presented by
Menu
スーパーカップでドルトムントと対決

最初の公式戦を前に「士気がとても高まっている」

 いよいよ真剣な勝負が始まる。8月4日(金)のゼーベナー通りの様子を見れば、それは一目瞭然だ。カルロ・アンチェロッティは2017-18シーズンに入ってから初めて、ピッチの周りを目隠しで覆った。5日(土)に行われるスーパーカップのBVB戦(20時30分、日本時間6日3時30分)に向けた準備を、何事にも邪魔されずに進めるためだ。昨シーズンにブンデスリーガ優勝を果たしたFCバイエルンは、DFBポカール優勝者のドルトムントと今シーズン最初のタイトルをかけて戦う。

 FCB監督は、「シーズン最初の公式戦に向けて、士気がとても高まっている」とチームの様子を報告した。準備期間中の試合で理想的な結果は出せなかったものの、58歳の同監督は「スーパーカップに向けてチームは準備万全だ!」と土曜日のビックマッチを前に何の不安も抱いていないようだ。しかしそれでも、直近の試合での問題点は自覚している。

バランスが重要

 アンチェロッティは「我々が現在身体的にベストコンディションでないことはわかっている。しかしサッカーは身体コンディションだけが問題になるわけではない。戦術や戦略、経験、キャラクター、そしてモチベーションもサッカーの一部だ。我々がこの面で高いクオリティーを示すことができると、私は確信している」と説明した。

 サッカーに関する様々な要素の中で、アンチェロッティが特に重視しているのはバランスだ。「良いバランスこそ成功の秘訣だが、ドルトムント戦では上手くいくと確信している。我々はこの問題を全員一緒に解決しなければならない」と経験豊富な指揮官は述べた。だがアンチェロッティはドルトムント戦で何人かの主力選手の起用を諦めなければならない。アリエン・ロッベン、ジェローム・ボアテング、ダヴィド・アラバ、マヌエル・ノイアー、チアゴ、ハメス・ロドリゲス、そしてフアン・ベルナトが負傷により欠場が決まっているのだ。

知性でタイトル獲得へ

 しかしアンチェロッティが動じることはなく、「これらの選手が欠けても他の選手で補うことはできるし、我々は彼らなしでプレーしても勝てる」と断言した。イタリア人監督はチームに「知的なプレー」を要求する。アンチェロッティは、ドルトムントは「新しい監督を迎えた強いチームだ。今までとは別の戦略でプレーするかもしれない」と注意を促した。

 その戦略について、現時点でBVB新監督のピーター・ボスが打ち明けることはない。しかし同監督も初めての公式戦を待ち望んでいることは隠しきれないようで、「試合が楽しみだ。最初の対戦相手がバイエルンとは、ますます嬉しいね」と語った。しかしオランダ出身で53歳の同監督は、バイエルンとのスーパーカップでアンドレ・シュールレを起用することはできない。このシーズン最初の試合を両クラブのファンも大いに楽しみにしているだろうが、この対戦ではドイツサッカー史上初となる特別な制度が導入される。

 その制度とはビデオ・アシスタント・レフェリーだ。このスーパーカップでは、ドイツのプロサッカーで初めてビデオ・アシスタントが審判団に加わることになった。しかしそれ以外のルールは今までと変わらない。90分間が過ぎた時点で引き分けの場合、延長戦は行われず、すぐにPK戦で勝敗を決することになる。そして最後に勝利を手にするのは、去年同様、FCバイエルン・ミュンヘンに違いない。

News