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1-3から4-3!

FCB、グラットバッハで奇跡の大逆転勝利

ブンデスリーガ今季最終節は凄まじい試合となった! 試合開始からわずか10分間でボルシア・メンヒェングラットバッハに3-1とリードを奪われたバイエルンだったが、最後にはボルシアパークでの見応え満載の試合を制し、4-3(前半2-3)での逆転勝利に成功した。ちょうど一週間後にチャンピオンズリーグ決勝戦を控えた新ドイツマイスターのFCBは、序盤集中力を欠いたプレーが目立ったが、ずば抜けたファイティングスピリットで試合をひっくり返し、記録的なブンデスリーガシーズンでアウェイ15勝目を飾った。

ホームのメンヒェングラットバッハは、試合開始早々マルティン・シュトランツル(前半4分)とマイク・ハンケ(前半5分)のダブルパンチで2点のリードを奪うことに成功したが、ハヴィ・マルティネスがすかさず一点返して(前半7分)2-1とする。グラットバッハは、そのわずか3分後にホーヴァル・ノルトヴェイト(前半10分)のゴールで再びリードを2点に広げるも、バイエルンはフランク・リベリーのゴール(前半13分)で追い上げる。2-3のまま迎えた後半、FCBはリベリーのスーパーゴール(後半8分)で同点に追いつき、最後はアリエン・ロッベン(後半14分)が決勝点を叩き込み、見事逆転に成功した。

マヌエル・ノイアーは、この最終節で今季最多失点を喫したが、今季全34試合を通じて総失点が18にとどまったFCバイエルンは、それでもオリヴァー・カーン時代の21失点を下回る歴代最少失点記録を打ち立て、ユップ・ハインケス監督のブンデスリーガ最終戦に新たな記録で色を添えた。

スターティングメンバー:
ハインケスは、ブンデスリーガ最終節に現在のベストイレブンで臨んだ。マイスター祝賀会が行なわれた前節のホームでの対FCアウクスブルク戦と比べて変化があったのはセンターバックのポジションのみで、ダニエル・ファン・ボイテンに代わり累積出場停止処分を受けていたジェローム・ボアテングがスタメンに復帰、来週末にウェンブリーで行なわれるドルトムントとのチャンピオンズリーグ決勝戦でもスタメンを任されることが予想される。さらにグラットバッハ戦ではマリオ・ゴメス、クラウディオ・ピサーロ、シェルダン・シャキリが途中出場を果たした。

一方、グラットバッハのルシアン・ファヴレ監督もまた、メンバーを一人入れ替えてこの最終節に臨んだ。筋肉系に問題を抱えていたアルヴァロ・ドミンゲスはメンバーから外れ、ロエル・ブロウヴェルスがその穴を埋めた。

試合経過:
ボルシアパークはキックオフ前から大きな盛り上がりを見せた。というのも試合開始直前にはハインケスの送別式が行なわれ、開場に集まった54,010人のサポーターが偉大な監督を称え、盛大な拍手を送った。こうした中キックオフを迎えた試合は、会場にいた全ての者の度肝を抜く展開を見せた。

立ち上がりの18分間は、どちらも打てば入るといった感じで得点の奪い合いが繰り広げられた。グラットバッハは、集中力を欠いたプレーが目立ったバイエルンの隙をつき、前半4分にセンターバックのシュトランツルがフリーキックからフリーでヘディングを合わせて先制点を奪うと、そのわずか1分後にはハンケがダンテのミスを活かして2-0に。これで目が覚めたFCBはリベリーのキラーパスからマルティネスが抜け出し、落ち着いてバイエルンに移籍してから自身3点目となるゴールを決めて、1点を返すことに成功した(前半7分)。

FCB守備陣、安定感を欠く

誰もがこれで試合が落ち着くと予想した中、ボルシア・メンヒェングラットバッハは教科書通りのカウンターからノルトヴェイトが追加点を奪い(前半10分)再びリードを2点に広げた。立ち上がり10分間でFCバイエルンが3失点も喫したのは、ブンデスリーガでは今回が初めてであった。だがFCバイエルンも負けじと応戦、リベリーのゴール(前半18分)で再び1点差に迫る。

その後FCBは守備に安定感を取り戻し、同点を目指して果敢に攻め上がるが、ボアテング(前半22分)、フィリップ・ラーム(前半27分)、トーマス・ミュラー(前半32分)、アリエン・ロッベン(前半41分)、マルティネス(前半43分)、リベリー(前半44分)の誰一人としてマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの壁を越えることはできず、1点のビハインドでハーフタイムを迎える。

決勝点はロッベン

だが後半に入ってもFCBの勢いは衰えることを知らず、この日大活躍のリベリーがゴール手前18メートルから見応えのあるボレーシュートでゴールネットを揺らして待望の同点弾を決めると、そのリベリーが後半14分にはロッベンの決勝点をお膳立て。その後は追加点こそ生まれなかったが、最後はFCBが見事な逆転勝利でブンデスリーガ2012/2013年シーズンを締めくくった。