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2-0からの2-2

激戦の末、次に繋がる結果を残したFCB

 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント一回戦のバイエルン対ユヴェントスは、最高の盛り上がりを見せた接戦となった。バイエルンは、昨年準優勝のユヴェントスとのアウェイ戦を2-2(1-0)で引き分け、二回戦進出に向けていいスタートを切った。試合は、60分を過ぎた時点でバイエルンが2点をリードする展開だったが、その後同点に追いつかれた。しかし、アウェイゴールを奪っているため、3月16日にホームのアリアンツ・アレーナで2ndレグを迎えるバイエルンにとって、確実に有利な状況となった。

 完売となったユヴェントス・スタジアムには41,332人の観客が集まり、そのうち3,000人のバイエルンサポーターがビジター席を埋め尽くした。試合は、序盤から濃密で激しい展開となったが、それでもボール支配率ではバイエルンが圧倒的に上回り、ユヴェントスが長い時間守備に徹するという構図になった。すると43分、トーマス・ミュラーが先制点を挙げ、55分にアリエン・ロッベンが追加点を奪う。しかし、そこからパウロ・ディバラ(63分)と途中出場のステファノ・ストゥラーロ(76分)に失点を許し、2-2の引き分けに終わった。

スターティングメンバー

 ブンデスリーガのダルムシュタット98戦に3-1で勝利を収めてから3日後、グアルディオラは3人の先発メンバーを入れ替えてきた。また、この日チャンピオンズリーグ100試合出場を飾る主将フィリップ・ラームが先発に復帰。その他フアン・ベルナトとチアゴが最初からプレーした。代わりにベンチスタートとなったのは、らフィーニャ、キングスレイ・コマン、ザーダール・タスキ。そして、負傷離脱していたメディ・ベナティアもベンチ入りを果たし、代わりにトム・シュタルケ、セバスティアン・ローデ、タスキの3名が18人のメンバーから外れた。

 一方、ユヴェントスは0-0で引き分けたボローニャとのリーグ戦から4人のメンバーを変更してきた。サミ・ケディラ、フアン・クアドラード、パウロ・ディバラ、そして元バイエルン所属マリオ・マンジュキッチが先発イレブンに名を連ね、代わりにステファノ・ストゥラーロ、ロベルト・ペレイラ、シモーネ・ザザ、アルバロ・モラタがベンチスタートとなった。

試合経過

 立ち上がりからチャンピオンズリーグならではの緊張感が会場を包み、選手たちのプレーからもその雰囲気がひしひしと伝わってくる。最初のシュート(1分)こそユヴェントスに訪れるが、基本的にはバイエルンがボールを支配し、ユヴェントスが低く構えてカウンターを狙うというまさに予想通りの構図となる。

 バイエルンは4分と12分にフィニッシュまで持ち込むと、13分には両チーム合わせて最大のチャンスを作り出すが、決め切ることができない。その後はバイエルンが70%以上のボール支配率を保ちながらも、ユヴェントスの鉄壁を前にシュートまで持ち込めない時間が続く。一方のユヴェントスは、ボールを奪っても繋いでカウンターを仕掛ける前にボールを失い、一切のチャンスを作り出せない。

 30分が過ぎたあたりから、バイエルンが再びフィニッシュまでたどり着くシーンが増える。すると43分、ついに待望の先制点が生まれる。相手の守備陣を左右に揺さぶる攻撃から最後はミュラーが豪快にネットを揺らし、1-0と1点リードで試合を折り返した。

 後半も前半同様にバイエルンがボールを回し、ユヴェントスが待つ展開となる。すると55分、スピーディーなカウンターからロッベンが得意の形でネットを揺らす。2-0とした後も攻撃の手を緩めないバイエルンは、59分にもチャンスを演出し、完全にアウェイ戦勝利を匂いを漂わせる。

 しかし63分、守備陣のミスからディバラに1点を返されると、そこからユヴェントスが息を吹き返し、67分、68分と立て続けに決定機を作られる。そして77分、元バイエルンのマンジュキッチが起点となり、途中出場のストゥラーロに同点弾を決められてしまう。

 その後もお互い追加点を狙い白熱した攻防が繰り広げられるが、どちらにもゴールが生まれないまま試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

前半ハイライト:

1分:ユヴェントスのカウンター。マンジュキッチが遠目から狙うが、ノイアーの脅威にはならず。
4分:ビダルがエリア外中央から強烈なダイレクトボレーを放つが、GKブッフォンが弾き出す。
12分:中盤でビダルがボールロスト。ユヴェントスが左サイドから素早くカウンターを仕掛け、最後はマンジュキッチがアーリークロスに飛び込むが、タイミングが合わない。
12分:コスタがシュート。ポスト右。
13分:ディフェンダーのクリアミスから裏へ抜け出したレヴァンドフスキが、エリア内ゴール前でキーパーを引き付け、フリーのミュラーへ横パスを出すが、タイミングが合わずにシュートを打てず。
23分:エリア内右でボールを受けたロッベンが、ワントラップからボレーを狙うが、バーの上へ。
31分:右サイドからのクロスが相手に当たり方向を変え、一番奥で待つベルナトのところへ。それを直接狙うが、GKブッフォンがぎりぎりでセーブする。
32分:左サイドの浅い位置でFKを獲得。ゴール前に放り込まれたボールをレヴァンドフスキが頭で逸らすが、GKブッフォン正面。
41分:左サイドのコーナーにロッベンがヘッド。枠外。
43分:ゴーーール! ミュラーが起点となり右へ展開。それを受けたロッベンが逆サイドまでセンタリングを上げると、コスタがダイレクトで折り返し、ディフェンダーのクリアでゴール前にこぼれたボールをミュラーが冷静に流し込み1-0

後半ハイライト:

51分:アラバがミドルシュート。バーのわずか上へ。
55分:ゴール! バイエルンのカウンター。レヴァンドフスキが右を走るロッベンにスルーパス。するとロッベンがドリブルで中央へ切り込み、そのまま左足で得意のコース、左隅へ叩き込んだ。2-0
59分:ミュラーのピンポイントクロスにレヴァンドフスキがダイビングヘッド。しかし、わずかに枠の外へ。
63分:2-1! キミッヒがコントロールミスし、深い位置でボールを奪われると、それを繋がれディバラに流し込まれる。
67分:ユヴェントスのカウンター。マンジュキッチが左サイドを個人技で突破し、逆サイドに走り込むクアドラードへパス。そのクアドラードがワントラップから右足を振り抜くが、GKノイアーがパンチングで弾き出す。
68分:ポグバがエリア際からコースを狙ってシュートを放つが、わずかにバーの上へ。
77分:同点。マンジュキッチが中央で起点となり、左サイドのモラタがヘッドでゴール前に折り返すと、そこへストゥラーロが飛び込みネットを揺らした。2-2
83分:リヒトシュタイナーがふわりとしたクロスを入れると、そこにポグバが高さを活かしたヘッドを合わせる。しかしバーの上へ。
89分:右コーナーにベナティアが頭で合わせるが、惜しくもバーの上へ。
90分:ボヌッチがエリア外からボレー。GKノイアー正面。