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7−0

FCB、怒涛の進撃でCL準々決勝へ

任務達成! FCバイエルンは打ち上げ花火のようなゴールラッシュでチャンピオンズリーグ準々決勝進出を決めた。13日(火)夜、決勝トーナメント一回戦のリターンマッチでドイツのレコルトマイスターはスイスチャンピオンのFCバーゼルを7−0(前半3−0)で下し、3週間前に不運にも0−1で敗れたファーストレグから見事逆転に成功。また、これはFCBのチャンピオンズリーグ史上最多得点勝利となった!ベスト8のミュンヘンの対戦相手は、スイス・ニヨンで16日(金)に行われる抽選会(日本時間19:45)で決定する。

FCバイエルンは、バーゼル戦開始早々攻撃ののろしをあげた。試合開始後10分には早くも高速サイドアタッカーのアリエン・ロッベンが、チケット完売のアリアンツ・アレーナに集まった66,000人の大観衆に歓喜をもたらした。トーマス・ミュラー(前半42分)とマリオ・ゴメス(前半44分)の追加点で、バイエルンはハーフタイム前には既に楽勝ムード。後半に入ってもドイツのレコルトマイスターは攻撃の手を緩めず、ゴメスが自身のチャンピオンズリーグ今季通算8ゴール目、9ゴール目、10ゴール目(後半5分、16分、22分)とハットトリックで試合を決定づけた。これによりドイツ代表のゴメスは、チャンピオンズリーグの舞台で初めて1試合4ゴールを決めたドイツ人ストライカーとして歴史に名を刻んだ。最後にはロッベンが再びゴールを奪い(後半36分)、試合終了のホイッスルを迎えた。

スターティングメンバー:

ユップ・ハインケス総監督は、先週土曜ブンデスリーガでTSG1899ホッフェンハイムを圧倒的な強さで7−1と快勝したときと同じ布陣でバーゼル戦に臨んだ。先発起用が噂された靱帯断裂から快復したバスティアン・シュヴァインシュタイガーはベンチスタート。ラフィーニャ(インフルエンザ)はこの試合もメンバー外。彼に代わりフィリップ・ラーム主将が右サイドバックをつとめ、デヴィッド・アラバが左サイドバックで先発した。また前の試合で負傷したマリオ・ゴメス、ジェローム・ボアテング、アリエン・ロッベンも、快復が無事に間に合った。

FCバーゼルのハイコ・フォーゲル監督は、万人の予想を覆しファーストレグの試合からフォーメーションを入れ替えてきた。スターティングメンバーのリストにベンヤミン・フッゲルの名前は無く、代わりにカブラルがボランチの位置で出場。来季バイエルンへの移籍が確定しているシェルダン・シャキリは、右サイドハーフで先発した。

試合経過:

バーゼルは「間違いなくホッフェンハイムとは別の行動をとる」とハインケスは試合前に予想していた。スイスのチームは、立ち上がり5分間はそれを実行した。しかしその後FCバイエルンの攻撃陣が大爆発。なかでもこの試合最初のチャンスを立て続けに得た(前半5分、6分)ロッベンは、アドレナリンが全開したかのように攻め上がった。前半10分ドイツのレコルトマイスターに先制点をもたらしたのもオランダ人の彼であったのは、別に不思議も何でもない。ロッベンにとっては2010年4月以来となるチャンピオンズリーグでのゴールにアリアンツ・アレーナの観客席は歓喜で揺れた。

バイエルンはその後も猛攻を仕掛け、バーゼルは自陣を抜け出すことすらままならず。ゴメス(前半12分)とミュラー(前半22分)がそれぞれ足と頭で追加点のチャンスを掴むが、決められずにいるうちにバーゼルの守備が幾らか安定し始める。そこでFCバイエルンは一旦攻撃の手を緩め、前半の残り時間に備え体力を蓄え、終了間際に一気に2点の追加点を奪った。まずはミュラー(前半42分)が2−0とし、続いてゴメス(前半44分)が3点目を決め、後半へ向けバイエルンに余裕のリードをもたらした。

後半に入ってもサポーターが目の当たりにしたのは、まるで一方通行のサッカーだ。特にリベリーとゴメスが大暴れ。フランス人のリベリーは、ドイツ代表ストライカー、ゴメスのゴールラッシュ(後半5分、16分、22分)を3点ともアシストした。これによりゴメスはチャンピオンズリーグ通算10ゴールをマーク、CL得点ランキングをリードするバルサのスーパースター、メッシ(通算12ゴール)にあと一歩のところまで迫った。6点の大量リードを奪っても尚、ミュンヘンは満足する様子を見せず、途中出場のバスティアン・シュヴァインシュタイガーが完璧なアシストでロッベンの7点目をお膳立て。その後、試合終了のホイッスルが鳴り響くと、アリアンツ・アレーナはお祭りムードに包まれた。

ハイライト:

前半5分:ミュラーが中盤を軽々と突破し、飛び出したロッベンにラストパス。ロッベンは狙ってシュートを放つが、相手にあたりコースが変わり、バーゼルの守護神ヤン・ゾマーがこれをキャッチ。
前半6分:ロッベン、得意の形で中央へドリブルで切り込み左足でシュートを放つが、惜しくもバーゼルゴールの枠の外。
前半10分:トニー・クロースのミドルシュート。相手にあたりコースが変わったボールはロッベンの足下に。ロッベン、これをゴール手前10メートルから決める。
前半12分:またしてもビッグチャンス。ロッベンのシュートをキーパー・ゾマーがパンチング。こぼれ球を拾ったフランク・リベリーがゴメスに横パスを出すが、ゴメスの至近距離からのヒールシュートは決まらず。
前半12分:ルイス・グスタボがゴメスを走らせる。ゴメスの左足の強烈なシュートはゾマーに阻まれる。
前半22分:ロッベンのコーナーキックにミュラーが正確なヘディングシュートを合わせるが、ゴールの上隅に吸い込まれる寸前、ゾマーが指先で掻き出す。
前半37分:クロースがゴール手前25メートルからミドルシュートを放つが、惜しくもクロスバーの上。
前半40分:FCバーゼルこの試合初めてのチャンス。左サイドを駆け上がったマルコ・シュトレーラが正確なセンタリングを上げると、ファーポストでアレックス・フライがボレ―シュートを放つがクロスバーの上。
前半42分:2−0! リベリーを起点にカウンター攻撃。右サイドでボールを受けたロッベンが左足でニアポスト目掛けてクロスを入れると、これをミュラーがボレーでゴールイン。
前半44分:またしてもゴール! クロースのフリーキックをホルガー・バドシュトゥーバーがゴールラインぎりぎりで折り返すと、これが完璧なアシストとなり、ゴメスが詰めて追加点。