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スーパーカップ優勝!

FCバイエルン、次なるタイトルを獲得

ドイツのレコルトマイスターは、クラブ史上初めてUEFAスーパーカップ優勝に輝いた! 本日金曜夜、FCバイエルンはヨーロッパリーグ王者のFCチェルシーとプラハで対戦、PK戦(5-4)の末、待望のタイトルを獲得した。FCBに早くも今季初タイトルをもたらしたペップ・グアルディオラ新監督は、自身3度目となるスーパーカップ制覇を成し遂げた(過去にFCバルセロナで2度優勝)。

17,686人の観客が集まったチケット完売のエデン・アレーナでは、スーパーカップ決勝戦にふさわしい激闘が繰り広げられた。試合をポゼッションサッカーでコントロールするFCバイエルンに、チェルシーは電光石火のカウンター攻撃で対抗、前半8分、フェルナンド・トーレスのゴールでいきなり先制点を奪った。しかし、バイエルンはこの失点に動揺することなく攻め続け、後半たち上がり早々、UEFA年間最優秀選手に選ばれたばかりのフランク・リベリーのゴールで同点に追いく。1-1のまま迎えた後半終了間際、チェルシーはラミレスが2枚目のイエローカードで退場し、10人で延長戦へと突入した。

ところが迎えた延長前半3分、再びリードを奪ったのは数的不利のチェルシーだった。ベルギー人のエデン・ハザールに再びリードを許したFCBは、なんとか追いつこうとその後は怒濤の攻撃を仕掛ける。すると延長後半ロスタイム、途中出場のハヴィ・マルティネスが土壇場で同点弾を決め、そのままPK戦へ。両チームのキッカーが順調にPKを決めていく中、迎えたチェルシーの5番手、ロメル・ルカクのPKをマヌエル・ノイアーが止め、最後はFCBが劇的な逆転優勝を決めた。

スターティングメンバー

FCBの医療スタッフがバスティアン・シュヴァインシュタイガーの治療に全力を注いだにもかかわらず、フライブルク戦で足首を捻挫した副将は、今夜のチェルシー戦には間に合わなかった。そのため、シュヴァインシュタイガーが務めるはずであったワンボランチの位置ではトニ・クロースが先発、キャプテンのフィリップ・ラームは右側のアタッキングミッドフィールダーとしてトーマス・ミュラーの隣でプレーした。もっとも前半の途中からラームとクロースはポジションを入れ替わり、マルティネスの投入後は、ラームに代わりマルティネスが中盤の底を守った。

中盤に移動したラームに代わり、フライブルク戦に続いて右サイドバックを任されたのは、ブラジル人のラフィーニャだった。それ以外のポジションに関しては特に大きなサプライズはなく、ジェローム・ボアテング、ダンテ、ダヴィド・アラバ、ノイアー、アリエン・ロッベン、リベリー、マリオ・マンジュキッチがスタメンに名を連ねた。ブンデスリーガでは、最近2試合で連続スタメン入りを果たしていたマリオ・ゲッツェだが、披露を蓄積させないためにチェルシー戦はベンチスタートとなった。

一方、チェルシーのモウリーニョ監督は、新加入のアンドレ・シュルレを先発で起用、ドイツ代表のシュルレは主に右サイドでプレーした。チェルシーのワントップを務めたのはトーレスで、センターバックにはケガ明けのダヴィド・ルイスが復帰、ジョン・テリーはベンチスタートとなった。

試合経過

サポーターの素晴らしいコレオグラフィー(人文字)と、「オアナ・パスト・ノ・ナイ」(「あと一つくらい入るさ」=あと一つくらいならショーケースにトロフィーは入る)というシュプレヒコールの中、FCバイエルンの選手たちはフィールドに送り出された。FCバイエルンは、開始直後からチェルシーを自陣深くへ押し込み、圧力を加え始めた。ところがチェルシーは、前半8分、FCBに電光石火のカウンターを浴びせ、トーレスのゴールで易々と先制に成功した。

早い時間帯に失点を喫してしまったバイエルンは、なんとか同点に追いつこうと攻撃の手を強めていった。一方、防戦一方のチェルシーは、自陣深くへラインを下げ、リードを必死に死守することで精一杯だった。FCBは、ラーム(前半9分)、リベリー(前半22分、29分)、ミュラー(前半38分)と良いチャンスを作ったが、攻撃にいつものスピードと精度を欠き、1点ビハインドのまま前半を終えた。

迎えた後半開始2分、遂に待望の同点弾が生まれた。リベリーがバイエルンサポーターを唸らせる豪快なミドルシュートをチェルシーゴールに突き刺し、試合を1-1の振り出しに戻した。ミュンヘンは、ケガから復帰したマルティネスをボランチに起用し、その後も攻撃の手を緩めることなくロンドンゴールに襲いかかったが、ペトル・チェフの壁をなかなか崩せずにいた。

