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バルサ相手に魔法の夜

4-0! バイエルン、決勝戦進出に向け大きく前進

今宵、アリアンツ・アレーナでは魔法のサッカーフェスティバルが繰り広げられた。FCバイエルンはホームでFCバルセロナを4-0(前半1-0)で下し、この4年で3度目となる決勝進出に向け大きな一歩を踏み出した。緊迫した試合で決勝に繋がるドアをこじ開けたのは、トーマス・ミュラー(前半25分、後半37分)、マリオ・ゴメス(後半4分)、アリエン・ロッベン(後半28分)の4ゴールだった。
「私もこの世界に関わって長いが、このような夜は初めて体験する。世界一のチーム相手に4-0とは夢ではなかろうか」と代表取締役社長のカール=ハインツ・ルンメニゲは述べた。

熱狂的な雰囲気に包まれたアリアンツ・アレーナで68,000人の大観衆が見守る中、バイエルンは戦術を完璧にまで遂行してみせた。ハインケスイレブンは、高い集中力で規律を守りアグレッシブにプレーすることで、世界最優秀選手であるリオネル・メッシ率いるバルサの攻撃陣を封じ込め、ボールを奪取すれば電光石火の攻撃でバルサ守備陣を崩しにかかった。FCBは8日後に控えるカンプ・ノウでのセカンドレグに向け、これ以上ない完璧なスタートを切ったわけだ。

スターティングメンバー:
フォワードを務めるのは誰だ? スペインリーグ優勝に王手をかけているFCバルセロナとの一戦を前に、FCBでは累積出場停止となるマリオ・マンジュキッチに代わって誰がFWで先発するのかに注目が集まった。ユップ・ハインケスが出した答えはマリオ・ゴメス。さらにダンテの相方としてセンターバックを任されたのはジェローム・ボアテングだった。FCBはそれ以外のポジションでは予想通りの布陣をとった。ゴールキーパーはマヌエル・ノイアー、サイドバックにフィリップ・ラームとダヴィド・アラバ 、ダブルボランチはバスティアン・シュヴァインシュタイガーとハヴィ・マルティネス、その前にアリエン・ロッベン、トーマス・ミュラー、フランク・リベリーの攻撃的3枚を起用。

一方のFCバルセロナでは、太ももを傷めていた世界最優秀選手のリオネル・メッシの状態の話題で持ち越しとなっていた。メッシは無事出場し、その両脇でウィンガーのアレクシス・サンチェス(右)とペドロ(左)が先発。中盤には予想通りキャプテンのシャビ、セルヒオ・ブスケツ、アンドレス・イニエスタのトライアングルが起用され、ダニ・アウヴェス(右)、ジェラール・ピケ、マルク・バルトラ、ジョルディ・アルバ(左)がフォーバックを組んだ。バルサゴールを任されたのは普段通りヴィクトル・ヴァルデスだった。

試合経過:
アリアンツ・アレーナの濡れた芝で試合の主導権を握ったのはアウェイのバルセロナだった。というのもハインケスイレブンは自陣深くへと引き下がり、スペースを狭める戦法に出たからだ。FCBは、アグレッシブなプレーでカタルーニャのポゼッションサッカーに対抗し、激しいタックルを浴びせてはバルサの攻撃の芽を潰し続けた。さらにバイエルンは、ボールを奪取するなり電光石火の攻撃でバルサ守備を翻弄、前半25分にはミュラーが先制点を奪うことに成功した。

これでスイッチが入ったバルセロナは、メッシがボールを受けに中盤に下がり攻撃の起点になったが、それでも前半はメッシのワンチャンス(前半29分)を除いてはバイエルンの集中した固い守備を崩すことはできず、バイエルンの1点リードでハーフタイムを迎えた。前半のデータを比べると、36%とポゼッションでこそ大きく下回っていたFCBも、シュート数6対1、コーナーキック数8対3とリードに値するプレーを見せいていたことが分る。

後半仕切り直して芝上に姿を現したバルサだったが、立ち上がり早々出鼻をくじかれる。コーナーキックからゴメスが決めて2-0(後半4分)。これで勢いに乗ったバイエルンはさらにリードを広げるチャンスを作ったが、活かせずに終わる。するとバルセロナは落ち着きを取り戻し、バイエルンをじわじわと自陣に押し込んで行く。しかし、ミュンヘンは負けじと対抗、ペナルティーエリアを完全封鎖することで、バルサをノイアーが守るゴールから遠ざけ続けた。結局バルサはバイエルンのカウンターの餌食となり、ロッベン(後半28分)とミュラー(後半37分)がそれぞれ追加点を奪って4-0で快勝した。