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マヌエル・ノイアーさまさま

FCB、PK戦を制してポカール決勝へ

FCバイエルンはベルリンで開催されるDFBポカール決勝戦への切符を手にした — ここ10年間で6度目の決勝進出だ。現地時間21日(水)夜、ドイツのレコルトマイスターはボルシア・メンヒェングラッドバッハとの準決勝を120分間戦い抜いた末(スコアレスドロー)、PK戦を4−2で制した。これによりミュンヘンは、ブンデスリーガの1節と18節(0−1、1−3)で喫した敗戦のリベンジを果たす。5月12日にベルリンのオリンピアシュタディオンで行なわれるグランドファイナルでは、FCバイエルンとボルシア・ドルトムント(対グロイター・フュルト戦を1−0で制し決勝進出)がポカール王者をかけて対戦する。

チケット完売のボルシア・パークに集まった観客は、緊迫した接戦を目の当たりにした。FCBはより良いチャンスを演出するも、なかなか均衡を破るには至らず延長戦に突入。120分間を戦い抜いた後も決着がつかず、そのままPK戦へと進んだ。冷静さを失わなかったミュンヘンは、全員がPKを沈着に決めていく一方、グラッドバッハは、ダンテがクロスバーの上へ外すと、ホーヴァル・ノーヴァイトはマヌエル・ノイアーに止められた。

スターティングメンバー:

選手をローテンションさせる気など今のユップ・ハインケス監督にはこれっぽっちもないはずだ ― ホッフェンハイム、バーゼル、ベルリンとの3戦を振り返ると当然だ。というわけでFCBは4試合連続同じスタメンで臨むことになった。この試合も守護神マヌエル・ノイアーの前でフォーバックを組んだのはフィリップ・ラーム、ジェローム・ボアテング、ホルガー・バドシュトゥーバーとデヴィッド・アラバの4名だ。

ハインケスは、信頼を寄せている潰し屋のルイス・グスタボをディフェンスラインの前で攻撃的なトニー・クロースと組ませた。攻撃陣はターゲットにマリオ・ゴメスを置き、その後ろでアリエン・ロッベン、トーマス・ミュラーとフランク・リベリーが自由気ままに攻撃を展開するスタイルだ。グラッドバッハは予想通りの先発で試合に臨み、ケガからメンバー復帰を果たしたパトリック・ヘルマンはベンチスタートとなった。

試合経過:

「グラッドバッハは実にすばらしいカウンターを繰り広げるチームだ」とロッベンは試合前に述べていた。試合中ボルシアはこれを幾度も証明する。試合開始からボール支配率で勝っていたのはアウェーのFCバイエルンだが、グラッドバッハに手を焼いているのが伝わった。マルコ・ロイスとマイク・ハンケが高い位置からバドシュトゥーバーとボアテングにプレスをかけ、バイエルンはイメージ通りにビルドアップするのが困難となっていた。ボルシアはいざボールを奪うと電光石火の攻撃を展開した。

それでもグラッドバッハはドイツのレコルトマイスターを完璧に抑え込むことはできず、早い時間帯でビッグチャンスが2度訪れる。クロースがポストに阻まれると(前半6分)、ゴメスのヘディングにはゴールキーパーのマルク=アンドレ・シュテーゲンが好セーブを見せた(前半15分)。前半20分を少し過ぎたあたりに今度はロイスがボルシア最初のビッグチャンスを掴んだが、ノイアーの壁を越えることはできず。その後試合は若干落ち着いた展開を見せるが、終了間際の前半最大のチャンス(前半40分)もロッベンが外し、そのままハーフタイムへ。

後半開始早々再び火花が飛び交った。ロッベンがまたもや先制点のチャンス(後半4分)を外すと、逆サイドではフアン・アランゴが良いポジションからの好機を活かせず。息をのむ緊迫した試合展開が続く。優勢に試合を運ぶFCBは、ひたすらグラッドバッハのコンパクトな守備をすり抜ける道を探す。しかし後半36分にゴメスが穴をついた後にはほとんどチャンスが訪れず、時間だけが過ぎていった。試合終了間際になり息を吹き返したグラッドバッハは、ロイスが決定機(後半39分)を掴むが、ノイアーがFCバイエルンのゴールを死守、そのまま延長戦へもつれ込む。

延長戦でも決着がつかなかったため、試合はPK戦へ突入した。アラバ、フィリップ・ダエム、リベリー、パトリック・ヘルマン、ラームが確実に決めていく。その次、ダンテのシュートはクロスバーの上に外れ、バイエルン優勢に。クロースが4−2とリードを広げると、グラッドバッハのノルトヴァイトがノイアーに阻まれ、バイエルンは喜びを爆発させた。