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2-3

バイエルン、ロストフとの寒中試合に敗れる

 FCバイエルンは11月23日(水)、アウェイでFCロストフとチャンピオンズリーグ・グループ予選第5節を戦い、2-3(前半:1-1)で敗れた。これにより、グループDでバイエルンが首位通過する可能性が限りなく小さくなった。1位突破ができるのは、同日の遅い時間帯に行われる予選で、アトレティコ・マドリードがPSVアイントホーフェンに負け、さらに12月6日にホームで迎え撃つ第6節でバイエルンがアトレティコとの直接対決を制したときのみ。しかし、決勝トーナメント進出の切符はもう試合前から獲得している。

 15.211人が集まったオリンプ-2スタジアムでバイエルンは、極寒のなか熱く燃える対戦相手と激しい一戦を繰り広げた。バイエルンサイドはダグラス・コスタ(36分)とフアン・ベルナト(52分)がネットを揺らし、クラブ史上CL初勝利を飾ったロストフはサルダル・アズモン(44分)、ドミトリ・ポロズ(49分/ PK)、クリスティアン・ノボア(68分)がゴールを挙げた。

スターティングメンバー:

 敵地で戦ったドルトムントとのブンデスリーガ戦から4日後、カルロ・アンチェロッティは4-3-3システムを採用し、さらに6人の先発メンバーをローテーションしてきた。変わらず先発出場を果たしたのはフィリップ・ラーム(MF)、ジェローム・ボアテング、チアゴ、フランク・リベリー、ロベルト・レヴァンドフスキ。そして、スヴェン・ウルライヒ、ホルガー・バドシュトゥーバー、レナト・サンチェス、フアン・ベルナト、ラフィーニャ、ダグラス・コスタ。代わりにマヌエル・ノイアー(負傷)、トーマス・ミュラー、ダヴィド・アラバ、シャビ・アロンソ、マッツ・フンメルスが欠場した。

 ウルライヒがGKとして今季初出場を果たし、バドシュトゥーバーが約1年ぶり(前回の出場が2015年11月24日)にCL復帰。また、サンチェスがバイエルンの選手として初めてCL先発出場を飾った。

 一方、ロストフの先発メンバーはバイエルンとは異なり、大きな変化が見られなかった。イヴァン・ダニリアンツ監督は、0-0で引き分けた前節(金)のルビン・クザン戦、さらに1-2で惜敗した前節のアトレティコとのCL戦と同じメンバーを起用した。

試合経過:

 立ち上がりからゲームを支配しにかかるバイエルンは、引いて守るロストフ相手にパスを回しながら守備の綻びを探す。しかし、人数をかけてのコンパクトな守備を維持され、なかなかシュートまで持ち込めない。逆に9分には一瞬の隙を突かれ、ナヴァスとエロヒンにビッグチャンスを演出される。

 しかし、そのシーンのあとは再びバイエルンがボールをキープしながら、バイタルエリア付近でチャンスを窺う時間が続く。なかなか崩しきれず、無理やりシュートに持ち込むが、ディフェンダーに当たるなどして危険なチャンスにはならない。

 カウンターを狙うロストフ相手に緊迫した状況が続くが、36分に試合が動く。サンチェスの個人技が起点となり、最後はコスタがこぼれ球を豪快に押し込んでネットを揺らした。ところが44分、押し込んでいたバイエルンがパスミスからカウンターを受けると、そのワンチャンスをアズモンにものにされ、同点で試合を折り返した。

 前半とは打って変わり、後半はいきなり試合が動く。49分、エリア内への進入を許すと、ボアテングがファール。PKの判定が下され、それをポロズに落ち着いて決められる。逆転されたバイエルンは再び攻勢に出て、その2分後に同点弾を決める。左サイドでサンチェスとリベリーがボールを繋ぎ、最後はベルナトが豪快にネットを揺らした。

 そのあとゲームは一旦落ち着きを見せたが66分、危険な位置でフリーキックを与えると、それをノボアに決められてしまう。逆転を許したバイエルンは、試合終盤まで人数をかけてゴールを狙いにいくが、最後までロストフの堅守を崩すことができず、試合は3-2で終了した。

