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ゴールはオリッチ一人

バイエルン ― 接戦の末ハンブルグ相手に勝ち点1

ブンデスリーガ第20節のハンブルガーSV戦、FCバイエルンはすばらしい健闘を見せ勝ち点1を奪いはしたが、ブンデスリーガ首位の座は明け渡すことになった。94回目の南北ダービーを1−1(前半0−1)で終えたレコルトマイスターは、新たにトップに躍り出たドルトムントに勝ち点2差で2位となり、FCシャルケにも勝ち点で追いつかれた。

チケット完売のアイエムテック・アレーナに集まった57000人の大観衆は、激戦を目の当たりにすることになった。バイエルンは試合の大半を圧倒的に支配するものの、ハンブルガーSVがこの試合唯一の枠内シュートとなるヤコポ・サラのブンデスリーガ今季初ゴールで先制(前半23分)。圧をかけ続けたミュンヘンは後半26分、途中出場のイヴィチャ・オリッチの値千金の同点弾で追いついた。

スターティングメンバー

ラフィーニャを累積警告で欠いたハインケス監督は、ハンブルグではディフェンスラインの立て直しを余儀なくされていた。FCBの総監督は変更が最小限となるバリエーションを選択、欠場するブラジル人の代わりにアナトリー・ティモシュチュクをそのまま右サイドバックで起用、一人を入れ替えただけの作戦で挑んだ。バイエルンはそれ以外のポジションでは先週2−0で制したヴォルフスブルグ戦と同じフォーメーションでスタート。またダニエル・ファン・ボイテン(中足骨骨折)、ディエゴ・コンテント(足の指の骨折)、ブレーノ(膝の炎症)の3名は負傷欠場、セカンドゴールキーパトして腹筋を痛めたヨルク・ブットに代わりローヴェン・ザッテルマイアーが今季の公式戦で初めてベンチ入りを果たした。

後半16分にハインケスはティモシュチュクに代えてデヴィット・アラバを投入。オーストリア人の彼はその後左サイドバックにポジションを取り、ラームが右サイドへ移動した。その直後にはトニー・クロースと交替して元ハンブルグのオリッチも出場、マリオ・ゴメスとツートップを組んだ。

試合経過

気温は氷点下5度、ハンブルガーSVはホームのアイエムテック・アレーナで試合開始直後からFCバイエルンと熱い戦いを繰り広げた。立ち上がりホームチームはミュンヘンに積極的にプレスをかけ、マヌエル・ノイアーが守るゴールに攻め込もうとするが、唯一得た2度のセットプレー(前半5分、6分)も決定的なチャンスにはつながらず。

10分ほど経過すると今度はバイエルンが試合をコントロールし始める。フランク・リベリーのシュートは、ハンブルグのキーパー、ヤロスラフ・ドロブニーがファインセーブ(前半13分)、続くコーナーキックから、ハイコー・ヴェスターマンのオウンゴールがネットを揺らすが、クヌート・キルヒャー主審はノーゴールの判定。レコルトマイスターが勢いに乗ってきたさなか、万人の予想を覆し、サラがハンブルガーSVに先制点をもたらした(前半23分)。

ミュンヘンはその後1点のビハインドを取り戻そうと必死に猛反撃を仕掛けるが、アリエン・ロッベンのシュートは再びドロブニーの好セーブに阻まれる。結局このシーンが前半最後のチャンスらしいチャンスとなり、FCBは試合を支配したものの、ペナルティーエリア内では決定的な突破力に欠けていた。一方のハンブルガーSVは気持ちのこもった巧みな守備でゴール前では一瞬の隙も見せなかった。

後半に入っても試合経過に大きな変化は訪れない。相手陣地内でプレーを続けるミュンヘンだが、ハンブルグの堅い守備を崩す術を見出せない。ミドルシュートはみな、この日絶好調のヤロスラフ・ドロブニーに危なげなく抑えられ、ミュラーのシュートにもハンブルガーSVの守護神はスーパーセーブを見せる(後半25分)。しかしその1分後、ついにドロブニーの壁は破られる。コーナーキックからオリッチが値千金の同点弾を決め、FCBを窮地から救った。

試合終盤戦、FCバイエルンは決勝点を決めるべく攻め上がるが、ハンブルグのカウンターに2点目を危うく奪われそうになるシーンもあった(後半31分)。最終的には引き分けのまま試合終了、両チーム共に勝ち点1を獲得した。