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デュッセルドルフ戦は3-2

ボアテング、頭で決勝点

FCバイエルンは、誰にも止められない! ブンデスリーガ第25節、ユップ・ハインケス監督率いるバイエルンは、チケット完売のアリアンツ・アレーナに集まった71,000人の大観衆の目の前で、フォルトゥーナ・デュッセルドルフとのホーム戦を接戦の末3-2(前半1-1)でものにした。これでバイエルンは後季開幕8連勝を達成、ブンデスリーガ2位のボルシア・ドルトムントとの勝ち点差を20に広げた。

春を思わせる暖かい気候のなか、ミュンヘンでは今季1部昇格を決めたばかりのフォルトゥーナがFCバイエルンを序盤から苦しめた。アウェイのデュッセルドルフは、マティアス・ボリーがファーストチャンスを活かして先制(前半16分)すると、FCBはトーマス・ミュラーが前半終了間際に同点(前半45分)。後半はアンドレアス・ランバーツ(後半27分)に再びリードを奪われたが、その直後にフランク・リベリー(後半28分)のゴールで試合を振り出しに戻した。バイエルンは最後まで諦めずに攻め続け、終了間際にジェローム・ボアテングが、自身のブンデスリーガ130試合目となるこの一戦で記念すべき初ゴール後半41分)を決め、ミュンヘンに勝利をもたらした。

スターティングメンバー:
この試合では、今季初めてディフェンスリーダーのダンテがスターティングメンバーを外れた。代わってジェローム・ボアテングの隣でセンターバックを務めたのは、前節のホッフェンハイム戦では控えに回っていたダニエル・ファン・ボイテンだった。さらにハインケスは中盤の潰し屋、ハヴィ・マルティネスに休養を命じ、ルイス・グスタヴォをスタメン起用、バスティアン・シュヴァインシュタイガーとダブルボランチを組ませた。

ハインケスは、ブンデスリーガ前節からさらに三つのポジションをローテーション。トム・シュタルケに代わりゴールを守ったのは、予想通りマヌエル・ノイアー。さらにシェルダン・シャキリとマリオ・ゴメスに代わりトニー・クロースとマリオ・マンジュキッチがスタメン復帰。ふくらはぎの硬直により、今週半ばチーム練習に復帰したアリエン・ロッベンは、デュッセルドルフ戦のメンバーから外れた。

後半ハインケスは、マリオ・ゴメス、シェルダン・シャキリ、クラウディオ・ピサーロを途中起用した。

試合経過:
バイエルンは、開始早々シュヴァインシュタイガーがいきなりチャンス(前半3分)を掴み、幸先の良いスタートを切ったものの、その後は失速。ドイツのレコルトマイスターは、デュッセルドルフのアグレッシブで低い守備を打開するスペースを見出せず、攻撃は精度とアイディアを欠いた。

一方のフォルトゥーナは、針で刺すような鋭いカウンターで応戦。前半16分には、バイエルン守備陣の一瞬の隙を見逃さなかったデュッセルドルフのカウンター攻撃が遂に火を噴いた。この試合でブンデスリーガデビューを飾ったノルウェー人のボリ(前半16分)が万人の予想を覆し先制点を奪ったのである。バイエルンは、このショックから立ち直るのに15分ほどかかったが、その後は徐々に圧力を増していった。

ミュラー(前半27分)、クロース(前半29分)、マンジュキッチ(前半36分)、ファン・ボイテン(前半40分、43分)と、それぞれに同点弾を決めるシュートチャンスやヘディングチャンスが訪れるも、ゴールの枠を数センチ外したり、ディフェンダーの足に当たって阻まれたり、ゴールキーパーのファビアン・ギーファーのファインセーブに止められたりと、まるで悪霊に取り付かれたかのように同点のチャンスをことごとく逃してしまう。そんな呪いを振り払ったのはミュラーだった。前半45分、ラームのすばらしいアシストを受けたミュラーは、今季自身通算12ゴール目を決め、試合を振り出しに戻した。

1-1の同点で迎えた後半、バイエルンは開始直後から試合をコントロールし、マンジュキッチ(後半3分)、ミュラー(後半9分)と立て続けに逆転のチャンスを掴むも活かせずに終わる。それに伴い前半同様デュッセルドルフの守備は安定感を増していった。ハインケスはゴメスの投入で勝負に出たが、ゴメスはチャンス(後半16分)を活かしきれず、逆にランバーツに再びリード(後半17分)を奪われてしまった。

だがデュッセルドルフのリードも束の間、バイエルンはこの日絶好調のリベリーが今季6ゴール目で試合を振り出しに戻すと、逆転を狙い猛攻を仕掛け出した。後半38分、ゴメスのチャンスがクロスバーに弾かれた瞬間には、誰もが引き分けを覚悟したが、土壇場でボアテングが頭で決勝点(後半41分)を奪い、バイエルンに勝利をもたらした。