presented by
Menu
苦戦を強いられるものの

ヘルタを下して首位を維持

一週間で3試合目のホームゲームとなったヘルタBSC戦では、FCバイエルンは苦しみながらも3-2(1-1)で辛勝し、ブンデスリーガ首位の座をしっかりとキープした。しかし、勝ち点26で首位を走るFCBの後ろにはドルトムント(勝ち点25)とレヴァークーゼン(同じく勝ち点25)が僅差まで迫っている。それでも、バイエルンは今シーズンここまでブンデスリーガ内で唯一無敗できており、これは1968/69シーズン以来の快挙でもある。

7万1000人の観客が見守る中、アリアンツ・アレーナではバイエルンと昇格組ヘルタが共に非常に攻撃的なサッカーを披露。しかも、アドリアン・ラモス(4分)のゴールで試合開始直後からヘルタが試合をリードするという、大方の予想を覆す展開となった。その後、FCBは途中出場のマリオ・マンジュキッチの2得点(30、51分)とマリオ・ゲッツェの追加点(54分)によって逆転に成功する。しかし、そのすぐ後にはアニス・ベン・ハティラに失点を許し(58分)、ヘルタに1点差まで詰め寄られてしまう。そのまま、終了のホイッスルが鳴るまで目を離せないプレーが続いたが、結局はFCBが今シーズン8勝目を飾り、これとともにブンデスリーガ35試合連続無敗記録を達成。これで、ブンデスリーガ記録保持チーム、ハンブルガーSVの記録まであと1試合を残すのみとした。

スターティングメンバー

5-0と大勝を収めたチャンピオンズリーグのヴィクトリア・プルゼニュ戦から3日後のこの試合に、ペップ・グアルディオラ監督はポジションを2つ入れ替えて臨んだ。ディエゴ・コンテントにとマリオ・マンジュキッチの両選手に代わり、プルゼニュ戦では出場停止だったジェローム・ボアテングと同試合では温存されたトーマス・ミュラーが先発起用されている。

一方のヘルタは予想通り4-2-3-1のフォーメーションを採用。また、ヨス・ルフカイ監督は以前FCBに所属していたDFゼバスティアン・ラングカンプとGKトーマス・クラフトの両名を先発起用してきた。

試合経過

昇格組ヘルタに実力があり、ブンデスリーガ4位という現在の順位が決して運によるものではないことは、試合開始直後から明らかだった。ここ4試合連続で無敗のヘルタは、序盤から自信にあふれたプレーでバイエルンの攻撃を妨害。自陣ゴール前にバイエルンを寄せ付けないばかりか、プレースキックの強みを生かして4分にはラモスがコーナーキックをゴールに流し込み、アウェーのヘルタが先制という驚きの展開となる。また、そのしばらく後には、ヘルタのシュートがFCBのゴールバーを直撃するという場面も(10分)。

だが、このあたりからバイエルンが徐々にリズムに乗ってくる。だが、GKクラフトには阻まれたものの強烈なシュート(19分)を放ったクロース、さらにはアリエン・ロッベンまでそけい部を傷めて途中交代(26分)する羽目に。

しかし、代わりに投入されたゲッツェとマンジュキッチがこの日は大活躍を見せる。まずはマンジュキッチがフリーキックに頭で合わせて同点(30分)とすると、バイエルンのパスがうまくつながるようになり、ヘルタにプレッシャーがかかり出した。前半はこれ以上の反撃は見られなかったものの、前半だけで見たシュート本数は7:3本、競り合い勝率は53%、ボール支配率は71%という結果となっている。

後半に入ると、今度はバイエルンがすぐに攻撃を仕掛け、マンジュキッチ(51分)とゲッツェ(54分)の2ゴールでヘルタを3-1と突き放す。それでも、ヘルタはベン・ハティラの追加点(58分)で1点差に詰め寄ると、ルフカイ監督はハニー・ムクター(77分)、サミ・アラギ(78分)、さらにはロニー(86分)ら攻撃陣を次々に投入して同点を狙いにきた。

バイエルン側では、ハヴィエル・マルティネスが約2ヶ月ぶりに復帰を飾っており(64分)、おかげで守備が安定。それ以降は試合終了まで失点を許していない。だが、82分にも絶好のシュートがクラフトのセーブに合うなど、そのまま追加点も決められず、結局3-2のままの辛勝となった。

前半ハイライト

4分:0-1!シェルブレットのコーナーにラモスが頭で合わせ、何とヘルタが先制!
10分:ゴールバーに救われる!GKノイアーが少しゴールから離れているのを見たベン・ハティラが絶妙なループシュートを放つが、ボールはゴールバーに弾かれる。
19分:絶妙のコンビネーション!クロースがリベリーにヒールパスを出し、リベリーから再びボールをもらったクロースがシュートを放つも、GKクラフトがスーパーセーブを見せる。
20分:ラモスのロングシュートには、ノイアーが難なく対応。
30分:1-1!マンジュキッチがリベリーのフリーキックに合わせて、ファーポストからヘディングを決め同点に!

後半ハイライト

51分:2-1!再びマンジュキッチが頭で決め、FCBが勝ち越し!今度はシュヴァインシュタイガーのフリーキックに二アポストから合わせている。
54分:3-1!ラフィーニャのクロスに合わせたゲッツェのヘディングが、バウンドしてゴールのファーポスト寄りに吸い込まれる。
58分:3-2!ベン・ハティラのゴールで、ヘルタが1点差に詰め寄る。チゲルチのシュートは防いだノイアーも、ラモスに当たってコースが変わったベン・ハティラのシュートまでは防ぐことができなかった。
64分:ラモスがロングシュートを放つが、これはゴール上に外れている。
76分:シュルツがペナルティエリア付近からシュートを放つが、ノイアーが危なげないセーブを見せる。
82分:GKクラフトの好セーブにより、4-2ならず!ラフィーニャのセンタリングを二アポスト付近でリベリーがヒールでゴールに押し込もうとするが、クラフトが見事な反射神経を見せる。