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今季最終節の対戦相手はシュトゥットガルト

シーズンの締めくくりに勝利を望むハインケス

 出席したジャーナリストが拍手する中、ユップ・ハインケスはステージを降りた。今季限りで退任するバイエルン監督は5月11日(金)、FCバイエルン・ミュンヘンのメディアルームでブンデスリーガでは最後の記者会見を行った。ハインケスがFCバイエルンの監督ベンチに座るのはVfBシュトゥットガルト戦(5月12日(土)、現地時間15時30分、日本時間22時30分)が最後となる。この最後のホーム戦前日に行われた記者会見にて、ハインケスは参加したジャーナリストに対して8ヶ月にわたる敬意ある協働に感謝を述べた。

 12日(土)にハインケスがアリアンツ・アレーナの監督ベンチに向かう時、他に比べるもののないブンデスリーガ・キャリアに終わりが訪れる。このシュトゥットガルト戦は同監督にとって1038試合目のブンデスリーガ戦となるが、ハインケスはそのうち669試合に監督として臨み、残りの369試合は選手としてプレーした。ハインケスは自身にとって最後のブンデスリーガ戦で、オットー・レーハーゲルが保持する現在のブンデスリーガ最多記録(1037試合)を破り、新記録を樹立することになる。もちろんハインケスは、自身の最後の試合を勝利で飾り、ブンデスリーガに別れを告げたいと思っている。73歳の同監督は「我々はシーズン最後の試合も勝利したいし、観客に良いゲームを見せたい」と語った。そして「明日は日常ではなく、喜ばしい祝宴だ」と、既に試合後の優勝パーティーがどのような雰囲気になるか楽しみにしているようだが、「ビールのシャワーは遠慮するけれどね」と笑顔で付け加えた。

ユップ・ハインケス
「我々の周囲の雰囲気はとても良いものだったから、毎日ゼーベナー通りに来るのは嬉しいことだった。それはチームだけでなく、コーチ陣にもいえることだ」

 しかし祝宴の前に、もちろんバイエルンは難しい試合に挑まなければならない。ブンデスリーガで100回目となる南部ダービーを前に、ハインケスは警戒を怠らない。最終節の対戦相手である昇格組シュトゥットガルトには、来季ヨーロッパリーグ出場のチャンスがまだ残っている。ハインケスは、VfBは「ヨーロッパリーグ出場権を手に入れるという大志と共にミュンヘンに乗り込むだろう」と予想しており、「我々は、まだ勝点が必要でシーズンが終わっていないライバルと対戦することになる」と気を引き締めた。シュトゥットガルトはミュンヘンでの試合に勝利すれば、他のクラブの結果によっては実際に国際試合出場圏内に浮上する可能性があるのだ。

 もちろんバイエルンも土曜日のためにいくつかプランを練っている。この試合は、5月19日に控えるDFBポカール決勝のための準備のひとつでもある。その1週間前に行われるシュトゥットガルト戦は、ベルリンでの決勝の前哨戦ともいえるのだ。ハインケスは「チャンピオンズリーグに敗退してしまった今、ポカール優勝は我々にとって大きな目標だ」と強調した。だが同監督はシュトゥットガルト戦にジェローム・ボアテング、アリエン・ロッベン、フアン・ベルナト、アルトゥーロ・ビダル、ダヴィド・アラバ、キングスレイ・コマン、そしてマヌエル・ノイアーを起用することはできない。

コルクトもメンバー変更が必要

 対戦相手の状況はどうだろうか?シュトゥットガルト監督のタイフン・コルクトは負傷者を抱えていないものの、南部ダービーでは出場停止のサンティアゴ・アスカシバルとデニス・アオゴの起用を諦めることになる。44歳の同監督は「謙虚さとリスペクトと共にこの試合に臨む」と述べた一方で、「我々はこの数週間で多くのポジティブな結果を残し、それによって自信を蓄えた」と、自身のチームの状態が良いことも自覚している。この発言が正しいことは、順位表に目をやれば一目瞭然だ。シュトゥットガルトはウィンターブレイク後に勝点31ポイントを獲得しており、シーズン後半に限ればFCバイエルン(43ポイント)に次ぐ2位という好成績を収めている。

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