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底力を見せたバイエルン

ハイレベル、しかしスコアレスに終わったドルトムント戦

 ドルトムントのホームスタジアム、ジグナル・イドゥナ・パークを訪れた81,359人の観客が見たものは、まさに頂上決戦に相応しい互角の戦いだった。名前に劣らない素晴らしい内容となったのは間違いないが、唯一欠けていたのはゴールだ。バイエルンの28分の最大のチャンスはGKロマン・ビュルキに阻まれ、64分の決定機はクロスバーに阻まれた。バイエルンはこれで勝点1を獲得し、2位ドルトムントとの勝点差5ポイントを維持することに成功した。

スターティングメンバー

 両監督ともに3日前のブンデスリーガの試合からほぼ半数のメンバーを変更してきた。ペップ・グアルディオラは、ローテーションでフィリップ・ラーム、ヨスア・キミッヒ、ダグラス・コスタ、シャビ・アロンソ、トーマス・ミュラーの5名を先発起用し、代わりにラフィーニャ、メディ・ベナティア、キングスレイ・コマン、チアゴ、フランク・リベリーがベンチスタート。ボルシア・ドルトムントサイドは、6人の変更があり、マッツ・フンメルス、ピエール=エメリク・オーバメヤン、イルカイ・ギュンドアン、ユリアン・ヴァイグル、エリック・ドゥルムのみが連続でスターティングメンバーに名を連ねた。

 バイエルンは4-2-3-1を採用。アロンソとビダルが守備的MFを務め、その後ろのセンターバック2枚はキミッヒとダヴィド・アラバが務めた。ドルトムントのフォーメーションは5-2-2-1。

試合経過

 立ち上がりから火花の散る激しい攻防が繰り広げられる。同じくポゼッションを試み、球際で厳しいチェックをしてくるドルトムント相手に、バイエルンはいつものようにボール支配率を高められない。だが、それでも5分、10分とコスタからチャンスを演出する。一方のドルトムントは11分、オーバメヤンを走らせ危険なカウンターを仕掛けてくる。

 前半も半分が過ぎる頃、お互いに一度ずつビッグチャンスを作り出す。特に28分のバイエルンのカウンターは、前半で最大の決定機となったが、コスタがGKビュルキとの1対1を決め損ね、0-0の状態が続く。そこからはしばらく中盤での攻防が続き、前半終盤に差し掛かると、徐々にバイエルンが勢いを増し、シュートチャンスを作り出すが、ネットを揺らすには至らずハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると、明らかにバイエルンのボールを持つ時間が長くなる。最初のチャンスこそドルトムントに訪れたが、それからは55分にロッベンとビダルがシュートまで持ち込み、どんどん押し込んでいく。64分にもコーナー後の混戦からビダルが強烈なボレーを放つが、バーに嫌われる。

 後半の半分が過ぎてもバイエルンがペースを握り、ドルトムントのチャンスは66分のオーバメヤンのシュートに留まる。その後72分にもう一度バイエルンが決定機を得るが、そこからはお互いにこれと言ったチャンスがなく、引き分けのムードが漂い始める。終盤には途中出場のラモスがフリーでシュートチャンスを得るが、それも枠を捉えることはなく、最終的に0-0のまま試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

前半ハイライト:

5分:コスタの鋭いクロスをGKビュルキがパンチング。こぼれ球をミュラーがダイレクトで狙うが、バーの上へ。
10分:コスタが左サイドでボールを持ち、中央へドリブル。そのまま右足を振り抜くが、枠を捉えられない。
11分:ドルトムントのカウンター。裏のスペースへ走るオーバメヤンが、スピードでキミッヒを置き去りにする。しかし、シュートはノイアーが弾き出してピンチを切り抜けた。
18分:コスタが左から鋭いクロスを放り込む。そこへビダルが飛び込むが、足にジャストミートできない。
19分:右サイドを崩しにかかるドルトムント。エリア内でパスを受けたドゥルムが華麗なターンからニアポストにシュートを放つが、枠外へ。
27分:右サイドからオーバメヤンがアーリークロスを入れる。そこにロイスが走りこむが、キミッヒがトラップの瞬間にクリア。
28分:バイエルンのカウンター。ロッベンのスルーパスにコスタが反応。完全にフリーでキーパーと1対1になるが、GKビュルキの好守に阻まれる。
32分:ラームのパスを受けたレヴァンドフスキが、エリア際中央からボレーシュートを試みるも、ディフェンダーの足に当たり枠外へ。
42分:ロッベンが右サイド遠目から得意のコースを左足で狙うが、ビュルキがキャッチ。
43分:またしてもロッベン! 今度はドリブルからニアポストを狙うが、ポストのわずか右に逸れる。

後半ハイライト:

51分:裏へ抜け出したオーバメヤンがシュートへ。ノイアーがセーブ。
55分:エリア外中央でロッベンがフィニッシュまで持ち込むも、枠を捉えられない。
55分:右サイドからのファーサイドへのクロスにビダルが頭で合わせる。しかし、ポストのわずか右。
59分:アロンソのスルーパスに反応したロッベンが、スピードに乗ったままシュートするが、バーの上へ。
64分:左コーナーのこぼれ球をビダルが強烈ボレー。しかし、GKビュルキの手に当たったボールはその後クロスバーを叩いた。
66分:フンメルスが前線にロングボールを入れると、ロイスが頭で落とし、オーバメヤンがフィニッシュへ。しかし枠外へ。
72分:ビダルが深い位置でボール奪取すると、コスタが拾って横パスを出す。そこへロッベンがダイレクトで狙うが、バーの上。
88分:右サイドからのオーバメヤンのクロスにラモスがフリーで合わせるが、ポストの左。