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ロッベンとキミッヒが得点

FCB、フランクフルト戦は引き分け

 FCバイエルンは10月15日(土)の午後、アイントラハト・フランクフルトとアウェイで対戦し、2-2(1-1)の引き分けという結果に甘んじることになった。完売のコメルツバンク・アレーナの51,500人の観客の前で、FCBはアリエン・ロッベン(10分)とヨスア・キミッヒ(62分)により2度にわたってリードを奪う。しかしホストのフランクフルトは、サボルチ・フスティ(43分)とマルコ・ファビアンの得点でその都度同点に追いつく。そのフスティは65分に累積警告で退場となるが、バイエルンは数的有利にもかかわらず、その後更なる追加点を挙げることはできなかった。

 第7節終了後も、FCバイエルンがブンデスリーガの首位であることは変わらない。順位2位の1. FCケルンとの勝点差は2ポイントだ。

スターティングメンバー

 代表ウィークは終わったが、カルロ・アンチェロッティはフランクフルト戦で多くの選手の起用を諦めなければならなかった。フランク・リベリー(筋肉の問題)とダグラス・コスタ(基礎トレ)に加え、ロベルト・レヴァンドフスキ(ベンチ)とアルトゥーロ・ビダル、そしてフアン・ベルナト(両選手ともメンバー外)には休養が与えられた。その結果、ジェローム・ボアテングとマッツ・フンメルスの2人のCBがバイエルンの公式戦で初めて共に先発出場することとなった。また今節では、8ヶ月欠場の続いたホルガー・バドシュトゥーバーも、負傷後はじめて再びメンバーに入った。

 前節ケルン戦(1-1)に比べ、5人の選手を変更して今節フランクフルト戦に臨んだバイエルン。レヴァンドフスキ、レナト・サンチェス、ラフィーニャ、ベルナト、ハヴィ・マルティネスに代わって先発入りしたのは、チアゴ、ボアテング、フィリップ・ラーム、トーマス・ミュラー、ダヴィド・アラバだ。対するフランクフルトは、前節からの変更点は2点のみ。この日が誕生日だった監督ニコ・コヴァチはハリス・セフェロヴィッチと長谷部誠(両選手ともベンチ)に代わり、アンテ・レビッチとマイケル・ヘクターを先発起用した。

試合経過

 「難しい」試合になると予期していたアンチェロッティだが、実際その通りとなった。フランクフルトは5バック(時には4バック)で守りを固め、アグレッシブに対人戦を仕掛け、自信に満ちたプレーでバイエルンゴールに迫る。だが冷静なバイエルンは、そのフランクフルトの攻勢に結果をもって応える。バイエルンは試合開始から10分、ロッベンのゴールで先制点を奪ったのだ。

 しかし、現在リーグ8位のフランクフルトはリードを奪われても落ち着きを失わない。15分にはあわや同点というシーンが生まれるも、ポストとフンメルスのおかげでFCBのリードが保たれる。ホストのフランクフルトは時間経過と共に勇敢さを増し、積極性の足りないバイエルンがカバーしていなかったスペースを上手く活かす。そうしてチャンスを作り出すフランクフルトは、アレクサンダー・マイヤー(33分、35分)のシュートは得点に繋がらなかったものの、フスティ(43)の同点弾で前半を1-1の引き分けに終えた。バイエルンは前半、コマン(40分)以外は特筆すべき好機を得られなかった。

 アンチェロッティは後半、シャビ・アロンソに代わってサンチェスをピッチに投入する。バイエルンは前半よりも積極的なプレーを見せ、対戦相手のゴールに向かってプレッシャーを強めていく。チャンスも多くなるが、中でも惜しかったのはコマンで、54分のシュートはポスト直撃に終わり、62分は相手GK のフラデツキーに阻まれてネットを揺らすことはできなかった。だがその直後のコーナーキックから、まさに正しいポジションをとっていたキミッヒ(62分)が追加点を挙げ、バイエルンが改めてリードを奪う。

 その後は累積警告によるフスティの退場(65分)もあり、バイエルンの勝利は約束されたかのように思われた。しかし、フランクフルトは数的不利に陥っても諦めることなく、情熱を持って果敢に攻め続ける。そして78分、バイエルンはファビアン(78分)に追加点を許し、ふたたび同点とされてしまう。本来はオフサイドであったが、主審のダンケルトが見落とし、得点となった。

