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ヴィセンテ・カルデロンでの試合は0-1

FCB、準決勝1stレグはアトレティコに惜敗

 決勝進出の夢はまだ潰えていない。FCバイエルンは水曜日夜、アウェイで行われたチャンピオンズリーグ準決勝1stレグで、アトレティコ・マドリードに0-1(0-1)で敗北した。しかし来週火曜日にホームのアリアンツ・アレーナで行われる2ndレグの結果次第で、決勝に進むことは可能だ。

 エスタディオ・ヴィセンテ・カルデロンを訪れた52,851人の観客は、試合序盤に見事なパフォーマンスを出し、それにふさわしくサウール・ニゲスのゴール(11分)によって先制したアトレティコに魅了された。対するバイエルンは前半、不精確なプレーで全くチャンスを作り出すことができない。後半に入ると明らかにプレーの質が上がったFCBだが、ダヴィド・アラバのシュート(55分)はクロスバーに直撃するなど、貴重なアウェイゴールを奪うことは叶わなかった。アトレティコも終盤にカウンター攻撃から追加点のチャンスを得たが、フェルナンド・トーレスのシュート(75分)はポストに直撃し、得点には繋がらなかった。

スターティングメンバー

 ペップ・グアルディオラはスターティングメンバーの決定に際し、再びいくつかのサプライズを用意していた。まずはトーマス・ミュラーとフランク・リベリーがベンチスタートとなった。同監督がチームを全体的に守備よりの編成にし、前線にロベルト・レヴァンドフスキ、ダグラス・コスタ、キングスレイ・コマンの3人を配置すると決めたためだ。この3選手の後ろで中盤を務めたのはチアゴ、アルトゥーロ・ビダル、シャビ・アロンソだ。

 守備陣において最も関心が集まっていたのはジェローム・ボアテングが復帰するか否かだが、それについてグアルディオラは否と答えた。マドリードに同行していた同CBだが、実際にメンバー入りすることはなかった。マヌエル・ノイアーの前で4バックを形成したのはフィリップ・ラーム、ハヴィ・マルティネス、アラバ、そしてフアン・ベルナトだ。

 対するアトレティコでは、負傷のため守備リーダーのディエゴ・ゴディンが欠場し、その代役を若手のホセ・マリア・ヒメネスが務めた。これに加え、ディエゴ・シメオネはバルサとの準々決勝2ndレグのメンバーから、更に2人を入れ替えてきた。ステファン・サヴィッチがルカ・エルナンデスに代わって2人目のCBとしてチームに加わり、出場停止処分の解けたトーレスがヤニク=フェレイラ・カラスコに代わりスーパースターのアントワーヌ・グリーズマンと共に2トップとして先発復帰した。

試合経過

 5万人以上のファンの熱い視線に見守られ、アトレティコは素晴らしいスタートを切る。球際では信じられないほど攻撃的で、素早く、ひたむきに前に向かって攻める。特に中盤、1対1の場面で多く競り勝つアトレティコは多くのチャンスを生み出し、バイエルンのゴールを脅かす。そして開始からわずか11分、サウール・ニゲスが見事な独走をパーフェクトな形で得点に繋げ、バイエルンは失点を喫してしまう。

 そこから約20分後、バイエルンがようやく試合の主導権を奪う。パスが良く回るようになり、アトレティコにチャンスを与えることも少なくなる。しかしバイエルン自身も決定機を手にすることができず、より得点に近いのはアトレティコの方だ。30分にはグリーズマンに2-0とするビッグチャンスが訪れるも、幸運にもノイアーが素晴らしい反応でセーブする。更にハーフタイム直前(44分)にもFCBに危機が訪れるが、マルティネスがブロックし、事なきを得た。前半はこのまま終了し、バイエルンは70%以上と高いボール保持率にも関わらずわずかなチャンスしか演出できず、アトレティコが順当に1点のリードを守って折り返しとなった。

 しかし後半に入ると、バイエルンのシュート数は明らかに増し、アトレティコのペナルティーエリア付近でのシーンが多くなる。それでも前半と同様、バイエルンのパフォーマンスからゴールが生まれることはない。アラバのシュート(55分)はクロスバーの下側に直撃し、フリーで放ったマルティネスのヘディングシュート(56分)は勢いが足りずにGKに止められてしまう。そして75分、アトレティコがカウンターを仕掛け、FCBにピンチが訪れる。しかしトーレスのシュートはポスト直撃に終わり、FCBのファンはほっと一息をつくことになった。試合はこのまま1-0で終了した。順当なアトレティコのホーム戦勝利といえるものの、もう少しで引き分けになりそうな惜しい試合だった。

前半ハイライト

4分:アトレティコに最初のシュートチャンス。サウール・ニゲスが左足で遠目から狙うが、ノイアーがゴール中央に飛んだボールを確実にキャッチ。
11分:サウールが右からドリブルで中央に切り込み、FCB守備陣のほとんど全員をかわして左足を振り抜く。ボールはファーサイドのポストに当たって角度を変え、ゴール内側に飛んでネットを揺らした。
12分:FCBに最初のチャンス。右サイドからのクロスにビダルが頭で合わせるが、ゴールラインぎりぎりでDFに頭でクリアされる。
17分:アラバが遠目から狙うが、3mほど右に外れる。
25分:バイエルンが右サイドでFK獲得。コスタが左足で直接狙うが、ゴールネット外側に当たる。
30分:グリーズマンが速攻、しかしノイアーが右足でセーブ。
34分:バイエルンのカウンター。コマンが右サイドを上がるが、躊躇しているうちにアトレティコの守備陣に追いつかれてしまう。最終的に同選手のグラウンダーのクロスはGKオブラクがキャッチ。
38分:バイエルンFK。右サイドからチアゴが中央ゴール前のレヴァンドフスキにクロスを挙げるが、同選手よりも早くオブラクがキャッチ。
44分:サウールが左サイドからクロスを上げ、同サイドのコケがニアポストを狙う。しかしマルティネスがゴール寸前でクリア。

後半ハイライト

47分:バイエルン右CK。アロンソの蹴ったボールは何人かを経由し、最終的にコマンが頭で合わせたが左ポストの脇へ。
55分:アラバが30m手前から左足でシュート放つが、惜しくもボールはクロスバー下側に直撃。
56分:コスタが左CK、マルティネスが頭で合わせたがGKオブラクがキャッチ。
70分:右サイドのセンターライン付近からラームが素晴らしいクロスを上げる。走りこんだコスタがシュートするが、わずかにクロスバーを越える。
73分:エリア手前からビダルがシュートするが、オブラクがナイスセーブ。
75分:危なく2-0となりそうな場面だった。アトレティコがカウンターを仕掛け、FCB守備陣をかわしたトーレスがやや右からシュート!しかしこれは左ポストに直撃し、さらにこぼれ球を拾った中央からのシュートはノイアーが正面でキャッチ。
80分:アラバがやや左でフィニッシュに持ち込むが、わずかにクロスバーの上。