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「互角の戦い」

「大きな野心」と共にドルトムントへ赴くFCB

 順位表1位対2位、ドイツ王者対DFBポカール覇者  ー もしくはユップ・ハインケス言う所の、謂わばドイツ版エル・クラシコこと「デア・クラシカー」だろうか。11月4日(土曜日、現地時間18時30分日本時間翌2時30分)、ボルシア・ドルトムントのホームスタジアムであるシグナル・イドゥナパルクで、首位を走るFCバイエルンとそれを追走する2位のドルトムントの頂上対決が行われる。バイエルンの監督ハインケスは「これは現代のサッカーを構成する、全ての要素を目にする一戦になることだろう」と予言した。

 3週間前、FCバイエルンはボルシア・ドルトムントに勝点5ポイントの遅れをとっていた。両チームを直接比較してみると、現在順位表は全く異なる様相を呈している:FCバイエルンがハインケスの監督復帰後3戦で全勝を挙げる一方で、ドルトムントは1分2敗という結果に甘んじた。バイエルンは勝点は5ポイントのビハインドから、3ポイントのリードに立場を覆し、更にこの試合で勝利を収めればその差を6ポイントまで広げることができる。

更なる向上を望むハインケス

 アウェイ戦前日、ハインケスは「我々は大きな野心を持っており、連勝を伸ばすつもりだ」と語ったが、同時に「これを相手が容易く受け入れるつもりはないだろう」ことも承知の上だ。同監督は両チームの直近の対戦結果に惑わされるつもりはなく、「このようなチーム同士が対戦するとき、以前通じたものは全て通じなくなる。無警戒にその場へ赴き、ボルシアは調子を崩している、苦もなく勝てるさ、など主張することは許されない」と述べた。

 自身にとり直近の対ドルトムント戦が、勝利で終わったウェンブリーでのチャンピオンズリーグ決勝戦である72歳の同監督は、そのため「非常に厳しい互角の戦いになるだろう。私の目には明らかに本命といえるチームはいない」と予想している。ハインケスはドルトムントが自身のファンの前で「これまでの数週間とは違った姿をみせる」ことを試みると確信しており、また「我々は火曜日の試合までに、更に向上することができるかもしれない。私のチームが更なる努力を重ねることを期待している」と希望を口にした。

「意欲溢れる」レヴァンドフスキ

 2-1の勝利を収めたアウェイでのセルティック・グラスゴー戦から4日後、FCバイエルンはロベルト・レヴァンドフスキをドルトムント戦で再び計算に入れることができるようだ。ハインケスは同FW選手がここ数日間で良いトレーニングを行い、「再び本調子」であり「意欲に溢れている」と叙述した。3冠を達成した同監督はこれにより現在のベストメンバー、加えて自信に満ちたイレブンで試合へと臨むことが可能となった。GKのスヴェン・ウルライヒは「順位表で差を広げられる目算があれば、それはいつだって更なるモチベーションとなる、ボーナスだよ」とコメントしている。

 長期離脱中のマルコ・ロイス、ルーカス・ピシュチェク、セバスティアン・ローデとエリック・ドゥルム、またレッドカードによる出場停止でダン=アクセル・ザガドゥを欠くものの、ハインケスと対峙するBVBのペーター・ボシュ監督も同様にベストメンバーの起用が可能となっている。同監督は3日(金)、上記の選手を除く「全員が明日出場できる」と言及、W杯覇者のマリオ・ゲッツェとアンドレ・シュールレ、また欧州王者のラファエウ・ゲレイロのメンバー入りを示唆した。

 リーグ戦直近3試合で白星のないBVBだが、ボシュはFCバイエルンとの大一番が転機になることを期待している。同オランダ人監督は「もしかしたらこの対戦は正しいタイミングで開催されるといえるかもしれない。我々はこの試合に勝つために全てを出し切るつもりだ」と語り「疑問を抱いてはならない。どちらにせよ勇気を失えば、バイエルン相手にチャンスはないのだ」と自身の選手達の勇敢な戦い振りを待ち望む姿勢を見せた。

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