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グラードバッハのアシスタントコーチのインタビュー

アレクサンダー・ツィックラー:驚異的な2001年5月と対バイエルン戦について

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 FCバイエルンは5月8日(土)現地時間18時30分(日本時間9日1時30分)、ボルシア・メンヒェングラードバッハをホームに迎える。FCBはこの試合で古き良き知人と再会する:ボルシアMGアシスタントコーチのアレクサンダー・ツィックラーは10年以上にわたってドイツマイスターFCBの歴史を共に作り上げた。この元ストライカーは1993年から2005年にかけてバイエルンのユニフォームを着て公式戦308試合に出場し、69ゴールを挙げた。47歳の同氏がfcbayern.comのインタビューにて、ある特別なゴールと数々のタイトルを獲得した2011年5月、そして目前の古巣との対戦について語った。

アレクサンダー・ツィックラーのインタビュー

アレックス、5月12日はFCバイエルンの歴史にとって大変特別なゴールが決まった記念日だ。どのゴールか覚えているかい?

 「カイザースラウテルン戦でのゴールじゃないかな。あれは間違いなく私のキャリアで最も美しいゴールの1つだし、もしかしたら全体的に見て最も重要なゴールにも入るかもしれない」

正解だ!君のこの夢のようなゴールによって、バイエルンは当時2000-01シーズン終了まで1試合を残してブンデスリーガ1位になった。

 「このような歴史があるのはきっとサッカーだけだ。同じ時間にシャルケがシュトゥットガルトで敗北したのもすごいことだ。ブンデスリーガ全体の状況がわずか数秒で一変して、私たちに有利になった ― しかもあのようなゴールで!その上、私はその1分前に出場したばかりだった。なんとかしてシュートに持ち込もうとした。そして私たちはカウンターチャンスを得たが、最初のシュートはブロックされ、私はリスクを厭わずセカンドボールからシュートした。あのゴール、そしてあの試合には全てが詰まっていたね」

その後のチームの喜びももちろん大きかった。カルステン・ヤンカーに潰されていた時はどんな気分だったかい?

 「ゴールを実感するまで少し時間がかかった。ボールがあのように入ったことに驚いていた。それから走り出そうとしたが、どこにも進めなかったんだ。カルステンがそこにいた。彼に地面に倒されて、その後真っ暗になり、10人くらいの選手に乗られている感じだった。少しの間息ができなくなったが、もみくちゃ状態から抜け出すことができた。その後すぐに、シュトゥットガルトがシャルケをリードしていると聞いた。信じられないような気持ちだった」

最初に駆け寄って祝福したカルステン・ヤンカーに倒されるツィックラー

君は当時、ブンデスリーガ史上ジョーカーとして最も多くゴールを決めた選手だった。その場合、完全に自身の役割に集中しているだろうか。それともベンチで興奮することもある?

 「それは同時に呪いであり祝福でもある。もちろんピッチの外で一緒に感情的になる、ピッチに出たいと思う。当然だ。しかし監督にとって、途中出場したらゴールを決められる選手がまだベンチにいることは常に重要だった ― もしかしたら、そのために私が先発に入れないこともあったかもしれない。でももちろん常にベストを尽くしてチームを助けようとする。カイザースラウテルン戦での途中出場はかなり遅かった ― でもゴールを決めるには十分だったようだ」

第34節にハンブルクで終了間際に決まったリーグ優勝にミラノでのチャンピオンズリーグ優勝と、あの年の5月は信じられないような週が続いた。あの時間をどう振り返る?

 「あのブンデスリーガ終盤とチャンピオンズリーグ決勝は、メンタル的にそれほど簡単ではなかった。私たちはカイザースラウテルン戦の前にレヴァークーゼン戦でも遅い時間帯のゴールで1-0で勝利した。ハンブルクではあと1ポイントが必要だったが、89分に失点し、あのブンデスリーガ・シーズンで最後のアクションによって引き分けに持ち込み、マイスターになった。そしてチャンピオンズリーグ決勝ではPK戦の末に優勝を果たした。神経がすり減るような時間だった。その後は、再びエネルギーを蓄えたり頭を休めるために少し時間が必要だ。本当にクレイジーな期間だったが、幸運にも全てがポジティブに進んだ」

