presented by
Menu
ミュラー2発、レヴィー1発

D98のリードをひっくり返し、FCBが3-1で勝利

 見所満載のスリリングで素晴らしい戦いだった。今日の午後、FCバイエルンはアリアンツ・アレーナで0-1の劣勢に立たされながら、最終的には3-1でSVダルムシュタット98を撃破した。これによりバイエルンは、ブンデスリーガ順位表で絶対的リードを保持。後を追うドルトムントが明日日曜のレヴァークーゼン戦で白星を挙げれば、勝点差は8のままとなる。

 長雨の中、7万5千人の観客が見守る完売のアリアンツ・アレーナでバイエルンは、予想された相手の守備の牙城を崩しにかからなければならなかった。ダルムシュタットは自陣のペナルティーエリアに立てこもっていたが、数少ないカウンターチャンスをサンドロ・ヴァーグナーがモノにしリードを奪った(26分)。しかし後半に入ると、トーマス・ミュラーとロベルト・レヴァンドフスキのコンビがこのリードを帳消しにした。ミュラーは今シーズン16・17ゴール目(48分、71分)、レヴァンドフスキは同22ゴール目(84分)を決め、バイエルンが順当な勝利を手にした。

スターティングメンバー

 ユヴェントスとの決戦を控えたダルムシュタット戦、グアルディオラはシャビ・アロンソ、チアゴ、フィリップ・ラームを温存。ラームに至っては控えメンバーからも外した。それにより、ザーダール・タスキがFCBデビューを飾ることとなった。今冬の移籍市場でバイエルンに加入した同選手にとって、これが2年半ぶり(2013年8月11日以来)のブンデスリーガ出場となった。また、ラフィーニャが後半戦で初めて先発に名を連ねた。さらに、マリオ・ゲッツェが4ヶ月ぶり(昨年10月4日以来)にメンバー入りし、控えとしてベンチに座った。

 FCBのスタートフォーメーションには、3-1で勝利したアウグスブルク戦から3点変更が見られた。キングスレイ・コマン、タスキ、ラフィーニャがラーム、フアン・ベルナト、チアゴの穴を埋めて先発入りした。システムは4-1-4-1。

 対するダルムシュタットは累積による出場停止を受けた5選手を欠くことになった。これによりサンドロ・シリグがブンデスリーガデビューを飾り、マリオ・ヴランチッチ、ファビアン・ホラント、ジュニオール・ディアスの3選手がリーグ後半戦に入って初めてスターティングメンバーに選ばれた。監督のディルク・シュースターは4バックを敷き、中盤にも4人を配置。攻撃陣では、かつてバイエルンに所属したサンドロ・ヴァーグナーがワントップ、マリオ・ヴランチッチがトップ下を務めた。

試合経過

 開始から、試合はダルムシュタットのゴールに向かって展開した。開始からバイエルンは思いどおりにボールと敵をコントロールし、チャンスを量産していく。10分にはアルトゥーロ・ビダルのシュートがバーに嫌われ、13分にはラフィーニャのシュートがネット側面を揺らす。その後のロベルト・レヴァンドフスキ(14分)とロッベン(25分)のシュートも堅く守るダルムシュタットのGKクリスティアン・マテニアに阻まれた。

 ダルムシュタットは全く自陣から出られず、バイエルンのリードは時間の問題かに見えた。しかし、先制ゴールを奪ったのはダルムシュタットだった。ヴァーグナーがダルムシュタットの初チャンスをモノにし、予想を裏切るリードを奪った(26分)。バイエルンはこれに即座に反応したが、コスタのシュートは再びバーを直撃して得点には繋がらない(28分)。

 その後バイエルンにラインの乱れが見られ、相手の守備の要塞でつまづくという展開が続く。前半アディショナルタイム中、ロッベンとヨスア・キミッヒのコンビから放たれたロングシュートが敵のゴールを脅かすかに見えたが、あと少しのところで得点には至らない。そして、0-1でハーフタイム突入。前半の比較では、シュート16:4、コーナーキック7:0、ボール支配率77パーセントとFCBが圧倒した。

 後半早々、すぐさまトップギアで攻撃を開始するバイエルン。するとミュラーが後半最初の攻撃を実らせ、遅まきながら試合を振り出しに戻した(48分)。その直後、グアルディオラは相手へのプレッシャーを高めるためにリベリーを投入(53分)。11ヶ月ぶりにアリアンツ・アレーナの芝を踏んだリベリーは、詰めかけた観客の大歓声を受けた。その後もバイエルンはチャンスを量産するが、オフサイドとして認められなかったレヴァンドフスキのゴール(67分)のように、フィニッシュでわずかな運に恵まれない。

