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ビダルとミュラーがゴール

2-0! アンチェロッティ体制のFCBが最初のタイトル獲得

 カルロ・アンチェロッティが、バイエルンの監督として迎える初めて公式戦を勝利で飾り、しかもタイトルを獲得した。バイエルン・ミュンヘンは14日(日)の晩、昨年リーグ2位のボルシア・ドルトムントとアウェイでスーパーカップ決勝戦を行い、2-0(0-0)で勝利した。81,360人の観客が集まったジグナル・イドゥナ・パルクでは、アルトゥーロ・ビダル(58分)とトーマス・ミュラー(79分)がゴールを決めた。

 ブンデスリーガ開幕の2週間前の開催となったこの頂上決戦では、ドルトムントが非常にアグレッシブなハイプレスを仕掛けてきた。だが、マヌエル・ノイアーを中心に集中した守備で相手の攻撃陣を抑え、後半に少ないチャンスをしっかりものにしたバイエルンが勝者としてピッチを去った。

スターティングメンバー

 アンチェロッティはこの日、新加入のマッツ・フンメルスを先発起用した。元ドルトムント所属の同選手は、本来バイエルンのユース出身で、バイエルンの一員として公式戦に出場するのは2007年ぶりとなる。その他、一週間前にチームに合流した選手の中では、マヌエル・ノイアー、トーマス・ミュラー、ロベルト・レヴァンドフスキの3名が先発出場を果たした。

 一方、アリエン・ロッベン、ダグラス・コスタ、レナト・サンチェス、ドイツの年間最優秀選手に輝いたばかりのジェローム・ボアテング(全員リハビリ中)、そしてホルガー・バドシュトゥーバー(温存)は欠場。システムは4-3-3が採用された。

 ドルトムントサイド(4-2-3-1)にも、3名の新加入選手が先発出場を飾った。マルク・バルトラ、ウスマン・デンベレ、元バイエルンのセバスティアン・ローデの3名だ。マリオ・ゲッツェとアンドレ・シュールレもメンバー入りしたが、ベンチスタートとなった。

試合経過

 両チームともに試合開始のホイッスルと同時にエンジン全快でハイプレスをかける。数分が経過すると試合はやや落ち着くが、それでもフィールド全体で激しい球際の攻防が繰り広げられる。前半も半分が過ぎても、香川に1回、オーバメヤンに2回とドルトムントのみがチャンスを作り出し、バイエルンはなかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。

 驚くことに、35分が過ぎてもほとんどバイエルンがシュートシーンを作れない。32分、33分、35分にはラモスとデンベレに立て続けに決定機を演出される。すると37分、ビダルが初めてシュートらしいシュートを放つと、その1分後にはこの日最大の得点チャンスを作り出す。しかし、ビダルがゴール前至近距離でボレーを外し、0-0のまま試合を折り返した。

 後半も立ち上がりはドルトムントがより多くのチャンスを演出する。50分と57分に危険なシュートを放たれるが、ノイアーとディフェンダーの必死の守備で何とかピンチを切り抜ける。すると58分、ついに試合が動く。バイエルンの速攻が炸裂し、ビダルがネットを揺らした。

 そのまま時間が経過していくと、徐々にドルトムントのハイプレスの勢いも落ちてくる。ボール支配率こそあまり変わらなかったが、試合の主導権を握っているのはバイエルンだった。お互いになかなかチャンスを作れない時間が続いたが、79分にはコーナーからミュラーが押し込み、バイエルンがリードを広げる。その後86分に一度キミッヒがシュートチャンスを得るが、枠外。最終的に2点のリードを守りきったバイエルンが今シーズン最初のタイトルを獲得した。

前半ハイライト:

6分:真ん中の小さなスペースで後方からパスを受けた香川が、反転からボレーシュート。しかしポストの左。
8分:またしてもドルトムントにビッグチャンス。最終ラインから裏へのロングボールが通り、オーバメヤンがフィニッシュへ持ち込むが、間一髪マルティネスが追いつき、コーナーへ逃れた。
11分:中盤からのFKを得たドルトムントが、ゴール前に放り込む。それをオーバメヤンがワントラップから試みるが、バーの上。
32分:裏へのスルーパスに抜け出したデンベレが、難しいボールを落ち着いてトラップしシュート。しかしGKノイアーがファインセーブ。
33分:右クロスのこぼれ球をエリア内左でデンベレが拾うと、そのまま中へ切り込みシュート。しかしこれは枠の外。
35分:今度はラモスが至近距離からフィニッシュへ。しかし、またしてもノイアーが立ちはだかった。
37分:コーナーのこぼれ球をビダルが遠めから狙う。しかし、ポスト右。
38分:右サイドの裏へ抜けたマルティネスが、ファーポストでフリーで待つビダルへピンポイントクロスを入れる。ビダルのヘッドは一度GKビュルキに防がれるが、目の前にこぼれたボールをもう一度シュート。しかし、これを大きくバーの上へ外してしまう。

後半ハイライト:

50分:パスラックがエリア際中央でこぼれ球を拾うと右足を振り抜くが、GKノイアーがパンチングで弾き出す。
57分:デンベレが中央を個人技で切り裂き、左足でフィニッシュへ。バイエルンディフェンダーの足に当たって方向を変えたボールはポスト右に外れた。
58分:ゴーーール! バイエルンのカウンター一閃。レヴァンドフスキのクロスにミュラーが中央で潰れ役となり、ファーへ走り込んだビダルがダイレクトでシュート。一度はGKビュルキに防がれるが、目の前にこぼれたボールを押し込んで1-0!
79分:追加点! 右コーナーからフンメルスが中央でヘッド。ミュラーがキーパーの前に飛び出し、フンメルスのシュートを流し込んだ。2-0!

86分:右サイドから中央エリア際でパスを受けたキミッヒがシュートを試みるが、枠を捉えきれず。