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ホームでの決勝へ!

FCB、PK戦の末勝利

任務達成! FCバイエルンは大きな夢を叶え、5月19日にホームのアリアンツ・アレーナで開催されるチャンピオンズリーグ2012年決勝に進出する。ドイツのレコルトマイスターは25日(水)夜、準決勝リターンマッチの緊迫した対レアル戦をPK戦の末3−1(初戦2−1、第2戦1−2)で勝利した。決勝で待ち受けるのは、昨日火曜ディフェンディングチャンピオンのFCバルセロナを倒したFCチェルシー。残念ながらホルガー・バドシュトゥーバー、ルイス・グスタボ、デヴィッド・アラバの3名は、イエローカードの累積で出場停止となる。

クリスティアーノ・ロナウドの2ゴール(前半6分、14分)で、レアルは速い段階からリードを奪ったが、バイエルンは気落ちすることなく多くの決定機を演出。その一つをペナルティースポットからロッベンが決め(前半27分)、前半のうちに一点を返すことに成功。後半に入ってもFCBは引き続き試合を支配したが、追加点を奪うことはできず、試合は延長戦を経てPK戦へ突入。重圧に打ち勝ったバイエルンが見事試合を制した。

スターティングメンバー:
ユップ・ハインケスはこの大一番でイレブンをいじらず、ファーストレグでレアルを制した時と同じメンバーで挑んだ。マヌエル・ノイアーの前ではフィリップ・ラーム、ジェローム・ボアテング、バドシュトゥーバー、若手のアラバがフォーバックを組み、ダブルボランチとしてバスティアン・シュヴァインシュタイガーとルイス・グスタボが先発。攻撃はロッベン、トニー・クロース、フランク・リベリーとマリオ・ゴメスに委ねられた。トーマス・ミュラーは再びベンチスタートとなった。

レアルのジョゼ・モウリーニョ監督もチームをほとんど変更しなかった。唯一の例外として、ブラジル人のマルセロが先週ミュンヘンで先発したファビオ・コエントランを押しのけ左サイドバックのポジションでスタメン入りを果たした。レアルの中盤にはこの試合もメスート・エジルとサミ・ケディラの両ドイツ代表が名を連ねたが、元バイエルンのハミト・アルティントップ、元ブンデスリーガ選手のヌリ・シャヒンはベンチから外れた。

試合経過:
「立ち上がり20分を乗り切りたい」
シュヴァインシュタイガーは試合前にこう話していた。だがFCバイエルンはそれに失敗する。熱狂的な雰囲気に包まれたベルナベウで8万人の大観衆に後押しされたレアルは、ものすごい圧をかけてきた。ケディラは最初のビッグチャンス(前半3分)を逃したが、その僅か数分後には、バイエルンゴールを守るノイアー、なす術なし。ペナルティーエリアでアラバの腕にボールが当たりPK。これをロナウド(前半6分)がしっかり決め、レアルが先制。

それでもバイエルンは、ショックを受けることなく試合のペースを掴み始める。だがロッベン(前半8分)もゴメス(前半12分)もチャンスを決めきれず。逆にレアルは冷徹に、またしてもロナウドがバイエルンを突き放す追加点を決める(前半14分)。最悪のスタートを切ったドイツのレコルトマイスターだが、気落ちすることなく攻撃を仕掛け続けると、ロッベンのPK(前半27分)により試合の流れからも当然といえる1点を奪い返し、同行した4000人のバイエルンサポーターに歓喜をもたらした。

その後も絶好調のミュンヘンが試合の主導権を握るなか、レアルもまたその攻撃力を見せつけた。ハイレベルな試合は、それ以上追加点が決まることなく、そのままハーフタイムに突入。前半8分の時点ですでにシュート数はFCバイエルン13に対しレアルが4、バイエルンのボール支配率は58%であった。後半も両チームは立ち上がりから果敢に攻めたが、ゴメスのヘディングシュート(後半3分)は惜しくもポストをぎりぎりで逸れる。

その後試合は幾らか落ち着きを取り戻したものの、肌で感じられるほどの緊張感が張り詰めていた。両チームとも致命的にもなろうミスを避けんとする姿勢がうかがえた。ゴール前でのシーンが減るなか、バイエルン優勢で試合は進んだが、同点に追いついて勝ち進む最大のチャンスをゴメス(後半41分)が外すと、緊迫した試合はそのまま延長戦に突入。延長ではゴールチャンスもほとんど生まれず、試合は決着がつかないままPK戦へと進んだ。