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ダービー戦は2-0

FCバイエルンのシーズン前半の首位確定

 FCバイエルンは12月12日(土)、ブンデスリーガ第16節で同じくバイエルン州にホームを構えるインゴルシュタットを迎え撃ち、2-0(0-0)で勝利を収めた。これでバイエルンは、シーズン前半を1位で終えたチームが得る非公式タイトル『ヘルプスト・マイスター(秋の王者)』を確定させた。今回のこの称号獲得は、通算21度目となる。

 アリアンツ・アレーナを訪れた75,000人(完売)の観客はこの日、バイエルンの意外な姿を見ることになる。前半はいつものように主導権を握ることができず、これといったチャンスもほぼないままスコアレスで試合を折り返したのだ。しかし、後半に入ると本来の姿を取り戻し、ロベルト・レヴァンドフスキが今季15ゴール目となる先制弾を奪取。75分には、主将フィリップ・ラームが追加点を決め、勝利を手繰り寄せた。これにより、バイエルンは合計勝点を43としている。

スターティングメンバー

 今年最後のホーム戦でグアルディオラは、大きな人員問題に頭を抱えていた。フランク・リベリーとメディ・ベナティアが、チャンピオンズリーグのディナモ・ザグレブ戦(2-0)で負傷し、年内の復帰が絶望的となってしまったのだ。したがって同指揮官は、インゴルシュタット戦で先発を6人入れ替えてきた。まず、ベナティアとリベリーの他にジュリアン・グリーンがメンバーから外れ、スヴェン・ウルライヒ、シャビ・アロンソ、セバスティアン・ローデもベンチスタート。代わりに、マヌエル・ノイアー、ジェローム・ボアテング、ホルガー・バドシュトゥーバー、アルトゥーロ・ビダル、トーマス・ミュラー、キングスレイ・コマンが先発出場した。

試合経過

 前半はハイライトに乏しい展開となったが、それでも内容自体は非常に白熱していた。なぜなら、インゴルシュタットが終始激しいプレスをかけてきたため、攻防の入れ替わりが多発したからだ。それによりいつも通りの組み立てができないバイエルンは、しばらくの間苦戦を強いられる。

 時間が経過しても普段ほどのボール支配力を発揮できないバイエルンだが、インゴルシュタットにもこれといったチャンスを与えない。前半は、25分のレヴァンドフスキのシュートが唯一のビッグチャンスとなった。しかし、一方のインゴルシュタットは、前半終了間際に決定機を演出していく。41分から分刻みで4度危険なチャンスを作られたが、いずれも守備陣とノイアーがブロックし、失点を免れた。

 後半、バイエルンを待ち受けていたのは、前半とは打って変わったゲーム展開だった。ラーム、コマン、レヴァンドフスキ、ミュラーを中心に何度も決定機を作り出していく。それでも、インゴルシュタットの守護神エーズカンが好守を見せ、なかなか得点に結びつかない。

 しかし65分、バイエルンの努力がついに実を結ぶ。ボアテングの精度の高いロングボールに反応したレヴァンドフスキが、角度のないところから冷静に押し込んで、1-0とした。すると、75分にはラームがネットを揺らし、インゴルシュタットを一気に引き離す。そこから徐々に本来の姿を取り戻すバイエルン。前半に多々見られたボールロストの回数も減り、ボールをしっかりキープ。安定した試合運びをして、試合終了のホイッスルを迎えた。

前半ハイライト:

14分:バドシュトゥーバーが空中戦でルーカス・ヒンターゼーアと衝突。頭をぶつけた際に流血し、一度ピッチから退く。
25分:バイエルンにビッグチャンス! キミッヒのスルーパスに抜け出したレヴァンドフスキが、飛び出したキーパーの頭上を越えるループシュートを放つが、ディフェンダーに追いつかれてクリアされる。
41分:エリア内でレックスからパスを受けたグロースがフリーでシュートを放つ。しかし、ラームがブロックしてコーナーに逃れる。
42分:14mの位置からロジャーがフィニッシュへ。ノイアーが防ぐ。
42分:エリア内でパスを受けたレックスがフィニッシュまで持ち込む。しかし、ノイアーが飛び出してブロック。
43分:ヒンターゼーアがグラウンダーの強烈なミドルを放つが、ノイアーがパンチングでコーナーに逃れる。

後半ハイライト:

50分:連係から抜け出したラームがキーパーと1対1を迎えるが、GKエーズカンが止めた。
54分:コマンが個人技で右サイドを切り裂き中央へパス。それをニアのレヴァンドフスキがヒールで流し込もうとするがブロックされる。こぼれ球をもう一度狙うがバーの上。
58分:インゴルシュタットのカウンター。ゴール前に走りこんだレックスが、後ろからのスルーパスをダイレクトで狙うが、ノイアーが立ちはだかった。
65分:ゴール! ボアテングが前線へロングボールを送ると、そこへレヴァンドフスキが走り込む。そのまま飛び出したキーパーをかわし、角度のないところからコースに蹴り込みネットを揺らした。
72分:エリア際中央でボールを受けたレヴァンドフスキが、そのまま個人技でこじ開けようとするが、シュートは枠外。
75分:追加点! バイエルンのカウンター。エリア内でミュラーがキーパーを引き付けた後に横パスを出す。それをラームがダイレクトで冷静に流し込んで2-0