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カンプ・ノウでは0-3

FCB、終盤にやられ敗戦

1stレグは痛恨の結果となった。FCバイエルンは5月6日(水)、敵地でバルセロナとCL準決勝を戦い、0-3で敗れた。勇敢に戦ったバイエルンだったが、試合終盤にリオネル・メッシ(77、80分)とネイマール(90+4分)にゴールを許し、あっという間に決着がついた。

カンプ・ノウに訪れた95,639人の熱狂的な観客が見たものは、90分間にわたるハイレベルのな攻防だった。バイエルンのプレーは決して悪くなかったが、4度バロンドールを受賞したメッシに2ゴールを許し、最後の15分で一気に敗北への道を進むことになった。そのあと1点を返しに攻めるが、ネイマールに3点目を押し込まれた。

スターティングメンバー

スターティングメンバーが発表されたとき、バイエルンファンに安堵の表情が浮かんでいた。DFBポカールで顔面を負傷したロベルト・レヴァンドフスキが、フェイスガードを着けながらも先発出場を果たしたのだ。しかしそれ以外、先発メンバーの顔ぶれに特別なサプライズはなく、最初はメディ・ベナティア、ジェローム・ボアテング、ラフィーニャで3バックを形成。しかし、15分後にはシステムが4バックに変更された。

バルサのルイス・エンリケ監督は、前回のFCコルドバとの大勝(8-0)から戦術を大きく変更することはなく、4-3-3システムでチームを送り出した。唯一の変更はいつも通りGKで、CLでは必ず出場するドイツ人のマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが今回も先発。そして、リーグ戦担当の正GKクラウディオ・ブラーヴォはベンチスタートとなった。

試合経過

立ち上がりからエンジン全開でぶつかり合う両者だが、数分経つと徐々にバルセロナがゲームの主導権を握り始める。7分のスアレスのシュートを皮切りに、バルサの前線トリオがバイエルンゴールに襲い掛かる。一方バイエルンは、高い位置からのプレスに苦しめられ、なかなかボールを敵陣まで運べない。

すると12分には、バルセロナに前半最大のチャンスが訪れた。最終ラインの裏に抜けたスアレスが1対1を迎えるも、ノイアーが超反応を見せてピンチを凌ぐ。その後も15分のネイマールのシュートなど、確実に決定的チャンスを作り出すバルサに対し、バイエルンは攻撃にあまり人数をかけられず、必然的にチャンスの数も劣っていた。その中でも、18分にはレヴァンドフスキに絶好機が訪れるが、ミュラーのクロスがやや長くジャストミートできない。

前半も半分を過ぎると、バイエルンがようやくアタッキングサードに侵入するようになるが、30分のチアゴのロングシュート以外はほぼ見せ場を作れずにいた。一方バルサは、ハーフタイム前に再びテンポを上げ始め先制点を狙いにくる。しかし、守護神ノイアーが立ちはだかり、0-0のまま試合を折り返した。

前半とは打って変わり、後半はハイライトの少ない展開となる。中盤での攻防が目立ち、お互いにディフェンスラインが集中した守備を見せて、決定的なシーンを作り出せない。だが、それでも最初に見せ場を作ったのはバルセロナだった。58分にネイマールとの連係からメッシがシュートへ持ち込むと、61分にはそのメッシからネイマールへ完璧なパスが供給される。バイエルンにとってはラインが上がっていたところで裏を取られ、冷や汗が流れる瞬間だったが、リベロの役割もこなすノイアーが見事な飛び出しでクリアした。

だが、終盤に近づくと試合が大きく動き始める。自陣でのボールロストが目立ち始めていたバイエルンが、まさにそこを突かれて失点を許してしまう。77分、ベルナトがビルドアップの途中でボールを奪われると、それをメッシに押し込まれて1-0。そして、80分にはメッシがエリア内で個の能力を発揮。ボアテングを抜き去ると、ノイアーも触れないループシュートでネットを揺らした。何とか1点を返したいバイエルンが人数をかけて攻めに出るも、後半アディショナルタイムにはその隙を突かれて再び失点してしまう。裏に生まれた大きなスペースを使われ、ネイマールがノイアーとの1対1を制して3点目を叩き込んだ。

前半ハイライト:

7分:素早い攻撃から2-2の状況を作られると、最後はスアレスがフィニッシュへ。しかしノイアー正面。
12分:オフサイドトラップを抜け出したスアレスが1対1を迎えるも、ノイアーがスーパーセーブでピンチを凌ぎ失点を免れた。
15分:右サイドからのスアレスの鋭いクロスにネイマールが合わせるが、ベナティアが体を張ってコーナーに逃れる。
18分:レヴァンドフスキが右のミュラーへ展開。そのミュラーが深い位置から中へ折り返す。中でレヴァンドフスキがフリーで待ち構えるも、パスがやや長くシュートがずれる。
27分:左コーナーにスアレスがフリーでヘッド。しかしバーの上。
30分:チアゴが遠目から巻いて右隅を狙うが、枠を捉えることはできず。
39分:裏からの浮いたパスにアウヴェスが反応。至近距離からダイレクトで合わせるが、またもやノイアーが見事な反応を見せて防いだ。
40分:ラキティッチが20mの位置からシュートを放つも、ポスト左。

後半ハイライト:

58分:ネイマールとのワンツーでメッシがスピードに乗ったままシュート。しかし、これはノイアーががっちりキャッチ。
61分:メッシのスルーパスに阿吽の呼吸でネイマールが抜け出すが、ノイアーがリベロ並みの飛び出しを見せてクリア!
64分:バイエルンが自陣でボールを失うと、それを繋げられてネイマールがフィニッシュへ。しかしこれは枠を大きく外れた。
77分:0-1! バルセロナのショートカウンター。敵陣でボールを奪取したアウヴェスがメッシにパスを出し、それをメッシがニアポストに決めて先制した。
80分:ラキティッチからエリア内右でパスを受けたメッシが、ボアテングを抜いてループシュート。それがノイアーの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
84分:またもや裏を取られるバイエルン。しかし、ネイマールのスルーパスにスアレスが抜け出しシュートを放つが、大きく枠を外れた。
90+4分:3失点目。ボールロストから再びカウンターを仕掛けられる。大きく開いた裏のスペースにメッシがパスを送ると、ネイマールがしっかりとラインを見て飛び出す。あとはノイアーとの1対1を制してスコアを3-0とした。