 そこから試合終了の笛が鳴るまで、バイエルンは怒涛の勢いでフランクフルトのゴールに向かい続ける。87分にはレヴァンドフスキがヘディングシュートを放つも、わずか数cm逸れて枠外となる。しかし最終的にバイエルンの猛攻が実を結ぶことはなく、試合は2-2の引き分けのまま幕を閉じた。

前半ハイライト

6分:右サイド鋭角からチャンドラーがクロス、エリア内中央でレビッチが頭で合わせるが、ノイアーが正面でキャッチ。
10分:左サイドのアラバが中央のアリエン・ロッベンにパス。ロッベンが左の鋭角から、バジェホの足の間を通してファーサイドにグラウンダーのシュートを決めた。1-0!
15分:フランクフルトに同点のビッグチャンス! オツィプカのクロスを受けたチャンドラーがボレーシュートを放つも、ボールは左ポストに直撃して跳ね返る。こぼれ球から更にファビアンがヘディングシュートを放つも、フンメルスがクリア。
22分:レビッチが22m手前からゴールを狙うも、大きくクロスバーを越える。
27分:アロンソのコーナーに中央でフリーだったフンメルスが頭で合わせるも、ボールの芯を捉えられず。右ポスト前にいたミュラーが足をのばして押し込もうとしたが、あと少しのところで間に合わなかった。
33分:オツィプカのクロスを逆サイドのチャンドラーが頭で合わせて中央に折り返す。それを受けたマイヤーがゴール目の前からヘディングシュートを放つも、ノイアーがセーブ。
35分:チャンドラーが右からクロスを上げ、再びゴール前でフリーだったマイヤーがヘディングシュート。しかしこれは枠外。
40分:ロングパスを受けたコマンが対戦相手をかわし、ゴール18m手前からフィニッシュに持ち込むが、ボールはゴールのわずか右上に飛び、枠外。
43分:フランクフルト同点。オツィプカのクロスをボアテングがクリア、しかしボールはバイエルンのPA内にいたフスティのちょうど足元に。同選手がそのままやや左からシュートを放つと、ボールはノイアーに止められることなく、ゴール右下に決まった。1-1!

後半ハイライト

46分:キミッヒがゴール18m手前からシュートを放つが、枠外。
54分:ロッベン、キミッヒと繋ぎ、最後はコマンがエリア内左からシュートするも、左ポスト直撃。
59分:ロッベンが左サイドからロングシュートを放つが、GKフラデツキーがクリア。
62分:バイエルンのコーナーキック後、フンメルスがゴール16m手前から前方へパス。そのボールをやや左にいたキミッヒがゴール7m前からファーサイドに押し込み、バイエルンに追加点をもたらした! 1-2!
65分:フスティにこの日2枚目のイエローカード! サンチェスと小競り合いの結果、一足先にピッチを去ることになる。
73分:バイエルンの速攻。ミュラーが左サイドから中央にクロス、しかしゴール前のレヴァンドフスキは合わせることができなかった。
76分:ファビアンのフリーキックはクロスバーの上へ。
78分:フリーのチャンドラーが右サイド鋭角から逆サイドにクロス。ファビアンが胸で押し込み、2-2! しかし本来ならオフサイドと判定されるべきだった。
81分:チャンドラーが絶妙なクロス、しかしタラシャイのボレーシュートは枠外。
87分:ボアテングのクロスにレヴァンドフスキが頭で合わせるも、わずか数cm足りずに惜しくも枠外。
88分:サンチェスが25m手前から直接狙うも、フラデツキーが問題なくキャッチ。

 

アイントラハト・フランクフルト vs. FCバイエルン 2-2(1-1)

SGE

フラデツキー – チャンドラー、アブラアム、ヘクター(70分タラシャイ)、バジェホ、オツィプカ – ファビアン、フスティ、マスカレル、レビッチ(67分長谷部)– マイヤー(77分フルゴタ)

控え リンドナー、セフェロヴィッチ、ガチノヴィッチ、タワタ

FCB

ノイアー – ラーム、ボアテング、フンメルス、アラバ – キミッヒ、アロンソ(46分サンチェス)、チアゴ – ロッベン(76分ラフィーニャ)、ミュラー、コマン(66分レヴァンドフスキ)

控え ウルライヒ、F. ゲッツェ、バドシュトゥーバー、グリーン
主審 バスティアン・ダンケルト(ロストック)
観客数 51,500人(完売)
ゴール 0-1ロッベン(10分)、1-1フスティ(43分)、1-2キミッヒ(62分)、2-2ファビアン(78分)
イエローカード

ヘクター、フスティ、チャンドラー、フラデツキー / アロンソ、フンメルス、サンチェス、ラーム

累積警告 フスティ(65分)