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連勝ストップ

0-2!アーセナルがバイエルンを止める

全力を尽くし、やれることは全てやったが、熱狂に包まれたロンドンのエミレーツ・スタジアムでFCバイエルンの連勝記録がストップした。アーセナル戦の90分後のスコアは0-2(0-0)。公式戦で12連勝していたバイエルンがついに敗北を喫したが、それでも勝点6でCLグループFの首位はキープした。2位が同じく勝点6のオリンピアコスで、3位がアーセナル(勝点3)、4位がザグレブ(勝点3)となっている。

CLグループ予選第3節で59,824人の観客が目にしたのは、長時間バイエルンが試合を支配したハイレベルな攻防だった。しかし、この日のバイエルンには前線での精度が欠け、さらにアーセナルの守護神ペトル・チェフの活躍もあり無得点に終わった。逆にテンポの良いサッカーで何度も危険なカウンターを仕掛けるアーセナルは、オリヴィエ・ジルー(77分)とメスト・エージル(90+4分)がチャンスを活かしてネットを揺らした。

スターティングメンバー

試合開始前にグアルディオラに朗報が舞い込んでいた。軽い負傷をしていたダグラス・コスタが復帰し、4-3-3システムの左サイドで先発出場を果たしたのだ。代わりにラフィーニャがベンチスタートとなった。これが1-0で勝利した3日前のブレーメン戦との唯一の変更点となった。また、ブンデスリーガ前節を同じく負傷で欠場したハヴィ・マルティネスとキングスレイ・コマンが再びメンバー入り。アリエン・ロッベン、フランク・リベリー、マリオ・ゲッツェ、メディ・ベナティア、ホルガー・バドシュトゥーバー、セバスティアン・ローデは怪我による離脱が続いている。

一方、アーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲル監督は、4-2-3-1を採用した11人をピッチに送り込んできた。その中にはドイツ代表のペア・メルザッカーとメスト・エージルの名もあり、両チーム合わせて合計6名、W杯覇者のドイツ代表に属していた選手がピッチにそろった。

試合経過

前半の内容は、バイエルンがボールを保持して攻め上がり、アーセナルが守ってからカウンターを狙うという非常にシンプルな構造となった。ボール保持率はバイエルンが大きく上回るものの、7分にはアーセナルが、11分にはバイエルンが惜しいチャンスを1度ずつ作り出し、序盤は互角の攻防が繰り広げられた。

その後は相手の守備の綻びを見つけようと、バイエルンがパスを回しながら様子を窺う。28分や42分にフィニッシュまでたどり着くときもあったが、深い位置まで引いて人数をかけて守るアーセナルの守備に隙を見出すことができず、パスを奪われカウンターを狙われるシーンが目立った(30、31、33、37分)。

後半は、序盤にバイエルンが2度フィニッシュまで持ち込むが、51分のコスタも54分のレヴァンドフスキもネットを揺らすには至らない。そして最大のチャンスが75分に訪れるが、GKチェフが立ちはだかり先制点はお預け。すると77分、一瞬の隙を突かれてフリーキックからジルーに先制点を奪われてしまう。

そこから当然バイエルンは反撃を試みるが、アーセナルが集中を切らさずに守り切り、さらには後半アディショナルタイムにカウンターから追加点を許し、最終的に0-2で敗れた。

前半ハイライト

1分:レヴァンドフスキが中盤でインターセプトすると、そのままゴールエリアまでドリブル。しかし最後のワンタッチが長く、カットされる。
7分:エリア内でエージルが左隅を狙ったシュートを放つ。ノイアーが弾くとウォルコットがもう一度狙いに来るが、ブロックしてコーナーへ逃れる。
11分:チアゴがミュラーとのワンツーで中央突破。ダイレクトでシュートするが、GKチェフに弾かれゴールならず。
19分:コスタが角度のない位置からフィニッシュまで持ち込むが、GKチェフの正面。
23分:アーセナルのカウンター。最後はウォルコットがシュートを試みるが、威力が足りずノイアーが難なくキャッチ。
25分:レヴァンドフスキが強引にシュートを放つが、ジャストミートせずに大きく枠を外れた。
28分:ビダルがペナルティーエリア際でボレーを試みるが、GKチェフがパンチングで防いだ。
29分:ウォルコットがサンチェスとのワンツーでエリア内に侵入するが、シュートの瞬間にブロック。
30分:コーナーのこぼれ球にサンチェスが詰めるが、勢い良く放たれたシュートはバーの遥か上に外れた。
33分:クロスにゴール前で完全にフリーのウォルコットがヘッド。しかし卓越した反射神経でノイアーが弾き出した!!
37分:アーセナルのカウンター。ウォルコットが裏へ抜け出し右サイドネットを狙ってシュートを放つが、ノイアーががっちりキャッチ。
42分:深い位置でボールを奪うとコスタがそのままフィニッシュへ。しかし枠を捉えられない。

後半ハイライト

51分:コスタがディフェンダーをかわし左足一閃、ゴール右隅を狙うが、強烈なシュートはポストのわずか右にそれた。
54分:バイタルエリアでコスタがブロックされ、こぼれ球をレヴァンドフスキが直接狙うが、バーの上。
58分:左サイドを攻め上がるアーセナル。マイナスにグラウンダーのクロスが入り、コクランが強烈なミドルを放つが枠外。
61分:23mの位置からアロンソが狙う。しかし枠外。
69分:ウォルコットのヘッドをノイアーがセーブ。
75分:バイエルンのカウンター。ミュラーを起点にコスタからレヴァンドフスキへと繋がる。しかし、チェフとの1対1はキーパーに軍配が上がった。
76分:エリア内右からミュラーが低めのシュートを試みる。しかしポストのわずか左。
77分:アーセナルがゴール。フリーキックからアーセナルがゴール前にボールを放り込む。ノイアーが飛び出すが痛恨のパンチングミス。その裏へ飛び込んだジルーがが体ごと押し込んだ。
83分:右コーナーからジルーがフリーでヘッド。しかしノイアー正面。
89分:チアゴがシュート。GKチェフがキャッチ。
90+4分:2失点目。自陣でボールを失うと、ベジェリンがそのまま持ち上がりクロスを入れる。ファーに走りこんだエージルが合わせる。ノイアーが防いだかに思われたが、弾き出す前にラインを割っていたためゴールとカウントされた。