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DFBポカール

バイエルンの激戦対処法

 夏とは呼べない日々が続いている。気温17度、湿った寒さは秋を思わせる - セーベナー通りではもっと暑い日が確かにあった。それでもFCバイエルンの選手達は、12日(土曜日ドイツ時間15時30分、日本時間22時30分)に3部リーグで戦うケムニッツァーFCのホームで新しいDFBポカールシーズンが幕を開ければ、熱闘に向けての準備を万全に整えるだろう。

 トーマス・ミュラーは「僕達を待つのは古典的なポカール1回戦だ。とんでもないことになるだろうね」とザクセンでの激戦を予想している。新加入のニクラス・ズーレも同意見だ:「ファンがケムニッツを前線へと推し進めるだろう」ことをディフェンダーは確信している。有名かつ悪名高いポカールの法則をズーレは身を以て知っているのだ:「僕はホッフェンハイムで1860ミュンヘンを相手にアリアンツ・アレーナで敗退したんだ、だから格下のチーム相手でも決して容易ではないことを知っているよ。ケムニッツにとってみれば、人生の1試合とも言えるからね」。

アラバとロッベンが帯同

 だが(ポカールの)魔法にはそれを解く魔法があるものだ、ミュラーは正しい処方箋を知っている。同FW選手は「大本命として先制点を決めなければならない、そしたら簡単にいくんだ。けど0-0の間は、空気は張り詰めているだろうね」と警鐘を鳴らす。3部リーグチームとの戦いを見くびってはいけないと戒めるのはフランク・リベリーも同様だ。同フランス人選手は「もし集中せず3-0、4-0、もしくは5-0で勝てると思っているなら難しいことになるだろう」と語り「だが僕達はプロで、FCバイエルンだ、勝たなければならないんだ」と語気を強めた。

 「ケムニッツは3週間前からリーグ戦を戦っている、だから楽な試合とは全く違ったものになるだろうね」というのは、つい最近怪我から復帰しカルロ・アンチェロッティ曰くメンバー入りが確実視されるダヴィド・アラバだ。休暇中の負傷から回復したアリエン・ロッベンもまたメンバー入りを果たすだろうと見られている。リスクを冒すつもりはないFCバイエルンの監督は、両選手の先発メンバー入りはないと洩らした。同様に実験的なことを行うつもりもなく「これは重要な試合だ。ベストメンバーで臨む」と語った。

ケムニッツは非常事態

 「一生ものの試合」「バイエルンは当たりくじ」 – ケムニッツは既に数日前から非常事態となっている。CFCの監督、ホルスト・シュテフェンは「街全体、ファン全員、またチームも非常に意気込んでいる」と喜びを露わにし己のチームをバイエルンのプレスに晒すのは「思い上がりだろう」と断定する。彼が代わりに用意した対処法はこうだ:「あらゆるボールカットと前線へ攻め上がるアクションを、喜びと共に行う必要がある。そうすればゴールを脅かすことができる。我々は素晴らしい試合をするつもりだ」。

 初めてミュンヘンのクラブと対戦するわけではない、現在ミッドフィールダーへ転向したデニス・グローテは「周囲は試合へと意気込んでいる、バイエルンは当たりくじだからね」と語った。31歳の同選手はブンデスリーガ2007-2008シーズン、VfLボーフムで歴代最多リーグ優勝を誇るチームと2度対戦し、それぞれの試合で1得点を決めている。「僕が既にバイエルンと対戦していたとしてもこれは特別なことだよ。僕達は試合を楽しみたいし、最善を尽くしたいと思っている」と2009年のU21欧州選手権覇者は意気込んだ。

 ズーレと彼のチームメイト達はFCバイエルンが勝者となるために全てを尽くすだろう。同ディフェンダーは「もし僕達が自分たちの持つサッカーのクオリティをフィールド上で発揮し、激しく抵抗すれば次のラウンドに進めるだろう」ことを確信している。

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