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ヴァイデンで《ドリームマッチ》

グアルディオラ新監督、初戦は16ゴール

本日土曜、ヴィルデナウという小さな町にあるバイエルンのファンクラブをはじめ、オーバープファルツ地方北部のサッカー好きの夢が現実となった。FCバイエルンは、すっかりお馴染みとなったドリームマッチ(ファンクラブと対戦)を戦いにヴァイデンにやって来た。今年のドリームマッチへの出場権を獲得したヴィルデナウ・ファンクラブは、寝る間も惜しまずサッカーフェスティバルの準備を進め、実に素晴しい大会を実現させた。このドリームマッチの最大の目的は、スポーツ交流ではなく社会貢献にあり、利益の半分は財団法人FCバイエルン支援協会に、残り半分は地域の福祉施設に寄付される。今年のドリームマッチでは両チームあわせて16点も入り、会場は凄まじい盛り上がりを見せた。

ペップ・グアルディオラ新監督の就任後、初めてとなったこの試合は、バイエルンリーガ(ドイツ5部リーグ)に昇格したばかりのSpVgg SVヴァイデンのホームで行なわれた。11,000人のファンが見守る中、FCバイエルンは若手のパトリック・ヴァイラウフが最多の4ゴールを決めたほか、ユリアン・グリーン(3点)、フランク・リベリー(2点)、オリヴァー・マルクーズ、トーマス・ミュラー、ヴラディミル・ランコヴィッチ、トニ・クロース(共に1点)と得点を重ね、グアルディオラ監督の初試合を15-1(前半3-0)で勝利した。

就任後の初試合となった今回のドリームマッチに、グアルディオラは21名の選手を指名、数日前からプロ選手と共に練習をしている若手の姿も数多く見受けられた。さらにヤン・キアヒホフがセンターバックとしてデビューを飾り、トニ・クロースは筋・腱断裂の大ケガから復帰、だが昨日の練習中に足を打撲したマリオ・ゴメスの姿はなかった。

グアルディオラは、昨シーズンと同じ4-2-3-1のシステムを用い、ハーフタイムにはピエール=エミール・ホイビェルクを除く全選手を途中交代させた。後半FCBをキャプテンとして先導したのは、新たにセンターフォワードのポジションを任されたフランク・リベリーだった。今季初ゴールを決めたのは若手のオリヴァー・マルクーズで、ペナルティーエリアのすぐ外から低いシュートをゴールネットに突き刺した(前半10分)。

分刻みのゴールラッシュ

前半、バイエルンは先制後もミュラー(前半21分)、ランコヴィッチ(前半32分)と追加点を奪うも、ファンクラブチームの守護神ドミニク・フォアスターの大活躍に幾度も阻まれ、3-0でハーフタイムを迎えた。ファンクラブチームは、地元の9部から5部まででプレーする選手全35名で形成され、ノルディック複合で昨シーズン総合優勝を果たしたエリック・フレンツェルや、パラリンピックのアルペンスキーで何度も金メダルに輝いているゲルト・シェーンフェルダーなど著名人も参加した。ファンクラブチームの指揮官を務めたのは、80年代に自らもFCBのユニフォームに袖を通してプレーした経験を持つギュンター・ギュットラーだった。

3-0で終えた前半とは打って違い、後半戦はほぼ分刻みでゴールが決まった。バイエルンはヴァイラウフ(後半5分、16分、20分、34分)、クロース(後半6分)、グリーン(後半7分、30分、31分)、ヴァイザー(後半14分、41分)、リベリー(後半18分、24分)と得点を積み重ねていったが、 スタジアムが一番湧いたのは後半9分、ファンクラブチームのユルゲン・フェアスターが待望の1点を決めた時だった。SVヴィルデナウでプレーするミッドフィールダーのフェアスターは、トム・シュタルケとジェローム・ボアテングの連携ミスを見逃さずゴール手前28メートルから無人のゴールへとボールを蹴り込んだのだ。

グアルディオラを大歓迎

ロッカールームにはスペイン語で書かれたウェルカムメッセージがサプライズで用意されるなど、ファンクラブと観客に盛大に歓迎されたグアルディオラ新監督は、バイエルンの指揮官としての初試合ではほとんどの時間を黒いメモ帳を片手にベンチに腰を下ろし静かに観戦していたが、たまに思い出したかのように立ち上がっては指示を出す姿も見られた。グアルディオラ新体制の第2戦ははや約24時間後(30日(日)現地時間午後7時キックオフ)に迫っており、FCB.tvではアウェイでのTSVレーゲン戦も限定生放送する予定だ。