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決勝トーナメント進出が見えてきた

ブラビッシモ! バイエルン、ローマで7-1と快勝

21日(火)、FCバイエルンは、ASローマと対したチャンピオンズリーグ・グループマッチを7-1(前半5-0)と快勝し、決勝トーナメント進出へ向けて大きな一歩を踏み出した。バイエルンはこの勝利で3戦全勝、勝ち点を9に伸ばしてグループEの首位の座を確保した。これにローマ(勝ち点4)、マンチェスター・シティー(勝ち点2)、CSKAモスクワ(勝ち点1)と続く。FCBは、2週間後のホームでのローマ戦で引分け以上になれば決勝トーナメント進出が決まる。

ローマのスタディオ・オリンピコには62,292人の大観衆が押し寄せた。熱狂的なローマサポーターは、そこでドイツのレコルトマイスターの息をのむようなプレーを目の当たりすることになる。ホームで今季負けなしのローマをまったく寄せ付けない強さで、バイエルンは思うがままに試合をコントロール。前半だけで、アリエン・ロッベンの2ゴール(9分、30分)、マリオ・ゲッツェ(23分)、ロベルト・レヴァンドフスキー(30分)、トーマス・ミュラー(36分、PK)と、5点の大量リードを叩き出した。後半に入りFCBがギアを一段落とすと、ローマはジェルヴィーニョ(61分)のゴールで一点返すことに成功する。だがバイエルンは、途中出場のフランク・リベリー(78分)、シェルダン・シャキリ(79分)がエンジン全開でさらに2点を追加し、バイエルンの欧州カップ史上最高のアウェイ勝利を決めた。

スターティングメンバー:

6-0で制したヴェルダー・ブレーメン戦から中2日、FCバイエルンはスタメンを3名入れ替えてローマ戦に臨んだ。ラフィーニャ、ダンテ、ピエール=エミール・ホイビェルクに代わり先発したのは、フアン・ベルナト、ロベルト・レヴァンドフスキー、メーディ・ベナティアの3名。彼らを含む11名で、3-5-2のシステムが組まれた。もっともグアルディオラは、途中ラフィーニャを投入した後にはシステムを4-3-3に切り替えている。

一方のローマは、おなじみの4-3-3を採用。ルディ・ガルシア監督は、右サイドバックのマイコン(膝に痛み)を急遽欠くことになり、彼以外にも週末のキエーヴォ・ヴェローナ戦からスタメンを3名入れ替え、合計4名の選手を新たに先発に指名、アデム・リャイッチ、マッティア・デストロ、ダヴィデ・アストーリ、マイコンに代わりジェルヴィーニョ、フアン・イトゥルベ、コスタス・マノラス、ヴァシリス・トロシディスが出場した。

試合経過:

セリアAで現在2位につけているローマは、立ち上がりからFCバイエルンに前線からプレスをかけてきた。だがミュンヘンは、そんなローマの激しいプレッシャーも、またものすごい熱気に包まれたローマのスタジアムの雰囲気ももろともせず、普段通りのサッカーで1対1を制し、安定した守備から徐々に主導権を握っていった。

さらにこの日のバイエルンは、決定力に長けていた。ロッベンがファーストシュートをいきなりゴールネットに突き刺して先制点(9分)を奪ってからは、完全にバイエルンペース。前半、マヌエル・ノイアーに見せ場が訪れたのはわずかに一度(10分)だけ、ローマは攻撃に転じることすらかなわなかった。バイエルンは、ノーミスのコンビネーションサッカーでボールを動かし、チャンスへとつなげては、その都度ゴールネットを揺らしていた、といっても過言ではないほどの決定力を見せた。ゲッツェ(23分)、レヴァンドフスキー(25分)、ロッベン(30分)、ミュラー(36分、PK)と、14分間に4得点を加算、前半終了のホイッスルが鳴り響いた時には5点差がついていた。

チームは、チャンピオンズリーグの試合ではクラブ史上最多タイとなる5点差を付けて前半を折り返したわけだが、興味深いことに、同じく5-0で前半戦を終えた2012年11月の対リール戦で相手の指揮を執っていたのも、現ローマ監督のルディ・ガルシアだった。シュート数12対4、クロス数6-0、ボール支配率59%と、前半のデータもバイエルンがローマを圧倒していたことを示している。