 すると、ミュラーがここで大きな存在感を示す。71分、ビダルのクロスを胸でトラップすると、オーバーヘッドキックで勝利に繋がる2点目を叩き出したのだ。このリードの後、再び試合はダルムシュタットゴールに向かって一方的に展開する。そして試合終了の6分前、レヴァンドフスキが3点目を挙げてリードを広げた(84分)。直後の同FWの2本目は、惜しくも相手GKマテニアに阻止された(86分)。

前半ハイライト

3分:バイエルンに最初の得点チャンス。CKからロッベンがフィニッシュに持ち込もうとするも、当たり損ねてボールはバーの上へ。
5分:ゴール正面約20mから再びロッベンが先制点を狙う。しかしGK正面。
10分: バイエルンに2度目のビッグチャンス。ダルムシュタットDFに当たり方向を変えたビダルのシュートはバーに嫌われる。
13分:コマンのパスからラフィーニャが直接シュート。しかし惜しくもポスト右に逸れる。
14分:コスタのクロスにレヴァンドフスキが合わせる。しかしこれもGKマテニアがセーブ。
15分:息つく間もなく相手ゴールに襲い掛かるバイエルン。ゴール前に走りこんだレヴァンドフスキへのクロスは惜しくも数センチ届かず。
16分:レヴァンドフスキがロッベンにボールを繋ぎ、フィニッシュ。しかしブロックされる。
25分:左に抜け出したロッベンに、中央のレヴァンドフスキから絶妙なパスが通る。GKと1対1になったロッベンだが、またもや相手GKのファインセーブに阻まれる。
26分:ダルムシュタット先制。一度シュートに持ち込み損ねたボールをダルムシュタットが粘り強く繋ぎ、最後はヴァーグナーが頭で押し込んで0-1。
28分:コスタのシュートは再び相手DF に当たってわずかにコースを変え、バー直撃。
35分:ユングヴィルトが20メートルの距離からボレーで追加点を狙うも、ノイアーの脅威にはならず。
40分:ミュラーがゴール正面からグラウンダーのシュート。しかしダルムシュタットの守護神が危なげなくキャッチ。
42分:相手ゴール前約20メートルでバイエルンがFKを獲得。ビダルが直接狙うが、GKマテニアの鉄壁の守りを崩せず。
42分:またしてもヴァーグナーがバイエルンゴールに迫るが、ノイアーの守りは堅い。
44分:ダルムシュタットのセットプレー。再び頭で2点目を狙うが、ノイアーのスーパーセーブで追加点を免れる。
45+1分:ロッベンが18メートルの距離からボレーシュート。しかし、またしてもファインセーブ連発のマテニアが立ちはだかる。
45分+2分:キミッヒが20メートルの距離からグラウンダーのシュートでゴールを狙うも、マテニアを崩せず。

後半ハイライト

48分:待望のゴール!ラフィーニャからのクロスを、ミュラーが倒れこみながらフィニッシュに持ち込み1-1。
52分:CKにタスキが頭で合わせるも、ポストの左に逸れる。
56分:レヴァンドフスキがCKからゴールを狙うも、ブロックされる。
58分:ミュラーが右サイド深い位置から、中央でフリーのロッベンに絶妙なマイナスのパス。しかし枠を捉えきれず。
64分:左に切り込んだロッベンが角度のある所からゴールを狙う。しかしこれはGKマテニアがしっかりキャッチ。
67分:バイエルンゴール!しかし、レヴァンドフスキのこのゴールを主審ヴァイナーはオフサイドと判断し、得点は認められない。
70分:ダルムシュタットのカウンター。バイエルンDFと2対1になったケンペがフィニッシュに持ち込むが、ノイアーは追加点を許さない。
71点:バイエルンに待望の2点目をもたらしたのはミュラー!ビダルからのクロスを胸でワントラップしてオーバーヘッド!鮮やかなゴールで2-1!
75分:攻撃の手を緩めないバイエルン。今度はコスタが頭で合わせるも、GKマテニアが立ちはだかる。
76分:ロッベンの至近距離からのシュートはバーをわずか上に逸れる。
84分:バイエルン追加点!リベリーからのクロスをフリーで受けたレヴァンドフスキが、確実にゴールに流し込み3-1。
86分:レヴァンドフスキが単独で相手ゴールを強襲。GKと1対1になるも、マテニアが4点目を阻む。