するとフィールドの反対側では、最終ラインのダンテが芝に足を取られ、大ピンチ(後半19分)を招いてしまう。オスカーがペナルティーエリア内でフリーになったが、FCBはこのピンチをノイアーのスーパーセーブで凌ぎ切った。グアルディオラはゲッツェを投入し、勝負に出た。ところが勢いを増したのは、FCBではなくチェルシーだった。FCBは、イヴァノヴィッチのヘディングシーン(後半33分)では、クロスバーに救われ、ダヴィド・ルイスのチャンス(後半40分)の場面では再びノイアーのスーパーセーブに救われ、かろうじて1-1のまま延長戦に突入した。

チェルシーは、ラミレスが後半40分にゲッツェを倒し、2枚目のイエローカードで退場したため、10人でこの延長戦を戦うことになる。しかし、チェルシーは数的不利を感じさせないプレーで、延長開始早々アザールのゴール(延長前半3分)で再びリードを奪ってみせた。FCBは、その後怒濤の全員攻撃を仕掛け、チェルシーゴールに襲いかかった。マンジュキッチ(延長後半3分)、マルティネス(延長後半4分)、ゲッツェ(延長後半10分)、リベリー(延長後半13分)とチャンスを量産したFCBだったが、どうしてもチェフの壁を突破できない。誰もが敗北を覚悟した延長後半ロスタイム、FCBはマルティネスがチェフを打ち破り、土壇場で同点に追いつき、試合はPK選へと突入した。

バイエルンは、アラバ、クロース、ラーム、リベリー、シャキリの全員がしっかりとPKをものにし、チェルシー最後のキッカー、ルカクのPKをノイアーに託した。これをノイアーが見事止めた瞬間、FCバイエルンは待望のスーパーカップ優勝に輝き、喜びを爆発させた。

前半のハイライト

2分:ボアテングがボールを奪い、センタリング。マンジュキッチが頭で合わせたが、2メートルほどゴールの右に逸れる。
7分:バイエルンが素晴らしいカウンター攻撃を見せた。ロッベン、ミュラーを経由し、最後はリベリーがペナルティーエリア内でシュートチャンスを得たが、ミスキック。
8分:なんたること! チェルシーのカウンター攻撃が炸裂。右サイドのシュルレからマイナスのボールを受けたトーレスが落ち着いて決めて先制。ノイアー、なす術無し。
9分:左サイド、マンジュキッチからのクロスにラームがボレーで合わせたが、ペトル・チェフに阻まれる。
17分:またしてもチェルシーのカウンターが炸裂。しかし、トーレスのクロスは精度を欠いた。
22分:マンジュキッチの落としをリベリーがゴール手前20メートルから狙っていったが、チェフが横っ飛びでセービング。
29分:またしてもリベリーがチャンスを作るも、約1メートル枠の外。
31分:トーレスがペナルティーエリア内で突破、シュートまで持っていったが、クロスバーの上。
38分:ロッベンからキラーパスを受けたミュラーがシュートを放つも、チェルシー選手の足にブロックされた。

後半のハイライト

2分:スーパーゴール! 左サイドでボールを奪ったリベリーがゴール手前20メートルから弾丸シュートをチェルシーゴールに突き刺した。これにはさすがのチェフもなす術無し。
4分:リベリーがミュラーのクロスにボレーシュートを合わせたが、惜しくも枠の外。
10分:左サイドからのリベリーのフリーキックにロッベンがゴール手前12メートルで合わせるも、クロスバーの上。
19分:一瞬息が凍るシーン。最終ラインのダンテが芝に足を取られ、シュルレにボールを奪われた。シュルレからラストパスを受けたオスカーのシュートは、ノイアーがスーパーセーブで防ぐ。
23分:コーナーキックのこぼれ球をロッベンがゴール手前18メートルからボレーで狙っていくも、枠の外。
29分:クロースがミドルを放ったが、1メートルほど枠の上。
33分:インヴァノヴィチのヘディングがクロスバーに直撃した。
38分:クロースのシュートが相手に当たり、ループ気味になったが、ゴールネットの上に落ちた。
39分:ノイアーがダヴィド・ルイスのヘディングをスーパーセーブ。
40分:ラミレスがゲッツェを倒し、2枚目のイエローカードで退場。チェルシーは10人での戦いを余儀なくさる。

延長戦のハイライト

前半3分:やられた! 左サイドからドリブルで中央に切れ込んだアザールのシュートが決まり2-1。
前半10分:マンジュキッチが頭で落としたボールをシャキリが狙っていくも、チェフのファインセーブに阻まれた。
後半3分:マンジュキッチが至近距離からヘディングシュートを放ったが、またしてもチェフのスーパーセーブに阻まれる。
後半8分:マルティネスのヘディングでの折り返しをゴール手前3メートルからシャキリが狙っていったが、相手にブロックされた。
後半10分:ゲッツェが角度のないところからシュートを放つも、チェフの壁は越えられず。
後半13分:チェフ、リベリーの直接フリーキックをなんとかパンチング。
後半15分:ペナルティーエリア内、ゴール手前5メートルの位置でダンテからパスを受けたマルティネスが土壇場で同点弾を決めた!