大量リードで迎えた後半、バイエルンが若干ペースを落としたら、それに乗じローマは勢いを増すことに。最初のピンチ(54分)の場面ではポストに救われ、その後は2度ノイアーのファインセーブ(54分、61分)で凌いだバイエルンだが、61分、ついにジェルヴィーニョに失点を許してしまう。

公式戦では813分ぶりに失点を喫したバイエルンは、再びスイッチを入れ直す。後半途中出場のリベリーとシャキリが攻撃に変化をもたらし、連続得点(78分、79分)により最終的には7-1で勝利した。

前半のハイライト

8分:アロンソのコーナーキック。デ・サンクティスが飛び出して、ミュラーのヘディングシュートをブロック。
9分:1-0! ラームとのワンツーで抜け出したロッベンが、DFのコールをかわし、ファーポストを狙い澄ましたシュートでゴールネットを揺らす!
10分:トロシディスが低いシュートを放つが、ノイアー、がっちりキャッチ
10分:ノイアー、ファインセーブ! ジェルヴィーニョのゴール手前12メートルからのシュートを枠の外へとパンチング。
14分:レヴァンドフスキーがペナルティーエリアのすぐ外から良いシュートを放ったが、GKのデ・サンクティスが足でセービング。
16分:レヴァンドフスキーがゴール手前17メートルからシュートを放つも、クロスバーの上。
23分:2-0! ミュラーとのワンツーを見せたゲッツェ、ゴール手前16メートルからニアに低いシュートを決める。
25分:3-0! レヴァンドフスキーが、ローマGKデ・サンクティスの逆をつくヘディングシュートでゴール。ベルナトのピンポイントクロスから追加点が生まれた。
27分:ゲッツェがゴール手前20メートルから地を這うシュートを狙うが、デ・サンクティスに止められる。
30分:4-0! ロッベン2点目! レヴァンドフスキーから素晴らしいラストパスを受けたロッベンが、中央右寄りのポジションから思い切りのよいシュートでゴールネットを揺らす。
35分:5-0! DFのマノラスがハンドの反則を取られバイエルンにPK。ミュラーが、これをゴール下隅へと落ち着いて決める。
42分:コーナーキックのこぼれ球をマノラスが狙っていったが、後傾気味の姿勢から放ったシュートはクロスバーの上。
45+1分:レヴァンドフスキーからヒールパスを受けたアロンソが、ゴール手前17メートルから狙ったが、デ・サンクティスの真っ正面。

後半のハイライト:

48分:アロンソのコーナーキックに合わせ、ペナルティーエリアのすぐ外からロッベンがボレーシュートを放つが高すぎた。
49分:ナインゴランがゴール手前18メートルから狙っていくも、クロスバーの上。
54分:ポスト直撃! ロングボールに反応したジェルヴィーニョが、自陣から一人抜け出しノイアーと1対1に。しかし、ボアテングが猛烈に追いかけプレッシャーをかけたおかげで、シュートはポストに弾かれた。
54分:ノイアー! 今度はフロレンツィが1対1となったが、ノイアー、パンチングでピンチを凌ぐ。
61分:またしてもノイアーのスーパープレー! フリーキックにゴール前でフリーになったジェルヴィーニョが合わせたが、ノイアーこれをなんとキャッチ!
62分:フロレンツィのシュートがディフェンダーに当たりコースが変わるが、これもノイアー、キャッチング。
65分:イトゥルベがペナルティーエリアすぐ外から巻いたシュートを狙っていくも、クロスバーの上。
66分:5-1! ジェルヴィーニョが至近距離からヘディングシュートを沈めて1点返す。クロスを上げたのはナインゴラン。
78分:6-1! ロッベンからスルーパスを受けたリベリーが、デ・サンクティスの頭上を超える華麗なループシュートでゴールネットを揺らす。
79分:7-1! ラフィーニャのシュートをデ・サンクティスがこぼしたところにシャキリがつめていた! シャキリはローマGKをかわして角度のないところから無人のゴールへ流し込んだ。
86分:ロッベンがズドンと大砲を炸裂させるも、サイドネット。
88分:ラフィーニャのクロスにリベリーが合わせたが、ポストに弾かれる。