前半ハイライト:

7分:右サイドでコスタがボールを受けると、そのままミドルを狙う。しかしGKジャナエフがしっかりキャッチ。
9分:ロストフにビッグチャンス。ナヴァスが前線へロングボールを入れると、それをエリア外中央でエロヒンがフリーで受ける。GKウルライヒが飛び出すが、エロヒンが先にヘディングシュート。ボールは無人のゴールに吸い込まれるかと思われたが、フンメルスがクリア。
22分:右コーナーにバドシュトゥーバーがヘディングシュート。枠へ飛んだが、ジャナエフがセーブ。
25分:サンチェスがエリア外左からミドルシュート。GKジャエナフが弾き出す。
32分:コスタが右サイドから中へ切り込み左足一閃、強烈なシュートを放つが、バーのわずか上へ外れる。
34分:ロストフのカウンター。ボール奪取から裏へ抜け出したアズモンがキーパーと1対1を迎えるが、GKウルライヒが素早く飛び出しセーブ。
36分:ゴーーール! 左サイドエリア内をサンチェスが個人技で切り崩す。角度のないところからシュート性のパスを入れると、それが逆サイドへこぼれる。そこへコスタが詰め、豪快にネットを揺らした。
44分:同点。パスミスからカウンターを許すバイエルン。アズモンが裏へ抜け出し、シュートフェイントでボアテングをかわすと、落ち着いてゴール右隅に流し込んだ。

後半ハイライト:

47分:ラームにビッグチャンス! リベリーからのドンぴしゃりのクロスに5mの距離でヘディングシュート。しかしポストの右に逸れる。
48分:ノボアがエリア内でドリブルを仕掛けると、ボアテングが倒してPKを献上。
49分:PKのキッカーを務めるポロズがウルライヒの逆を突きネットを揺らす。2-1
52
分:左サイドでサンチェスからリベリーへと繋がり、最後はベルナトが至近距離からゴール左隅に突き刺し同点!
54分:連係プレーからアズモンが抜け出すが、GKウルライヒが飛び出してクリア。
66分:ノボアの直接フリーキックが、壁の上を越えゴール右隅に吸い込まれた。3-2。
78分:ベルナトのピンポイントクロスにゴール前でミュラーが頭で合わせるが、GKジャナエフ正面。
84分:ラフィーニャが浅い位置からセンタリングを入れる。それをミュラーがヘッドで狙うがポスト左に外れる。
90分:攻め込むバイエルン。リベリーが落としたボールをエリア外中央からチアゴが狙う。GKジャナエフが弾いたところをリベリーが詰めるが、枠を捉えられない。
90+4分:ロストフ最後の攻撃。右サイドからのクロスをニアでグリゴリエフが反らし、エロヒンが放つが、バイエルンがコーナーに逃れる。

FCロストフ vs. FCバイエルン 3-2 (前半:1-1)
FCロストフ ジャナエフ - カラチェフ(87分テレンティエフ)、メブリャ、ナヴァス、グラナト、クトリャショフ – エロヒン、ガツカン、ノボア - アズモン(82分グリゴリエフ)、ポロズ(90+1分エザトラヒ)
控え メドベージェフ - ドゥンビア、バイラミアン、プレペリツァ
FCバイエルン ウルライヒ - ラフィーニャ、ボアテング(58分フンメルス)、バドシュトゥーバー、ベルナト - ラーム、チアゴ、サンチェス(73分ミュラー) - コスタ、レヴァンドフスキ、リベリー
控え シュタルケ - アロンソ、アラバ、キミッヒ、グリーン
主審 アルトゥール・ディアス(ポルトガル)
観客数 15.211人
ゴール 0-1 コスタ(36分)、1-1 アズモン(44分)、2-1 ポロズ(49分/ PK)、2-2 ベルナト(52分)、3-2 ノボア(66分)
イエローカード グラナト、ガツカン / ボアテング

 

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