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マルセイユで2−0

FCB、準決勝に向けて大きく前進

FCバイエルンはチャンピオンズリーグ準決勝に向け初めの一歩を大きく踏み出した! 28日(水)夜、チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグの試合で、FCBはオリンピック・マルセイユ相手に2−0(前半1−0)で勝利し、一週間後にミュンヘンで行なわれるリターンマッチに向けて好スタートを切った。というのもバイエルンは、UEFAの国際大会のファーストレグを制した過去22試合の内21回で、最終的には次のステージへと勝ち進んでいるからだ。

公式戦では初対決となったFCB対マルセイユ戦、満席とまではいかなかったがスタッド・ヴェロドロームに集まった31,683人の観衆は、激しい試合を目の当たりにした。試合を優勢に進めたバイエルンは、前半終了間際、この試合最初のチャンスをマリオ・ゴメス(前半44分)が冷静に決め、大事なアウェーゴールを奪うことに成功。後半にはこの日絶好調のアリエン・ロッベンがだめ押しの2点目(後半24分)を入れた。オリンピック・マルセイユにとっては、ドイツのチームとの試合で実に36年ぶりの敗戦となった。

スターティングメンバー:
マルセイユ戦、ユップ・ハインケスのチームに一人の選手が戻ってきた ― バスティアン・シュヴァインシュタイガーだ。足の炎症により公式戦3試合を欠場した彼は、再びドイツのレコルトマイスターのメンバーに復帰した。もっともスターティングメンバーに名を連ねるまでには至らなかったが。先発メンバーは、先週水曜のDFBポカール準決勝、対グラッドバッハ戦と同じイレブン。先週土曜、ハノーファー戦で休養を与えられたトーマス・ミュラーとマリオ・ゴメスが、スタメンに返り咲いた。

ドイツ代表でもバイエルンでも正ゴールキーパーを任されているマヌエル・ノイアーの前でフォーバックを務めたのは、右からフィリップ・ラーム、ジェローム・ボアテング、ホルガー・バドシュトゥーバー、そして若手のデヴィッド・アラバだ。ボランチにはルイス・グスタボとトニー・クロースが出場、戦車のようなワントップ、マリオ・ゴメスの後方でサイドアタッカーのロッベンとフランク・リベリー、トップ下のトーマス・ミュラーが攻撃をどんどん仕掛けて行くスタイルだ。

マルセイユのディディエ・デシャン監督は、出場停止処分を受けた守護神スティーブ・マンダンダの代わりにサードゴールキーパーのエリントン・アンドラーデを起用。これにより今季公式戦デビューを飾ったブラジル出身の彼にとり、この試合はキャリア初となるチャンピオンズリーグ戦となった。欠場したセンターバック、スレイマン・ディアワラの穴を埋めるべくデシャンに指名されたのはロド・ファンニ。チャンピオンズリーグ前節のインテル戦で彼は控えに回っていた。負傷していたロイク・レミとアンドレ・アユーは快復が間に合い、元バイエルンのアルー・ディアラと共に先発出場を果たした。

試合経過:
試合開始早々オリンピック・マルセイユは、国際マッチでこれまで見せてきた強みを発揮。フランスのチームの粘り強いアグレッシブなプレーにバイエルンは苦しめられ、なかなかペースを掴めずにいた。試合そのものはFCB優勢で進んだが、得点チャンスはほとんど生まれなかった。マルセイユは、俊足のレミを頼りにカウンターを仕掛ける作戦をとり、序盤戦にはその彼が先制点を奪うビッグチャンス(前半7分)も訪れていた。

前半30分をまわったあたりから、試合は荒れ始めた。ラーム、クロース、ルイス・グスタボ、そして元バイエルンのディアラに、それぞれイエローカードが与えられた。オリンピック・マルセイユのミッドフィルダー、ディアラにとっては、これが通算3枚目となり、次のミュンヘンでのリターンマッチは出場停止となる。その後バイエルンは落ち着きを取り戻し、すばらしい攻撃を展開した。ラームから縦パスを受けたロッベンが、ゴメスの動き出しを見逃さずにラストパス。FCバイエルンのチーム得点王ゴメスは、これを冷静に決め先制。チャンピオンズリーグ今季通算11点目となったゴメスのゴールは、試合展開からも当然の成り行きだった(FCBのボール支配率は59%)。

後半に入っても試合をコントロールしたのはバイエルン。後一歩でゴメスが追加点というシーン(後半11分)もあった。その後一時マルセイユがエンジンをフル回転させたが、レミのシュート(後半14分)はノイアーがすばらしい反応で防ぎ、バイエルンはリードを死守。続くコーナーキックからのディアラのヘディング(後半15分)も、あわやというところで同点弾にはならず。

これにはハインケスも黙ってはおれず、クロースに代え守備的ミッドフィルダーのアナトリー・ティモシュチュクを投入。バイエルンの守備は再び安定感を取り戻し、その後は相手にほとんどチャンスを許さず、ボールを奪うと針で刺すかのごとく鋭いカウンター攻撃を仕掛けていった。そして、そのようなカウンターの一つが重要な2点目につながった! ミュラーのパスでフリーになったロッベン(後半24分)が左足でしっかり決め、リードを広げた。ミュンヘンは残された時間帯を問題なくやり過ごしたが、途中出場したシュヴァインシュタイガーは通算3枚目となるイエローカードをもらい、リターンマッチは出場停止となる。