天下のなか、75,000人の観客は立ち上がりから我慢を強いられることとなった。30分間にわたり試合は相手チームの監督、サンドロ・シュヴァルツが分析したように彼らの「思い通りに運んだ」。マインツはFCBにスペースを与えず、アグレッシブなプレスからジャン=ポール・ボエティウス(6分)が早々に先制点を奪うことに成功。

 「我々は最初の給水タイムまで何もできなかった、あまりに活発さを欠いていたからだ。マインツの見せたアグレッシヴさに対応しきれず、あまりに簡単に捉えすぎていた」と監督ニコ・コヴァチは立ち上がりのパフォーマンスを批判。ニクラス・ズーレもまた「最初の数分、僕らはなんとなく寝ぼけていたね」と認め、「マインツにスペースを与え過ぎ、それに見合う失点を許してしまった」と続けた。

マインツ戦を終えてトーマス・ミュラー
「6-1で勝利し、ミッションは完了した、次の試合が待っている」

 だがダヴィド・アラバは試合中盤からチームは「試合にうまく入り込めた」と語る。FCBは主導権を握り、マインツに対するプレッシャーを徐々に強めると、ベンジャマン・パヴァールの目を見張るようなボレーシュート(36分)で同点に追いつく。ハームタイム間際にはアラバが完璧なFKをゴール隅へ突き刺し2-1と逆転。この勝ち越しゴールについて「リードを奪って前半を終えることは重要だった」とズーレは強調する。

 後半に入るとバイエルンはテンポを上げ、チャンスを次々と演出。ズーレは「後半、僕らは非常に良い仕事をした。早いトランジションから、2ゴールを挙げたんだ」と喜色を隠さない。イヴァン・ペリシッチ(54分)とキングスレイ・コマン(64分)の追加点で勝負の行方は既に決まり、ストライカーのロベルト・レヴァンドフスキ(78分)が今季6ゴール目、また途中出場のアルフォンソ・デイヴィス(80分)が駄目押しの6点目を挙げ相応しい大差での勝利を呼び込んだ。

 特筆すべきは、1998年9月以来(ハンザ・ロストック相手に6-1)21年ぶりとなる、異なる6選手の得点により収めた勝利だということだろう。新加入のペリシッチとフェリペ・コウチーニョは、これにより素晴らしい先発デビューを飾ることととなった。またワールドカップ準優勝のペリシッチと同年度大会覇者のパヴァールは、1ゴール1アシストで自らのFCB初得点に華を添えた。

 「終盤僕らはサッカーの喜びを披露することができたね」とキャリア初となる途中出場からの2アシストを記録したトーマス・ミュラーは、大差での圧勝を常のように的確に言い表した:「6-1で勝ち、ミッションは完了した。次の試合が待っている」。インターナショナルウィーク明けとなる2週間後に、FCバイエルンが挑む次なる相手は現在単独首位のRBライプツィヒだ。「多くの選手が代表に合流する。彼らがどのような状態で帰ってくるかは様子を見る必要がある。そしてライプツィヒで勝利を収めるつもりだ」とコヴァチは力強く明言した。

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