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カップ戦は準決勝で敗退

FCB、PK戦でドルトムントに敗れる

劇的な結果がバイエルンを待ち受けていた。ベルリンで行われる今年のDFBポカール決勝戦をバイエルンが逃したのだ。FCバイエルンは火曜日の晩、ボルシア・ドルトムントとの死闘の末、1-3でPK戦に敗れカップ戦の敗退が決定した。120分を終えた時点でのスコアは1-1。

75,000人の観客が見守る完売のアリアンツ・アレーナでは、30分にロベルト・レヴァンドフスキが先制点を挙げ、そのまま60分ほどまでバイエルンが優勢に試合を進める。だが、そこから追加点を奪えずにいると、75分にピエール=エメリク・オーバメヤンに同点弾を決められ、試合は延長戦に突入した。

延長戦は、ケヴィン・カンプルが2度目の警告を受け(108分)、数的優位の状態で戦うことになったが、決定機を決められないまま試合はPK戦にもつれ込んだ。また、この日復帰を飾ったアリエン・ロッベンが、たったの16分で負傷交代を余儀なくされている(84分)。

スターティングメンバー

キックオフ前、バイエルンサイドに朗報が舞い込んできた。腹筋断裂を克服したロッベンが5週間ぶりにメンバー入りを果たしたのだ。また、肉離れを完治させたメディ・ベナティアも3週間ぶりに先発復帰。内転筋を痛めていたラフィーニャと、足首に問題を抱えていたフアン・ベルナトもスターティングメンバーに名を連ねた。

リーグ優勝が決まったヘルタ・ベルリン戦から、合計5人の選手を入れ替えてきた指揮官ペップ・グアルディオラ。ベナティア、ラフィーニャ、ベルナトの他に、シャビ・アロンソとチアゴが先発した。代わりにベンチに下がったのはダンテ、マリオ・ゲッツェ、セバスティアン・ローデ、バスティアン・シュヴァインシュタイガー。そしてジャンルカ・ガウディーノはメンバー外となった。また、若手のミチェル・ヴァイザーがグアルディオラ監督の信頼を勝ち取り、連続で先発出場を果たした。システムは3-5-2。

BVBサイドも何人かの選手が準決勝に復帰を間に合わせていた。まず、マルコ・ロイスとイルカイ・ギュンドアンが先発に復帰。肋骨を骨折していたセバスティアン・ケールはベンチスタートに留まった。また、GKを務めたのはミチェル・ランゲラク。正GKのロマン・ヴァイデンフェラーは引き続き負傷離脱が続いている。対戦相手のシステムは4-3-3。

試合経過

緊張が張り詰める中、アリアンツ・アレーナにキックオフのホイッスルが鳴り響いた。序盤、まずボールを支配したのはバイエルン。最終ラインでパスを回し隙を窺うが、ドルトムントの集中した守備を前にシュートまで持ち込めない時間帯が続く。一方、ドルトムントはボールを奪うと素早い切り替えで攻撃に転じるが、バイエルン守備陣の寄せが速くパスをほとんど繋げない。

唯一シュートに繋がったのは、14分のコーナーからのミュラーのヘッドとヴァイザーが起点となった15分のサイド攻撃のシーンだが、それらも決定的と言うには程遠く、0-0の状態が続く。すると30分、いきなり試合が動いた。バイエルンが自陣で香川のパスをカットすると、一気に裏のスペースへロングフィード。これをレヴァンドフスキが決めて先制に成功した。その後もバイエルン主導の時間帯が続き、44分にレヴァンドフスキが遠目からゴールを狙うなど、優勢を保ったまま試合を折り返した。

後半の立ち上がりはややドルトムントが攻め込むが、その後は再びバイエルンが主導権を握る。52分のロイスのカウンターの他には一切バイエルンゴールに近づけないドルトムントに対し、バイエルンはミュラー(48分、55分)、レヴァンドフスキ(55分)、チアゴ(57分)にチャンスが訪れる。特に55分のミュラーのシーンでは、切り替えしの瞬間、明らかにシュメルツァーのハンドでプレーが止められたが、審判が笛を吹かずに試合続行を指示した。

