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ファイティングスピリット & メンタリティ

ビーレフェルト戦で逆境に抗ったバイエルン

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 3-3の引き分けで終えたアルミニア・ビーレフェルト戦にて、FCバイエルンはいくつかの逆境を克服しなければならなかった。監督ハンジ・フリックは計8人のプロ選手の起用を諦めなければならかった上に、出場可能な選手には当然FIFAクラブW杯の疲れがまだ残っていた。そして試合開始に合わせたかのような激しい雪の影響により、バイエルンは白く覆われたピッチでいつものようなコンビネーションプレーを見せることができなかった。フリックは試合後、「ピッチの状態は我々のゲームにとって最適の状態ではなかった」と断言した。

攻撃的で非情な対戦相手

ビーレフェルトは積極果敢に対人戦に身を投じ、雪の積もるピッチでバイエルンに更なる苦戦を強いた。

 対戦相手のビーレフェルトは、エリック・マキシム・チュポ=モティングの言葉を借りると「本当に獰猛」で、凍えるような寒さの中バイエルンゴール前で冷徹さを発揮。バイエルンも環境に順応し、ほとんど全面が雪で白くなったピッチの上で良い戦いを見せていた。しかしマヌエル・ノイアーの守るFCBゴール前で冷静さを保ったゲストチームに2回のチャンスから2得点を奪われ、2点のビハインドで前半終了を迎えた。

ティガーが雪かきの手伝い

チームのために全力を尽くす。“ティガー”ことヘルマン・ゲルラントがハーフタイムに除雪を手伝った。

 ハーフタイム中は、芝から雪を除くためにグリーンキーパが全力を尽くした。彼らだけでなく、アシスタントコーチのヘルマン・ゲルラントも自ら雪かきを手に取り奮闘した。クラブW杯チャンピオンのFCBはハーフタイム後、こうして再び緑色になったピッチで前半以上のパフォーマンスを出すことができた。いつものようにボールを走らせ、ゴールチャンスを作り出した。

報われたバイエルンのモラル

Jaaaa! 同点弾を決めて喜びの雄叫びを上げるアルフォンソ・デイヴィス。

 アルミニア主将のファビアン・クロースも、「雪が無くなった後は僕たちにとって難しくなった」と試合後に認めた。しかしアルミニアは、後半開始直後のロベルト・レヴァンドフスキ(48分)の得点に対して素早いリアクションを返し、すぐに2点差に戻す。だがその後もバイエルンは諦めずに猛攻し、同点に追いつく。コランタン・トリッソ(57分)とアルフォンソ・デイヴィス(69分)がそれぞれチームに1ゴールずつもたらし、バイエルンは最終的に3-3の引き分けで試合終了を迎えた。

フリックはメンタリティに感動

「このまま食らいつこう、皆!」ダヴィド・アラバは中盤から常にチームメイトを鼓舞し続けた。

 フリックは「長い移動と数試合の後であの様な追いつき方は非常にポジティブだと見ている」と、選手たちへのリスペクトを示した。55歳のFCB監督は、繊細なサッカーだけでなく、歯を食いしばって逆境を乗り越えることもできると改めて証明した彼のチームについて、「チームは戦い抜き、圧巻のメンタリティを見せた」と説明した。

 バイエルンはリードを奪われても追い上げることができる。FCBは今季、一時ビハインドに陥った試合から最終的に計19ポイントを獲得している。「僕たちはファイティングスピリットとメンタリティを示した。これもクオリティーの一つだ」と述べたのはチュポ=モティングだ。正にこのクオリティーが、今後更に厳しさを増すシーズンで勝ち進むために重要になるだろう。

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