バレンシアとの決勝では延長戦から途中出場し、PKも蹴ることになったね。

 (笑)「確実な得点者としてプランに入っていたら、交代で起用されなかったかもね。あれが私にとって初めてのPKだったかはわからないが、それまでPK戦の経験が多くなかったことは確かだ。でも私はフレッシュな状態で、監督は私にできるかと聞いた。そして私は『ああ、問題ない』と答えた ― その少し後になって、自分が何を言ったか自覚した。少しの間緊張感を覚えたが、それからはただ集中して、狙うべき角度を決めてボールにしっかりと圧をかけることだけを考えた ― そしてただ入ることを祈った。でも上手くいった。私たちはタイトルを獲得した、重要なのはそのことだ!」

あれから20年経った今、君はメンヒェングラードバッハの一員としてミュンヘンに帰ってくる。古巣との試合は今でも特別なものだろうか?

 「もちろんだ。私はバイエルンで12年間プレーし、成功に満ちた大変素晴らしい時間を過ごした。クラブは私に多くを可能にし、その後重い怪我に悩まされた時も常に私を支えてくれた。そのことはずっと記憶に残る。私は本当にとても感謝している。でも土曜日の18時30分に試合が始まったら、それもおしまいだ(笑)。私たちも勝点が必要だ、だから何もプレゼントするつもりはない」

ライプツィヒの試合結果によっては、バイエルンが土曜日の試合前に既にマイスターになる可能性がある。これは君たちにとっても有利になる?

 (笑)「それは最高だね。それがどういうことか、私がプレーしていた当時の経験からよくわかっている。パーフェクトな形でホームでのタイトル獲得を決め、前節のマインツでの敗北を忘れるために、バイエルンは更に多くの力を出せるようになる。私たちは、何が待ち構えているかよくわかっている:極めて高いクオリティーを持つ選手が多く、タイトル獲得の可能性によって一層高いモチベーションで臨むチームだ。だから試合開始時点でバイエルンが既にマイスターになっていたとしても、それほど悪いことではない」

2017-18シーズン開始以降、この組み合わせではシーズン前半戦はボルシアMGが、後半はバイエルンが勝点3を獲得している。土曜日の試合を前に君が楽観的でいる理由は何だい?

 「このようなものは破ることができるものだ。この数年、私たちはミュンヘンでそれほど悪い試合をしていないと思う。私たちには勝点が必要だ、良い準備をしてバイエルンを苛立たせるために全力を尽くす」

今季前半の対戦で、ボルシアMGは0-2の状態から逆転勝利を果たした。

 「チームのリアクションはもちろん素晴らしかった、そう言わなければならない。しかしこの試合においても、全てが嚙み合ってはいないことが見てとれた。そこを変えて、試合開始1分目から全く違うパフォーマンスを示したい」

バイエルンの元ストライカー、アレクサンダー・ツィックラーは今シーズンのロベルト・レヴァンドフスキのパフォーマンスをどう思う?

 「感嘆していると言わなければならない。対戦相手は何が待ち構えているかわかっているし、彼に対応するための布陣を敷くことができる。しかし、ロベルトのプレーはとても多面的で、そのような状況でも常にスペースを見つけ、ゴールを決められる柔軟性がある。卓越しており、近代的なサッカーにおいて必要とされることだ。対戦相手はトップストライカーが相手だとわかっている、それでもレヴァンドフスキは常に自身のパフォーマンスを発揮し、FCバイエルンにとって極めて重要であり続ける。彼はトップクラスのストライカーだ ― それもこの1、2年だけでなく、もっと長い期間そうあり続けている」

レヴァンドフスキはゲルト・ミュラーの持つ40ゴールという記録を破るだろうか?

 (にやりと笑って)「彼には2試合しか残されていない。我々との試合では難しいだろう ― 最後の2試合でそれを実現できるか見てみないといけないね」

ザルツブルク、メンヒェングラードバッハ、そしてもうすぐドルトムント ― アシスタントコーチとして、君は既にいくつかのクラブで経験を積んでいる。監督としての君を見られるのはいつになるだろう?

 「これまで経験してきたクラブやチームでは、多くを学び取ることができた。考えは成熟したし、監督というポジションを喜んで引き受けるだろう。それは今後の様子を見よう。でも今は現在の配置に満足している。我々はトップクラスのコーチ陣で、仕事は大変楽しい。でも監督のポジションについても私は準備できている」

トーマス・ミュラーもこの対戦を前に熱くなっている:

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