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盛大な引退試合

カーン、ドイツ代表戦1:1ドローで「さようなら」

21時40分、Dr.マークス・メルクがセンターサークル付近で試合を一時中断、アリアンツのほとんどのライトが消された。オリヴァー・カーンがこの瞬間じっと動かず、ペナルティーエリア内にいた彼は大きなスポットライトを浴びていた。カーンはゴールに近づき、大きなバイエルンのフラッグに身を包み、一歩ずつ威厳のある足取りでタッチラインへ。6万9千人の観衆は立ち上がり、「Time to say goodbye」が流れるなか、ヴィクトリーランをするカーンに最後の歓喜があがった。サッカー史上のなかベストGKのうちの1人がサッカーの大舞台から下りる瞬間だった。

「なんて言えばいいのか分からない。自分のキャリアのなかで一番の瞬間を体験した」とカーンはマイクを手渡されたときにコメント。両チームが人垣を作っていた。カーンが今一度ファンにこう伝えた。「いつもサポートしてくれてありがとう。今日は自分にとって頂点だった。」彼の最後のメッセージ:「FCバイエルンは今後もずっと上にいるんだ。」

これはカーン抜きでも続いていくことになる。ドイツ代表との引退試合(1:1)の終わりとともに38歳は「さようなら」をいうことになった。ピオトル・トロコフスキが「鉄人」の壁を乗り越えた最後の選手として年鑑史に名を記すことになる。このゴールによりドイツ代表が1点リードで前半を折り返した。ミロスラフ・クローゼが52分、1:1と同点弾を決めた。

カーンが今夜、FCバイエルンのゴールマウスに立つのは最後となった。マッシモ・オッドがACミランからミュンヘンに移籍後、右SBとして初出場。マルティン・デミチェリス、ルシオそしてダニエル・ファン・ボイテンが代表合流に向かったことにより、CBにブレーノとクリスティアン・レルが入った。FCバイエル選手として唯一、ドイツ代表でプレーしたのがバスティアン・シュヴァインシュタイガー、そして主将を任された。

主将として彼はカーンとコイントス、試合開始後すぐにシュヴァインシュタイガーはロングキックでカーンへ、ウォーミングアップがてらのやりとりとなった。真剣勝負となったのはすでに3分、シュヴァイニーのシュートはカーンへ、だがカーンはこれを確実にセーブ。3分後のマリンの手元でバウンドするシュートにもカーンはこの道のトップだということを魅せた。20分後にもシュヴァインシュタイガーが新たに彼の元GKの牙城を崩すことを試みた。