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PK戦の末

FCB、チャンピオンズリーグ制覇を逃す

FCバイエルン、欧州王座昇進を逃す! 地元での決勝戦、ホームスタジアムで行なわれたCL決勝戦でドイツのレコルトマイスターはFCチェルシーを圧倒するも、PK戦の末4-5(延長戦1-1、後半1-1、前半0-0)で敗れた。

満員札止めのアリアンツ・アレーナに集まった62,500人の大観衆の前、FCBは試合終盤にトーマス・ミュラーがヘディングで先制点(後半38分)を奪い、優勝トロフィーに王手をかけたが、終了間際にドログバに同点弾(後半43分)をねじ込まれ、試合は延長戦に突入。バイエルンはPKのチャンスを得たものの、アリエン・ロッベン(延長前半5分)がこれを止められると、対レアル・マドリード戦の準決勝同様、決着はPK戦へともつれ込んだ。最後はより強靭なメンタルを見せたイングランド代表のチェルシーが勝利した。

スターティングメンバー:
今季最後となる公式戦で、ハインケスは試合前に予想されていた通りのメンバーを芝上へ送り出した。累積警告による出場停止のデヴィッド・アラバに代わり、左サイドバックにはディエゴ・コンテントを起用、センターバックに生じたホルガー・バドシュトゥーバーの穴はアナトリー・ティモシュチュクが埋めた。守備的ミッドフィールダーのポジションでは、ルイス・グスタボに代わりトニー・クロースを起用、トップ下はトーマス・ミュラーがつとめた。日本の宇佐美貴史はベンチ入りを果たした。

一方チェルシーのロベルト・ディ・マッテオ監督は、この日大きなサプライズを用意していた。なんと22歳のライアン・バートランドが左サイドバックのポジションで先発出場を果たし、決勝戦の舞台でチャンピオンズリーグデビューを飾った。最近体調不良を訴えていたフローラン・マルダとダニエル・スタリッジを押しのけての出場だ。センターバックにはケガから復帰したギャリー・ケーヒルとダヴィド・ルイスを配置、その前ではフランク・ランパードとジョン・オビ・ミケルがダブルボランチを組んだ。

試合経過:
自分の庭で行なわれたこの試合では、開始直後からバイエルンサポーターにとりおなじみの展開となった。レコルトマイスターは、すぐに主導権を握り試合を支配した。チェルシーはミュンヘンにビルドアップの時間を許し、自陣に引いて、機を捉えては針の一刺しにかけドログバ目掛けてロングボールを供給するよう心がけた。

ブルーズ》(青いユニフォームに因んだFCチェルシーの愛称)は、FCバルセロナとの準決勝2試合を彷彿させるコンパクトな守備陣営で、ミュンヘンの攻撃スピードをうまく殺した。それによりバイエルンは、ゴール前の危険なゾーンに侵入して決定的なゴールチャンスを作ることができず、苦戦を強いられた。ゴールを脅かすシーンは、ロングシュートやセットプレーに限定され、バイエルンはフィニッシュの場面で最後の精度に欠けていた。

FCB、圧倒的な試合内容

前半半ば、チェルシーは守備陣営を緩め、素早いコンビネーションから危険な攻撃を見せ始めた。だがロンドンのチームも相手ゴール前での決定力には欠けていた。バイエルン側では、前半終了間際にゴメス(前半42分)にFCBの前半ベストチャンスが訪れたが、活かすことはできず。結局45分間を戦い終え、ミュンヘンはボールポゼッションとシュート数で相手を遥かに上回ったにもかかわらず、試合は0-0のままハーフタイムを迎えた。

後半も最初からバイエルンは勢い良く攻め上がったが、イングランドのチェルシーは守備に人数をかけ、この時間帯も失点ゼロで乗り切った。後半半ばに入ると、チェルシーがほとんど攻撃に転じないこともあり、徐々にチェルシー側のペナルティーエリア周辺が激戦区と化していく。しかし、ミュンヘンが如何に攻めようとも、最後にはブルーズが足を伸ばし、ヘディングを使い、ピンチを凌ぐ。

更に圧を加えるバイエルン