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決勝T一回戦ファーストレグは0−1

接戦の末、バーゼルで敗れる

FCバイエルンの準々決勝進出が危うくなった。ドイツのレコルトマイスターは決勝トーナメント一回戦ファーストレグのアウェー戦をFCバーゼル相手に0-1(前半0-0)で落とした。もっとも3週間後(3月13日)に控えるセカンドレグで、ホームのサポーターの目の前で一回戦突破を決める可能性は残されている。

満員札止めのザンクト・ヤコブ・パルクに集まった36.000人の観客が見守る中で行われた試合は、途中出場のヴァレンティン・シュトッカーの終了4分前のゴールで決着がついた。90分間にわたりバイエルンは、ボール支配率では勝っていたものの、相手ゴール前での突破力に欠けていた。

スターティングメンバー:
スコアレスドローに終わったアウェーのフライブルグ戦から4日後、ユップ・ハインケスはフォーメーションを二つのポジションで入れ替えてきた。ここ最近の3試合でベンチスタートを言い渡されていたアリエン・ロッベンがトーマス・ミュラーに代わり右サイドアタッカーをつとめた。
「彼が攻撃の起点になってくれると信じている」とハインケスは高速ドリブラ―に期待を寄せた。2つ目の変更点はダブルボランチで、ルイス・グスタボに代わりアナトリー・ティモシュチュクが先発出場。また18歳のエムレ・カンも初めて18人のメンバー入りを果たした。

一方のFCバーゼルは前回のリーグ戦と同じメンバーでこの試合に臨んだ。ハイコ・フォーゲルのチームはいつもの4−4−2のフォーメーションでスタート。そのメンバーには来季バイエルン入りが決まっているジェルダン・シャキリと元バイエルンのマルクス・シュタインヘーファーも含まれ、それぞれ右サイドハーフと右サイドバックのポジションで出場した。

試合経過:
スタジアムの場内放送のアナウンサが告げた通り「スイスのサッカークラブにとりこれ以上無いビッグマッチ」は、最初から様子見無しの真剣勝負が繰り広げられた。すぐさま主導権を掴んだバイエルンは相手ゴール目掛けて早い攻撃を仕掛けていく。ほどなくフランク・リベリーに2度のチャンス(前半3分、12分)が訪れるが、いずれも反応速度に優れるバーゼルの守護神ヤン・ゾマーに止められる。

序盤戦、バーゼルは防戦一方。公式戦13試合連続無敗のスイスチャンピオンは、自陣のペナルティーエリアをフォーバックと横一列に並ぶ4枚の中盤で固める策に出た。前では希望を託されたアレクサンダー・フライ、マルコ・シュトレーラ、シャキリの3名がカウンターのチャンスをうかがい、時が経つにつれその危険性を増していった。

試合開始後15分、バーゼルの前半のベストシーンが始まる。シュトレーラはマヌエル・ノイアーに阻まれ(前半16分)、アレクサンダル・ドラゴビッチはノイアーとポストに泣き(前半16分)、フライのシュートはクロスバーに弾かれた(前半19分)。これにより放心状態に陥ったバイエルンは、回復に多少の時間を費やすことになる。ハインケスイレブンは、ボール支配率でこそ勝ってはいたものの、その後は前半終了のホイッスルまでミドルシュート以外で相手ゴールを脅かすにはいたらず。

両チーム選手交代無しで迎えた後半も、試合は同じ展開を見せる。仕掛けるのはミュンヘン、しかし人数をかけて守るホームチームの守備ブロックにことごとく引っかかってしまう。得点チャンスも多くはミドルシュートからのものに限られていた。後半27分にこの試合一番のチャンスがマリオ・ゴメスに訪れるが、これもまたこの日MVP的活躍を見せたバーゼルの守護神ゾマーに阻まれる。

一方ピッチの反対側で待ち構えていたノイアーには、後半見せ場はほとんど訪れず ― 試合終了4分前までは。シュトッカーの地を這うシュートには、彼とてなす術無しだった。