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ケルン相手に3−0

バイエルン — 《ヘルプスト・マイスター》に輝く

任務完了!冬休み前の最終戦でFCバイエルンは見事17度目となる《ヘルプスト・マイスター》(ブンデスリーガ前期を1位で折り返すチームに与えられる称号)に輝いた。約1時間にわたり数的不利で戦ったにもかかわらず、ドイツのレコルトマイスターは1.FCケルン相手に3−0(前半0−0)で勝利を収めた。これにより単独1位の座を確保し、2位以下に最低でも勝ち点3の差をつけた状態で冬を越すことが確定した。

今年最後となるホームゲームでまたも満員札止めとなったアリアンツ・アレーナには6万9千人の大観衆が集まった。その中で行われた前半には過去幾度となくホームのバイエルンを苦しめてきたケルンがバイエルンキラーの呼び名にふさわしいプレーを見せた。バイエルンは、33分以降は2枚目の警告で退場したフランク・リベリーを欠いたにもかかわらず、常に試合を完璧に支配していたが、それでもケルンの鉄壁の守備を突破することはかなわず、スタジアム全体が絶望感に満ちていた。ところが後半に入るとゴメス(48分)が今期16点目となるゴールでケルンの壁をこじ開け、デビッド・アラバ(63分)とトニー・クロース(88分)が追加点を奪いリードを広げた。バイエルンはアリアンツ・アレーナでケルン相手に初勝利を飾った。

スターティングメンバー:
現在リーグ10位につけている大聖堂の町ケルンに対して、ユップ・ハインケス監督は先週シュトゥットガルト戦を2−1で勝利した時と全く同じイレブンで臨んだ。アナトリー・ティモシュチュクのパートナーとしてダブルボランチを組んだのはこの試合もトニー・クロース。シュトゥットガルト戦後に筋肉系の痛みを訴えていたリベリーと、ロッベンが再びサイドアタッカーをつとめ、ジェローム・ボアテングはカゼのために欠場した。

その後リベリーの退場によりバイエルンはシステムを切り替える。左サイドに生じた穴を中央でプレーしていたミュラーが埋め、4−4−1の形をとる。後半に入りミュラーとロッベンがサイドチェンジし、ロッベンは左サイドを駆け上がり、ミュラーは52分にアラバと交代するまで右サイドで攻撃を組み立てた。さらに76分にはロッベンに代えてルイス・グスタボを投入、クロースを左サイドに配置した。

一方ケルンはアリアンツ・アレーナでの一戦に極めて守備的な布陣で挑んだ。ストーレ・ソルバッケン監督は元バイエルンのゴールキーパー、ミヒャエル・レンジングの前をファイブバックで堅め、攻撃はワントップのルーカス・ポドルスキに託した。元バイエルンのストライカーはここまでケルンのゴールの半数以上を決めている。

試合経過:
ホームでのケルン戦は毎度同じ展開の繰り返しだ:自陣で守備防壁を建てるアウェーチームにバイエルンが襲いかかる。この試合もやはり同じ展開となった。前半一度も攻撃らしい攻撃を見せなかった《ガイスベッケ》(クラブマスコットに因んだ1FCケルンの選手たちの愛称で「雄ヤギたち」の意)は試合開始早々自陣のペナルティーエリアをファイブバックと4人横並びの中盤で死守し、バイエルンの攻撃をことごとく跳ね返した。前半だけでも10本のシュートに加え、クロス18本、コーナーキック6本と攻めはするものチャンスらしいチャンスはほとんど訪れず、最大の見せ場はリベリーのミドルシュート(10分)にだった。ミュンヘンイレブンでひときわ目立っていたリベリーを欠いた後も、バイエルンの優勢は変わらず、ボール支配率は73%であったが、それを活かすことができず0−0のままハーフタイムを迎える。

後半開始早々、ケルンのパスミスから均衡が破れる。ゴメスが先制点(48分)を奪いチームを解放した。ケルンはこの失点後も守備陣営を変える気配を見せなかったが、コーナーキックからアラバに追加点(63分)を奪われると、さすがに少しずつ攻撃へと転じ始めるが、試合終了のホイッスルが鳴り響くまで一度たりともマヌエル・ノイアーが守るゴールを脅かすことは無かった。一方バイエルンは攻撃の手を緩めたとはいえ、常に試合の主導権を握り続け、試合終了間際にはクロース(88分)が3点目となるゴールを決め、最終スコアを3−0とした。