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レアル相手に2−1

ゴメスのゴールでFCB、夢の決勝へ一歩前進

ホームスタジアムで決勝戦を戦うという「最大の夢」(カール=ハインツ・ルンメニゲ)に向けて一歩前進! 17日(火)夜、FCバイエルンはチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグ,対レアル・マドリード戦で素晴しいパフォーマンスを発揮し2−1(前半1−0)で勝利、一週間後の25日(水)エスタディオ・ベルナベウでのリターンマッチに向け、好スタートを切った。実にあっぱれ、ドイツのレコルトマイスターはレアル相手にホームではいまだ負け無しだ(9勝1分け)。

バイエルンは66,000人の熱狂的な大観衆の目の前で、この日大爆発のフランク・リベリー(前半17分)がセットプレーから右足で先制点を奪った。ハイレベルな試合は後半に入りメスト・エジル(後半8分)の同点弾でレアルが振り出しに戻す。しかし終了寸前マリオ・ゴメス(後半45分)が劇的なゴールを決め、サポーターは歓喜のあまり椅子から飛び上がった。

スターティングメンバー:
中盤でのスタメン争いが混迷を極めたこの試合、ユップ・ハインケスはダブルボランチにルイス・グスタボとバスティアン・シュヴァインシュタイガーを、攻撃的3枚にアリエン・ロッベン、トニー・クロース、リベリーを起用した。ドイツ代表トーマス・ミュラーはベンチスタートとなった。ゴールキーパー(マヌエル・ノイアー)、ディフェンス(フィリップ・ラーム、ジェローム・ボアテング、ホルガー・バドシュトゥーバー、デヴィッド・アラバ)、そしてフォワード(ゴメス)では、ここ数週間不動のメンバに監督は賭けて出た。

レアルのジョゼ・モウリーニョ監督もまた、この試合に攻撃的な布陣で臨んだ。カバーリング役のシャビ・アロンソとサミ・ケディラのダブルボランチの前に、カリム・ベンゼマ、アンヘル・ディ・マリア、エジル、クリスティアーノ・ロナウドを配置、4枚の攻撃的プレーヤーでFCBの守備陣を苦しめる作戦に出た。守備陣でこの試合モウの信頼を勝ち取ったのは、アルヴァロ・アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、ファビオ・コエントラン、そしてゴールキーパーのイケル・カシージャスだ。タレント揃いのレアルのスタメンにヌリ・シャヒンとハミト・アルティントップが名を連ねる余地はもはや残っていなかった。

試合経過:
ゴメスの希望通り、熱狂的なサポーターで埋め尽くされたアリアンツ・アレーナは煮えたぎっていた。だがそれに圧倒されることもなく、スペインのレアルは立ち上がり早々試合の主導権を握る。FCBはビルドアップでのパスミスが目立ち、自陣へと押し込まれていったが、幸運にもベンゼマ(前半7分)は絶好のポジションからの好機を外してくれた。

ミュンヘンの選手達は分を追うごとに自信を取り戻し、1対1の場面を制して攻撃に転じる機会が増えていった。そしてマドリードゴールを捉えた最初のシュートがゴールネットを揺らす。リベリーの先制点が生んだ歓喜の渦は収まるところを知らず、大歓声と地響きでスタジアムが揺れた。レアルにとり、チャンピオンズリーグの試合で前半に失点を喫するのは、実に2年半ぶりとなった。

この先制によりバイエルンはその後、ショックを受けたマドリードをよそ目に支配権を握り始め、シュヴァインシュタイガー(前半21分)、ゴメス(前半40分)、クロース(前半45分)とリードを2−0に広げるチャンスを掴むが、活かせずに終わる。一方レアルは、ボールを奪うと即座に切り替え危険な攻撃を展開するも、前半はノイアーの壁を越えられず。

後半に入ってからも、観客が目の当たりにしたのは速いテンポのサッカー。だがそんな中、マドリードがエジル(後半8分)のゴールで同点に追いつく。バイエルンは一瞬息をのんだが、すぐに切り替えて再びアクセル全開。ゴメスは立て続けに3度(後半17分、26分、27分)ゴールキーパーのカシージャスの前に表れてはゴールを脅かすが、ボールはゴールラインを割ろうとはしなかった ― 最初のうちは。

試合終了寸前の後半45分に突入したそのとき、ラームが右サイドを強硬に突破し、ゴメスが中央で勝負を決するゴールを決め2−1に! アレーナは天地がひっくり返るほどの歓喜の渦に包まれた。時間がかかったとはいえ、バイエルンはホームでレアル・マドリード相手に勝つべくして勝った。これで、ホームスタジアムで開催される決勝戦を戦う夢を追い続けることができる。