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2-0 in ロンドン

バイエルンが敵地でアーセナルを撃破

この世界最高峰の舞台でFCバイエルンは水曜日、強豪アーセナルを2-0で下し、CL決勝トーナメント初戦突破に大きく近づいた。ロンドンで行われたこの試合ではトニ・クロース(54分)とトーマス・ミュラー(88分)がそれぞれゴールを挙げている。

満席のエミレーツ・スタジアムでエンジン全開の両チームが、立ち上がりからいきなり激しい攻防を見せる。8分にGKマヌエル・ノイアーがメスト・エジルのPKを止めるなど、何度もバイエルンのピンチを救う守護神の存在が特に際立っていた。40分に今度はFCBがPKを獲得するが、ダヴィド・アラバがこれを外すしてしまい、先制点はお預け。しかし、後半数的優位に立ったバイエルンが最終的に2点を挙げて勝利を収めた。

スターディングメンバー

すでに試合前から戦術面で駆け引きを始めていた指揮官ペップ・グアルディオラ。主将フィリップ・ラームが2013年12月10日(2-3対マンチェスターC戦)以来初めて右SBとして先発し、その空いたボランチにはハヴィ・マルティネスが出場。さらに驚かされたのは、4-0で勝利したSCフライブルク戦から変わってジェローム・ボアテング、ダヴィド・アラバ、チアゴ、マリオ・ゲッツェ、マリオ・マンジュキッチの5選手が先発したことだ。

一方、アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督も同様にいくつかのポジション変更を投じてきた。GKシュチェンスニ、サニャ、ウィルシャー、カソルラ、ギブスが再び先発に復帰し、ドイツ代表のメスト・エジルとメルテザッカーも同時に出場。元バイエルン所属のルーカス・ポドルスキは、セルジュ・ナブリと同じようにベンチスタート。こちらもサプライズ采配があり、オリヴィエ・ジルーに代わりヤヤ・サノゴが1トップを努め、CLデビューを果たした。

試合経過

立ち上がりから異常に早いテンポで試合を進める両者。3分にいきなりクロースが素晴らしい軌道のミドルシュートで相手ゴールを脅かすと、アーセナルもFWサノゴを中心に負けじと反撃を見せる。そして、プレミアリーグ2位を走る同チームが先に最大のチャンスを迎えた。DFボアテングが8分、同じくドイツ代表のエジルをペナルティーエリア内で倒し、PKを与えてしまう。しかし、守護神ノイアーが卓越した反射神経でボールを枠外へ弾き出し、何とか難を逃れた。

時間が経過するにつれて、徐々にFCBペースに試合が傾いていく。とは言え、闘志を剥き出しにして抵抗するアーセナルを相手に確実な決定機を作り出せずにいたFCB。40分には、ロッベンがペナルティーエリア内でファールを受けてPK獲得し最大のチャンスが訪れるが、キッカーを務めたアラバがポストに当ててしまい、先制の機を逃してしまう。ファールをしたGKシュチェンスニはこのプレーで一発レッドカードを食らい退場している。

残りの時間を数的優位で戦うことになったバイエルン。後半からは、前半でPKを与えた際に警告を受けていたDFボアテングの退場を防ぐためにラフィーニャが代わりにピッチへ入る。そして、マルティネスがCBのポジションに移り、ラームがリーグ戦と同様ボランチの位置に戻った。そのポジション変更が奏功したのか、54分には同キャプテンがクロースの先制点をアシスト。待望のゴールが生まれた。

人数が多いことで、1点リードした後もさらにボール支配率を上げるFCB。確実なパスワークでアーセナルの守備のブロックをペナルティーエリア内に押し込む。そして、粘り強くディフェンスの穴を探ったバイエルンが、試合終了間際にさらにリードを突き放すことに成功する。途中交代したミュラーへ主将ラームがピンポイントクロスを入れ、それをミュラーが確実に流し込み2-0(88分)。今日の敵地での勝利によって、バイエルンミュンヘンはトーナメント初戦突破に向けて大きな一歩を踏み出した。

前半ハイライト:

3分:クロースが左足でミドルシュートを試みる。完璧にゴール右上隅を捉えていたが、GKシュチェンスニがスーパーセーブでコーナーに逃れる。
7分:中央の混戦からこぼれ球をサノゴがシュート。GKノイアーが片手ではじき、ピンチを逃れる。
8分:見事な切り替えしで抜きにかかるエジルをボアテングがたまらず倒しPKの判定。キッカーはエジル。甘めのコースに放たれたシュートをノイアーが片手ではじき出し、失点を免れる。
18分:右からのコーナーをペナルティーエリア外からチアゴがダイレクトボレー。しかし、MFフラミニが足をだしてクリア。
23分:チェンバレンが裏に抜け出し1対1を作られるが、ノイアーの絶妙な飛び出しでクリア。
28分:チアゴが獲得したコーナーからマンジュキッチがヘディング。しかし枠外にそれる。
35分:アラバとのワンツーからロッベンがシュートを放つが、ディフェンスに当てってしまい得点ならず。
40分:GKシュチェンスニがディフェンスラインの裏に飛び出したロッベンを倒し一発レッドカード。キッカーはアラバ。キーパーの逆を突いたものの、まさかのポスト直撃。念願の先制点ならず。

後半ハイライト:

48分:クロースのミドルシュート。GKファビアンスキが難なくキャッチ。
53分:右からロッベンが仕掛ける。中へ切れ込み左隅に狙い済ましたシュートを放つが、GKにキャッチされる。
54分:待望の先制点!ラームのショートパスをクロースがダイレクトで見事なカーブを描きゴール右上隅に決め1-0
63分:再びクロースからディフェンスラインの裏へ鋭いパス。走り込んだロッベンが左足インサイドにダイレクトで当てシュートを狙うが、ポストにはじかれ追加点ならず。
64分:ラフィーニャのクロスにゲッツェがフリーでヘディング。しかし、枠の外へ飛んでいった。
70分:ロッベンが遠めからシュートを狙う。カーブの掛かったボールはしかし、ポストのわずか左にそれる。
73分:ラームのクロスにゲッツェがダイビングヘッドするだが、ボールはDFメルテザッカーに当たりコーナーへ。
88分:バイエルンが2点目!ラームからの的確なクロスの先にはフリーのミュラー。ミュラーが叩きつけるようなヘディングでゴールネットを揺らし2-0
90分:ピサーロが落としたボールからクロースがダイレクトで得意のミドルシュートを放つが、ポストに嫌われゴールキックへ。