後半の半分が過ぎても相手にほとんどチャンスを作らせず、このまま勝利を収めるられるかと思ったバイエルンだが、この準決勝にはまだドラマが待ち受けていた。75分、香川に代わり途中出場したムヒタリアンのアシストでオーバメヤンがネットを揺らすと、そこからドルトムントが息を吹き返す。80分にオーバメヤン、82分にロイス、84分にはソクラティスがバイエルンゴールに襲い掛かる。しかし、両者ともゴールを割ることができないまま試合は延長戦に突入した。

90分激しく戦った疲労から、両チームともに間延びし始め、プレーの精度も落ちてくる。そして、延長後半(109分)にはカンプルがこの日2枚目のイエローカードを受け退場。数的有利となったバイエルンが102分、114分、116分にチャンスを演出するが、GKランゲラクが好守を連発し、1-1のままPK戦にもつれ込んだ。

PK戦では、ラームとアロンソが足を滑らせまさかのキック失敗。最終的に1-3で確実に決めたドルトムントに軍配が挙がった。

前半ハイライト:

14分:アロンソの左コーナーにミュラーがヘッド。しかしこれは惜しくもポストの左。
15分:右サイドのヴァイザーが2列目から飛び出すラームへパス。それをラームがダイレクトで狙うが、角度が足りずキーパー正面。
30分:バイエルン先制! カウンターから最終ラインの裏に抜け出したレヴァンドフスキがループシュート。一度はポストに弾かれるも、こぼれ球を自ら押し込み1-0
44分:やや前にポジショニングしていたGKランゲラクを見たレヴァンドフスキが、遠目から頭上を越えるロングシュートを狙う。しかし枠を捉えきれずゴールキックへ。

後半ハイライト:

48分:右サイドのヴァイザーからゴール前に走りこむミュラーへパス。それをダイレクトで放つもGKランゲラクがコーナーに逃れる。
52分:ドルトムントのカウンター。ロイスがフィニッシュに持ち込むが、ラフィーニャの足に当たりコーナーへ。
55分:ベルナトのパスに反応したレヴァンドフスキがキーパーと1対1になるが、シュートはバーに嫌われる。そのこぼれ球にミュラーが追いつきシュートを試みるが、切り替えしの際にシュメルツァーの手に当たり防がれ、笛も鳴らずに試合続行となった。
57分:チアゴがクロスをゴール前の密集地帯で精確にコントロール。振り向きざまにシュートを放つもキーパー正面。
62分:右コーナーのこぼれ球をベルナトがシュート。枠外。
75分:ブワシュチコフスキが左へ展開。ムヒタリアンがダイレクトでファーサイドに折り返すとオーバーメヤンがダイレクトで合わせる。ノイアーが何とか弾き出すが、すでにゴールラインを割っていたため1-1
80分:ドルトムントの右サイドからクロスにラームが対応。しかし足を滑らせ転倒し、裏で待つオーバメヤンが強烈なシュート。しかし、ノイアーがスーパーセーブでピンチを脱出。
82分:再びドルトムント。オーバーメヤンのラストパスからロイスがフィニッシュへ。完全にゴール右隅を捉えていたが、またしてもノイアーが素晴らしい反応で死守した。
84分:右コーナーにソクラティスがヘッド。枠の上。
88分:ヴァイザーのクロスが直接ゴールへ。GKランゲラクがコーナーへ逃れた。

延長戦ハイライト:

102分:アロンソのFKにシュヴァインシュタイガーがフリーでヘッド! しかしわずかにバーの上。
114分:ボアテングのピンポイントクロスにシュヴァインシュタイガーがフリーでヘッド! しかしGKランゲラクが左足一本で防ぎ、ゴールならず。
116分:センタリングにレヴァンドフスキが飛び込むが、GKランゲラクが一歩早くクリア。こぼれ球もブロックされる。