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頂上決戦は0−1

FCB、ドルトムントで不運にも敗れる

FCバイエルンは、ブンデスリーガ優勝戦線からの一歩後退を甘受せざるを得なくなった。ブンデスリーガ第30節、レコルトマイスターはアウェーのボルシア・ドルトムント戦を不運にも0−1(前半0−0)で落とし、リーグ戦残り4試合でディフェンディングチャンピオンに勝ち点6差をつけられた。

80,720人が集まった満員札止のズィグナル・イドゥナ・パルクでは、スピード溢れる激しい戦いが繰り広げられ、前半は香川率いるドルトムント、後半はバイエルン優勢で試合は進んだ。しかし後半32分に先制したのはドルトムント。息をのむ攻防が続く終盤、バイエルンはアリエン・ロッベン(後半40分)が試合を振り出しに戻す絶好のチャンスを掴むも、PKを決められず、結局ロベルト・レヴァンドフスキのゴールが決勝点となり、ドルトムントがバイエルンを1−0で下した。

スターティングメンバー:
ハインケスは4日前のFCアウグスブルグ戦(2−1)から先発メンバーを二つのポジションで入れ替えてきた。アナトリー・ティモシュチュクとバスティアン・シュヴァインシュタイガーが再びベンチに下がり、代わりにトニー・クロースと出場停止処分が解けたルイス・グスタボがダブルボランチを組んだ。シュヴァインシュタイガーは後半16分、トーマス・ミュラーに代わって途中出場、その直後にはマリオ・ゴメスに代わり、イヴィチャ・オリッチも起用された。

ドルトムントのユルゲン・クロップ監督はヴォルフスブルグでの3−1の勝利からスターティングメンバーを一人入れ替えた。コンディション不良のイヴァン・ペリシッチに代えて、ケヴィン・グロスクロイツが先発出場した。

試合経過:
「強豪対決」とバイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲ代表取締役社長が試合前に称したこの試合で、両チームは立ち上がりからアクセル全開でスピーディーな攻撃を仕掛けていった。FCBはマリオ・ゴメス(前半1分)がすぐさま最初のチャンスを掴み、逆サイドではホームチームのブラシュチコフスキ(前半2分)、グロスクロイツ、レヴァンドフスキ(前半6分)に立て続けに好機が訪れるが、得点に結びつけることはできず。

その後はドルトムントがボール支配率で勝り常に高い集中力を見せ、FCBは多くのケースでドルトムントの後手に回った。ドルトムントは高い位置からプレッシャーをかけ続け、バイエルンが得意とするパスサッカーやポゼッションサッカーをビルドアップの段階から阻止。ボールを奪っては速い切り替えを見せるドルトムントも、最終局面での決定力を欠いていた(香川、前半25分)。

バイエルンは前半半ばから試合をコントロールし始めるが、前へ攻め上がろうとしても、なかなか思う通りには運ばず。というのもドルトムントは、守備に回ると豊富な運動量で、ボール周りでは常に数的優位な状況をつくり出していたからだ。また何よりも1対1の場面では、ヴェストファーレン州のチーム(ドルトムント)の方がバイエルンを上回っていた。前半終了までチャンスと呼べるのはクロースが個人技から掴んだものだけ(前半30分)、一方のドルトムントはレヴァンドフスキがポストに阻まれた(前半37分)。

エンドを変えて迎えた後半戦、集中力を増したFCBは1対1の場面を制し始め、試合の主導権を握る。香川のヘディングシュート一本を除けば、バイエルンはドルトムントにチャンスを与えず良い守備を見せるが、攻撃面では依然として突破力に欠け、リベリー(後半15分)のシュート一本以外、チャンスらしいチャンスを掴めずにいた。バイエルンがドルトムントゴールに徐々に迫り始めた、正にそんな時間帯に、ドルトムントのレヴァンドフスキがセットプレーから先制点を奪った(後半32分)。