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タイムリミット寸前の勝利

FCB:ロッベンの決勝点でポカール準々決勝進出

クリスマスよ来い!5大会連続となるDFBポカール準々決勝進出を決めたバイエルンは、これで年明け後も三大大会すべてにおいて上位を目指す招待状を手にしたことになる。ドイツのレコルトマイスターは本日火曜の夜にアウェーで行われた3回戦のVfLボーフム戦をタイムリミット寸前で勝利した — アリエン・ロッベンのおかげである。オランダ人の彼は後半ロスタイムに2−1(0−1)となる決勝点をミュンヘンにもたらし、90分間にわたる激しい戦いに終止符を打った。

前半、バイエルンの攻撃が決定打に欠けたのに対して、およそ3万人弱集まったレヴィアパワー・シュタディオンで先制点を決めたのは、相手を恐れずに攻撃的なサッカーを展開したブンデスリーガ2部のチームのジョヴァンニ・フェデリコ(26分)だった。しかし後半に入ると、ミュンヘンは誰にも止められないフランク・リベリーを起点に猛攻を仕掛ける。するとその流れの中、トニー・クロース(52分)が同点に追いつき、最後にはロッベンが勝ち越し点を決めた(90+1分)。

スターティングメンバー:
このボーフム戦で、バイエルンのユップ・ハインケス監督は、イビチャ・オリッチにクリスマスプレゼントを贈った。この大事な公式戦でクロアチア人の彼は今期初となる先発出場を果たしたのである — それも彼が最も好むセンターフォワードとして。
「トレーニングで信じられないほどがんばっていた」とハインケスは明かす。休養を与えられたチームトップのゴールハンター、マリオ・ゴメスはベンチスタートとなったが、後半の頭から途中出場。それ以外にもバイエルンは、ブンデスリーガでの前節、1.FCケルン戦から更に2つのポジションでスタメンを変更した。

太ももに違和感を覚えていたトーマス・ミュラーはメンバーから外れた。ハインケスはこう語った。
「彼は練習できなかった。ここでリスクを背負う必要は無い」
代わりに出場したのはルイス・グスタボ、これによりポジションが変動。グスタボとアナトリー・ティモシュチュクがダブルボランチで出場し、トニー・クロースはトップ下のポジションに移動。更にインフルエンザを克服したジェーロム・ボアテングがラフィーニャに代わり右サイドバックで先発し、この日3人目の新規スタメンとなった。

一方のVfLボーフムは4−4−2のシステムを採用。2010年までバイエルンに所属し、レコルトマイスターのセカンドチームで55試合に出場したベルリン出身のビヨルン・コップリンはスタメンに名を連ねた。乾貴士(元C大阪)、チョン・テセ(元川崎F)も先発フル出場を果たしている。

試合経過:
「ボーフムは波に乗っている。高いパフォーマンスが必要とされる」とハインケスは試合前に要求していた。だが彼のチームは思わぬ苦戦を強いられる。先週金曜、1.FCケルンが見せた守備的な戦いとはほど遠く、ボーフムは次々と危険な速攻を仕掛けてきた。すると試合開始から約30分、バイエルン守備陣の油断をついた2本目のシュートが懸命に戦うブンデスリーガ2部のボーフムに先制点をもたらす。

バイエルンも逆襲しアリエン・ロッベンが惜しいヘディングを放つが、同点弾は決まらない。そのすぐ後にもペナルティーエリア内でロッベンが倒されるシーンがあったが、審判はノーホイッスル。レコルトマイスターは前半70%近いボール支配率を記録するものの決定打に欠け、幾度となく試みた強引な中央突破ではタイトなボーフム守備陣を突破できずにいた。

後半に入ると、そこには変身したかのようなバイエルンの姿があった。分刻みに攻撃の戦火を放つバイエルン相手にボーフムは防戦一方。そして当然のごとくクロース(52分)が同点弾を決めた。得点後バイエルンが攻撃の手を緩めるとボーフムは息を吹き返す。ところが誰もが延長戦を覚悟していた矢先、リベリーがボーフム守備陣を切り裂き、ロッベンの決勝点をお膳立てした。

ハイライト:
前半3分:左サイドでフランク・リベリーがいきなりボーフムのディフェンダー3人を交わし、ペナルティーエリア内のオリッチにふわっとしたクロスを上げるが、得点にはいたらず。
前半6分:ゴール約20メートル手前でクロースからの落としを受けたテっィモシュチュクが強烈なミドルを放つが、ディフェンダーをかすめたボールはゴールを3メートルほど外れる。
前半9分:ボーフム側のピッチなかほど、タッチライン寄りでクロースがフリーキックのチャンスを得る。オリッチの求めに応じて高いボールを放り込むが、オリッチのヘディングはクロスバーの上。
前半18分:ゴール手前20メートルからルイス・グスタボがミドルシュートを放つが、ボーフムの守護神アンドレアス・ルーテは落ち着いたセービングを見せる。
前半22分:ノイヤーなす術無し。乾貴士からパスを受けたミルカン・アイディンが正確なグラウンダーのクロスをゴール前に送ると、ファーポストで待ち受けていたフェデリコがこれを決めてボーフムが先制。
前半27分:バイエルンの大きなチャンス!クロースのクロスにロッベンが頭で合わせるが、惜しくもクロスバーの上。
前半30分:クロースがゴール手前25メートルからボレーシュートを狙うが、高すぎる。
前半41分:ロッベンがペナルティエリア内でファールを受けるが、倒れたのはさらに次の一歩を踏み出した後のことだった。このプレーをヴァイナー主審はシミュレーションと判定。