presented by
Menu
イェーナでカップ戦ラウンド1

FCB、8人抜きでカップ初戦へ

 バイエルンのDFBポカール初戦は、カルロ・アンチェロッティにとって過去へのタイムトラベルとなる。1980年10月、当時ASローマに所属していたアンチェロッティは、ヨーロッパカップでFCカール・ツァイス・イェーナと対戦。ローマが1stレグを3-0で制し、誰もがローマの進出を確信したが、2ndレグをホームで迎えたイェーナが、4-0の劇的勝利を収め、次のラウンドに駒を進めた。

 FCバイエルンの監督は、金曜日の現地時間20時45分(日本時間翌日3時45分)にカップ初戦を戦うイェーナへと歩を進める前日の木曜日、「キャリアの中には敗戦がある。それらは忘れられないものだ。だが、36年後にその土地へ戻れて嬉しい」と、過去へのタイムトラベルについて心境を語った。

 そして、これまでイタリア、イングランド、スペインでカップ戦のタイトルを手にしてきたこの男は、「カップ戦は、どこの国でもサプライズが起きて良い。ビッグクラブも常に気をつけなければならないのは分かっている。我々が本命だが、用心しなければならない。集中して臨まなければならない。我々にとっても、明日は重要な試合だ」と、慎重な姿勢を覗かせた。

チアゴとアロンソも不在

 しかし、アンチェロッティは初戦から8名のプレーヤーを欠くことになる。ジェローム・ボアテング、アリエン・ロッベン、ダグラス・コスタ、ホルガー・バドシュトゥーバー、レナト・サンチェス、キングスレイ・コマンは今まで通り離脱が続き、そこへさらにチアゴとシャビ・アロンソが故障者リストに加わった。このスペイン人2名は、2-0で勝利したスーパーカップ決勝のボルシア・ドルトムント戦で軽傷を負っている。ただし、これについてアンチェロッティが、「問題はない。ただし、明日はプレーしない」と報告した。

 一方、対戦相手のイェーナサイドは、「鳥肌ものの試合」(マルク・ツィマーマン監督)に欠場者等の心配なしで臨むことができる。しかも同チームは、レギオナルリーガ北東部でここまでまだ無敗をキープし(4戦4勝8ゴール)、最高のスタートダッシュを切っている。そしてバイエルンとの一戦を見据えツィマーマンは、「バイエルンを恐れてはいない。むしろその真逆で、この大きな挑戦を楽しみにしている」と意気込みを述べた。

 主将フィリップ・ラームは、「イェーナの人たちは、どんな試合になるか分かっている。FCバイエルンが初戦の相手なんて素晴らしいことではないか。イェーナの誰もが喜んでいると私は思う」とコメント。確かに、4部所属のチームにとっては、ブンデスリーガ1部王者との対戦が年間を通して最高にして最大の試合になるはずだ。だからと言って、ラームに勝利を譲るつもりはない。「ここ数年、カップ戦の初戦を良い形で勝利してきたと思う。ゲームをコントロールし、相手にあまりチャンスを与えず、前線はしっかりとゴールを決めていた」と続けた。